短歌のカルチャースクール通ってます|Lesson2
高野公彦先生の短歌のカルチャースクール、2週に1回通ってます。
(通い始めたお話はこちら↓)
自分の備忘のためと、電子情報が圧倒的に少ない短歌の世界の切れ端を後世に残すため、すこーし記録しておきます。
教室では毎回、事前に提出した各人の歌が講評されます。
私が提出した歌がこちら。
「昨晩の夫の言葉おもいだし洗う葡萄の一粒一粒」
この歌、読み手からすると、「夫にどんなこと言われたんやろう」と色んな解釈がなされるかと思います。
きっと、「昨晩、夫から褒められたり甘い言葉を言われて、その嬉しさを思い出し、夫と食べる今日のブドウを丁寧に洗っているのだ」と読む人と、「いや、夫から小言か何か嫌なことを言われて、ついモヤモヤと長くブドウを洗ってしまう歌だ」と読む人、そのどちらかではないかと考えていました。
それが意外にも、先生は「僕は、きっとブドウについて何か言われたんだと思う」とおっしゃいました。
「ブドウが食べたい、とか美味しいブドウの見分け方、とか何かブドウに関する話があったんだろう」と。
そうか〜〜〜
夫から言われたのが「良い話」か「嫌な話」かのニュアンスが出ていないと、「ニュートラルな話(ただの葡萄の話)」だった、と受け取られるわけかーー。。
意外でした。
短歌の読みって、もっと奥行きが深く、自由だと思っていたので。
でも、詠み手として精進します。
それにしても教室の方々は、和歌や短歌に造詣が深い方ばかりで、今回「きりぎりす」が詠まれた歌が出てきた時、即座に百人一首のきりぎりすの歌を暗唱された皆さん。
きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに衣かたしきひとりかも寝む
ただ、高野先生は現代短歌を作る身として敢えて百人一首にはあまり触れないようにしてこられたとのこと。
発想や比喩表現などが、百人一首は少し現代短歌とは遠い、らしい。
◆ふむふむポイント◆
・現代短歌をする人なら百人一首ではなく玉葉和歌集、風雅和歌集を読むのが良いらしい
・和語で一番文字数の多い単語は「りゅうぐうのおとひめのもとゆいのきりはずし」←アマモ(海藻)のこと
・オノマトペを使う時はひらがなの方が良い。カタカナで書くのは漫画の世界。
・短歌ができたら「うっとり3分、推敲3日」
良いものができた、とすぐ提出せずに推敲に時間をかける。
トップ画像は、美樹さんの鮮やかなブドウの写真をお借りしました。ありがとうございます。
いいなと思ったら応援しよう!
チップがいただけるような書き手になれたら、次なるステップのため「枕詞辞典」か「うたことば辞典」を購入したいと思っています