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【子育てと無駄な行動①】大人にとっての「無駄な時間」のすごい力

長女が2歳頃の話なので6年ほど前でしょうか。
ほんの一瞬、目を離した隙に、箱ティッシュが全部出されて、部屋中に雪のように舞っていたんです😥
犯人はもちろん、満面の笑みを浮かべた2歳の長女。

「こらー!」と叫びながらも、頭の中は「なんでこんなことするの?」「これって何の意味があるの?」でいっぱい。みなさんも、子どもの謎の行動に、思わず眉をひそめてしまった経験、ありませんか?

公園でひたすら石を並べ続けたり、お気に入りの絵本を毎日20回も「読んで!」と持ってきたり…。大人から見れば、非効率で、目的がなくて、まさに「時間の無駄」に思える行動の数々。

でも、もし、その「無駄」にこそ、子どもの未来を切り拓く、とんでもない力が隠されているとしたら…?


実は最近、世界中の専門家たちの研究で、驚くべき事実が明らかになってきたんです。


「楽しい!」が脳の配線を爆速でつなぐ!?

私たち大人の脳は、効率よく物事を進めようとしますよね。でも、子どもの脳は全く違う仕組みで動いているようなんです。

脳科学の研究では、新しいことを学ぶときに神経細胞同士がつながり(シナプス可塑性)、繰り返しによってその結びつきが強まることが分かっています。

教育現場では「通常は多くの反復が必要だが、遊びのように楽しい経験の中では、驚くほど少ない回数でも定着しやすい」と語られることがあります。
実際に「400回→遊びなら10〜20回」と表現されることもありますが、この数字に直接の学術的根拠は確認されていません。ただし、遊びや楽しさが学習効率を高めること自体は、多くの研究で支持されています

なぜでしょう?

そのカギは、遊びの最中に脳からたくさん出てくる「ドーパミン」という物質にありました。 ドーパミンは「楽しい!」「嬉しい!」と感じた時に放出される、いわば脳のご褒美。このご褒美があるから、子どもは「もっとやりたい!」と夢中になり、脳も「これは大事なことだ!」と判断して、ぐんぐん学習を進めてくれるんです。


つまり、長女がティッシュを延々と引き出していたあの時間、彼女の脳の中では「指先の感覚、面白い!」「紙が舞うの、楽しい!」というドーパミンのお祭りが開催され、ものすごいスピードで脳の配線工事が進んでいた…というわけなんです。

そう考えると、散らかった部屋を前にした私のイライラも、少しだけ「なるほどねぇ…」という気持ちに変わりませんか?😥→💡


「楽しい!」と感じる瞬間に、子どもの脳はフル回転しています。カチッとつながる感覚が楽しい下記のマグネットブロックには、決まった作り方はありません。高く積んだり、並べたり、壊したり…。その無限の繰り返しこそが、脳に最高の「ご褒美」を与え、考える力を爆発的に伸ばしてくれる最高の「無駄な時間」になります👇


「今」に夢中になる力が、未来の「実行機能」を育てる

もう一つ、とても大切なことがあります。
それは、遊びが脳の「前頭前野」という部分を育てる、最高のトレーニングだということです。

この前頭前野は、「実行機能」と呼ばれる、いわば「脳の司令塔」のような役割を担っています。計画を立てたり、衝動を抑えたり、気持ちを切り替えたり…私たちが社会で生きていくために欠かせない、大切な力です。

長女は最近、友達と自分たちでルールを作って遊ぶようになりました。誰かの意見を聞いたり、自分の要求を伝えたり、時にはケンカをしながらも、なんとか遊びを成立させようと必死です。これも、まさに前頭前野をフル回転させている証拠。

こうした力は、残念ながらドリルや早期教育で身につくものではなく、子どもが自分で考え、試行錯誤する「遊び」の中でしか育たない、と多くの専門家が指摘しています。

大人の基準で「効率」や「成果」を求めてしまうと、この最も重要な「脳の土台作り」の時間を、私たちは知らず知らずのうちに奪ってしまうのかもしれません。

子どもの「無駄」に見える時間は、決して無駄なんかじゃない。
それは、脳が必死に、そして何より楽しく、成長している証。

そう思うと、子どもの不思議な行動も、少しだけ愛おしく見えてきませんか?😊


この記事を読んで、「遊び」の重要性に気づいたあなたへ。その効果をさらに高める秘訣が、実は「運動」に隠されています。下記の本は、脳科学の視点から、どんな運動遊びが子どもの脳の「実行機能」や「学習能力」を直接的に育てるのかを具体的に教えてくれます✨「無駄」に見える外遊びこそが、未来の学力を伸ばす最高の土台作りになる。その科学的根拠が、親の確信と喜びを深めてくれる一冊です👇


この記事で解説した「遊び」と「脳」の関係について、下記の本は、0歳から3歳という脳が爆発的に成長する時期に、どんな遊びや関わり方が子どもの脳を豊かに育むのかを、イラストたっぷりで分かりやすく教えてくれます。子どもの「謎の行動」の理由が脳科学で理解できると、親のイライラは「なるほど!」という納得に変わり、日々の関わりがもっと楽しく、意義深いものになりますよ👇


次回は、この「遊び」の力をさらに引き出すために、私たち親は具体的にどう関わっていけばいいのか?「ごっこ遊び」「外遊び」「デジタル遊び」といった、具体的なケースについて掘り下げていきたいと思います。








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