見出し画像

たがために【短歌三首】


たがために咲くや、と嵐の吹き荒ぶ
五劫ごこうの擦り切れ須臾しゅゆ剣戟けんげき

ただ詠めりただ在るわれのただなかに
透きたる蓮華たがためでなく



目的も承認も超えて──
ただ咲き、ただ在る。
自分のためでも、他者のためでもなく生きる。
嵐をくぐった先に見えた、問いを超えたありよう。

花が咲くのは、花のためでもなく、虫のためでもない。
ただ自然の中で、調和の一環として咲いている。

星が輝くのは、誰かのためでもなく、自らの栄光のためでもない。
ただ宇宙の摂理の中で、燃えているのだ──。



最近は僕自身、「ただ在る(その場で回る)」に拍車がかかっている感じがします。
生きる意味、目的とかそんなややこしいこと知ったこっちゃない、と。

ほっとけ、ほっとけ(仏、仏)。
もっとミニマルにミニマルに。今、目の前のことだけを。


単純に怠け者なだけなんですけどね。

ナマケモノさんをお手本にしています。

とりあえずはこの宇宙の一部として、ただ生きているという感じ。
流れのままに。もう、全自動で。

起こってることを楽しむだけです。

──お待たせしました、三首目。

ただ在るに拍車かかりてまはりをり
くるくるくるり ゆゑなどなしに



(今回、以前詠んだこちら↑の歌へのセルフ返歌として新たに記事化しました)

いいなと思ったら応援しよう!