もし、わが子が学校で深く傷ついたら… 心を守るために、私たち親ができること
最近、大阪の高校で、男性教諭が女子生徒の髪を掴んで怪我をさせ、他の生徒による制止も聞かないまま「はにわルック」のズボンを脱がせるという、ニュースがありました。
「うちの子はまだ小さいから…」
「まさか、うちの子に限って…」
そう思っていても、心のどこかで「もし、自分の子がこんな目にあったら…」と不安を感じてしまうのが親心だと思います。
他人事とは思えないこのニュース。もし、大切なわが子が学校で先生から心ない扱いを受け、深く傷ついてしまったら…?
今日は、そんな「もしも」の時に、お子さんの心を壊さず、しっかりと守ってあげるために、私たち親ができる「心のケア」について、体罰を受けた後の子供のケアに関する学術研究結果を踏まえて、一緒に考えていきたいと思います。
「叩かれた」だけじゃない。目に見えない心の傷の深さ😢
ニュースのような出来事(ただし、報道されていない事実がある可能性は否定できません)は、「体罰」という言葉だけでは片付けられない、深刻な心の傷を残します。
想像してみてください。
「痛い!」という体の痛みと、「怖い!」という心臓が縮むような恐怖
みんなの前で辱められた、どうしようもない「恥ずかしさ」と「悔しさ」
守ってくれるはずの大人に裏切られた「不信感」
「自分が悪かったんだ…」と自分を責めてしまう気持ち
これらは、目に見えなくても、お子さんの心の一番やわらかい部分を深く、深く傷つけます。
特に、「自分はダメな人間なんだ」「大切にされない存在なんだ」と感じてしまうことは、これから成長していくお子さんの自信(自己肯定感)を根こそぎ奪ってしまう可能性すらあるのです。
今すぐできる!お家でできる「心の応急手当」🤝🏠
もし、お子さんが学校でツラい思いをして帰ってきたら… まず、パパやママができることがあります。それは、「ここは安全だよ」「あなたの絶対的な味方だよ」と伝え続けることです。
1. 安心できる「安全基地」をつくる
「お家にいれば大丈夫だよ」と優しく声をかけ、ぎゅーっと抱きしめてあげてください。
お子さんが一番落ち着ける場所(お気に入りのソファ、自分の部屋など)で、好きなことをして過ごせる時間を作ってあげましょう。
2. 子どもの気持ちを「まるごと」受け止める
「怖かったね」「悲しかったね」「悔しかったね」… お子さんが感じているだろう気持ちを言葉にして、寄り添ってあげましょう。
もし話してくれたら、「うんうん」と最後まで否定せずに聞いてあげてください。「話してくれてありがとう」と伝えることも大切です。
無理に聞き出そうとしたり、「そんなことぐらいで」と気持ちを軽く扱ったりするのは絶対にNGです。
3. 「あなたは悪くない」と伝え続ける
「先生のやり方が間違っていたんだよ」「あなたが傷つくのは当然だよ」「どんな理由があっても、あんなことされちゃいけないんだよ」と、繰り返し、繰り返し伝えてあげてください。
お子さんが「自分が校則を破ったから…」などと自分を責めている時は、特に丁寧に、根気強く伝えることが大切です。
4. スキンシップを大切に
言葉だけでなく、そばにいる、手を繋ぐ、背中をさする、抱きしめるといった温かい触れ合いは、言葉以上に「安心だよ」「愛しているよ」というメッセージを伝えてくれます。
「あれ?いつもと違うかも…」心のSOSサインを見逃さないで😥
ツラい経験をした後、お子さんの様子に変化が見られることがあります。これは「心が助けを求めているサイン」かもしれません。
急に怖がりになった、ささいなことでビクッとする
夜眠れない、悪夢を見る
急に怒りっぽくなった、逆に元気がなくボーッとしている
学校に行きたがらない、特定の場所や人を避ける
お腹が痛い、頭が痛いなど、体の不調を訴える
集中できない、好きだったことに興味を示さない
自分を傷つけるような言動がある
こんなサインが見られたら、「気のせいかな?」「そのうち治るかな?」と様子を見るだけでなく、「もしかしたら、あの時のことが影響しているのかも」と考えてみることが大切です。
一人で抱えないで。頼れる場所はたくさんあります✨
「うちの子、大丈夫かな…」
「どう接してあげたらいいんだろう…」
そんな風に悩んだら、絶対に一人で抱え込まないでくださいね。
学校の先生(担任、養護教諭など)
スクールカウンセラー
かかりつけの小児科医
地域の児童相談所や子育て支援センター
臨床心理士や児童精神科医などの専門家
相談することは、決して特別なことではありません。お子さんの心を回復させるための、とても大切な一歩です。専門家は、お子さんの心の状態に合わせて、遊びを取り入れたカウンセリング(プレイセラピー)や、トラウマを乗り越えるための心理療法(TF-CBTなど)で、親子をサポートしてくれます。
雨の後には、きっと虹が出る🌈 子どもの回復力を信じて
傷ついた心が元気になるには、時間がかかるかもしれません。すぐに笑顔が戻らなくても、焦らないでくださいね。
「良くなったり、ちょっと元気がなくなったり」を繰り返しながら、ゆっくり、ゆっくり回復していくものです。
子どもには、本来、困難を乗り越えて回復していく素晴らしい力(レジリエンス)が備わっています。
私たち親ができるのは、その力を信じて、
安心できる場所であり続けること
たっぷりの愛情を注ぎ続けること
焦らず、お子さんのペースに寄り添うこと
なのかなと思います。
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さいごに
大切なお子さんが傷つくのは、親として本当に耐え難いことです。もしもの時、この記事が、お子さんの心を守り、寄り添うためのヒントになれば幸いです。
そして、忘れないでくださいね。お子さんのことを一生懸命考えているママ・パパ自身も、本当に頑張っています。どうか、ご自身のことも大切にしてください。
一人で悩まず、周りの人や専門家の力を借りながら、一緒に子育て、乗り越えていきましょう😊
【おすすめの書籍のご紹介】
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