見出し画像

②『(日本人)』橘玲(2012・幻冬舎)/ 因果・確率・複雑系

世界ってね、こうなってるんですって。

p.71

因果論とは、「こーすればあーなる」というわかりやすい世界観?のことみたいです。たとえば善行をつめばよいことがおこり、罪を犯せば報いを受ける、みたいな。
んでも現実ってそーはなってない。そこで仏教が編み出したのが「輪廻によって因果応報が貫徹されるというアクロバティックな理屈」だそーです。書き方笑

古典力学から量子力学へ

いまではすべての物理現象は確率的な出来事で、因果律が適用できる古典力学はその特殊なケースだと考えられている。
ところが話はこれだけでは終わらない。確率論はその後、経済学に移植されて市場の分析に使われるようになったが、株価や商品の価格を調べると正規分布(標準偏差)の範囲には収まらない異常な出来事が頻繁に起きていることがわかったのだ。
この不確実性の正体は、その後、数学者のベノア・マンデルブロによって、要素同士が緊密に結びついたスモールワールド(小さな世界)の相互フィードバック、すなわち「複雑系」であることが明らかにされた。

p.69

正規分布の支配する確率世界では、男性なら身長170センチあたりを中心に、160センチや180センチ、あるいは150センチや190センチの人が一定の確立に基づいて分布する。それに対して複雑系世界では、身長1メートルの小人の群れのなかを身長10メートル100メートルの巨人が歩きまわるのだ。
インターネットは典型的な複雑系のスモールワールドで、ほとんどアクセスのない無数のサイトのなかに、ヤフーやフェイスブックのようにごく少数の巨大なハブ(中継点)が存在する。地球の内部も複雑系で、プレート同士がぶつかる活断層地帯では、体感できない無数の微小地震がつづいたあとに、壊滅的な被害をもたらす巨大地震が起きる。私たちの社会(人間関係)や地球の生態系、からだや脳の構造(シナプスのつながり方)も複雑系のスモールワールドだ。
マンデルブロは、この世界の基本法則は複雑系で、確率論で説明可能なのは要素間のフィードバックが限定された特殊領域だけだと考えた。

で、図6。

橘先生が言われるには、私たちの遺伝子にプレインストールされているプログラムは、確率世界や複雑系世界に対応するようにはできておらず、そのため確率的な出来事(宝くじ)や複雑系の病気(がん)を無意識のうちに因果律で解釈しようとしてしまうのだそう。

ところでスピ界隈で量子力学が人気なのはなぜだろう。
昔、スピの好きな友人に動画を薦められたことがあるのですが、興味なくてスルーしちゃったんだよナ。
あれ、中身なんだったんだろ。今度探してみようかなあ。


https://note.com/kuroshiro9646/n/ncec7d9a3000a

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集