見出し画像

「もう頑張れない」と会社で言えない日に|弱音を吐けない40代が抱え込みやすい3つのこと


責任感・立場・家族への遠慮を、弱さではなく構造として見る

朝はいつも通り会社へ行き、仕事をこなし、周囲とも普通に話している。

それでも、ふと「もう頑張れない」と感じることがあります。

誰かに「最近どう?」と聞かれても、

「まあ、忙しいけど大丈夫」

と答えてしまう。

本当は疲れているのに、その先の言葉が出てこないこともあるかもしれません。

勤務年数が長くなり、任される仕事や周囲から期待される役割が増えている人もいます。家庭のことを考えて、弱音を飲み込むこともあるでしょう。

だからといって、

「言えない自分は弱い」

「もっと頑張らなければ」

と決めつける必要はありません。

この記事で考えたいのは、頑張る方法ではありません。

なぜ「もう頑張れない」と感じているのに、それを言葉にしにくいのか。

その理由を整理していきます。

一つに見える「言えない気持ち」の中にも、いくつかの事情が重なっていることがあります。

それを少しずつ分けてみると、今の自分が何を抱えているのかを見つめやすくなります。

40代で「もう頑張れない」と言いにくく感じるのはなぜか

20代、30代の頃と比べて、40代では仕事や生活の中で担っているものが変わっている人もいます。

職場では、後輩に教える側になった。

チームの判断を任されるようになった。

自分しか分からない仕事が増えた。

家庭では、家計や家族のこれからも考える必要がある。

もちろん、すべての40代が同じ状況ではありません。

ただ、「自分のことだけを考えて判断するのは難しい」と感じる場面が増えている人はいるでしょう。

すると、疲れていても、

「自分が止まったら周りに迷惑がかかる」

「このくらいで弱音を吐いてはいけない」

と、自分の気持ちより先に周囲のことを考えるようになります。

その結果、「もう頑張れない」という気持ちがあっても、それをそのまま言葉にできなくなることがあります。

ここで分けて見たいのが、

責任感・立場・家族への遠慮

の3つです。

似ているように見えますが、抱え込む理由は少しずつ違います。

抱え込み① 責任感――「自分がやらなければ」が休む言葉を消していく

責任感があること自体は、悪いことではありません。

任された仕事を最後までやろうとする姿勢は、これまで仕事を続ける中で大切にしてきたものかもしれません。

ただ、その責任感が強いほど、自分の負担を後回しにしてしまうことがあります。

たとえば仕事が増えていても、

「自分が引き受けた案件だから」

「途中で誰かに渡すほうが迷惑だから」

と考えて抱え続ける。

本当は疲れていても、

「少し手伝ってほしい」

「今日はここまでしかできない」

という言葉が出にくくなります。

ここで一度分けたいのは、

「仕事をきちんと進める責任」と「すべてを自分一人で抱えること」は同じではない

ということです。

「自分がやらなければ」と思ったとき、本当に自分だけで抱える必要がある仕事なのか。

一度そう問い直してみるだけでも、自分にかけている負担が見えやすくなります。

ただ、抱え込む理由は自分の内側だけにあるとは限りません。

もう一つ影響するのが、周囲から見られている「立場」です。

抱え込み② 立場――「頼られる側だから言えない」という役割期待

責任感が「自分がやらなければ」という内側の基準だとすれば、立場は周囲との関係の中で生まれます。

ベテランだから。

管理職だから。

先輩だから。

長く働いているから。

そうした役割を持っていると、

「自分は頼る側ではなく、頼られる側だ」

と感じることがあります。

たとえば、部下には、

「無理なら早めに相談して」

と言える。

ところが自分の仕事が増えたときには、

「これくらいは自分で何とかしないと」

と考え、上司には言えない。

そんなこともあるでしょう。

ここで分けたいのは、

「頼られる立場であること」と「自分は弱音を言ってはいけないこと」は同じではない

ということです。

仕事上の役割を持っていても、自分の負担まで見えないことにする必要はありません。

そして、会社を出たあとにも「言いにくさ」が続くことがあります。

そこで出てくるのが、家族への遠慮です。

抱え込み③ 家族への遠慮――心配をかけたくないから「大丈夫」と言ってしまう

会社では何とか仕事をこなしていても、家に帰ると、今度は家族のことを考えて言葉を飲み込むことがあります。

「今日どうだった?」

と聞かれても、

「普通」

「大丈夫」

とだけ答える。

本当は疲れていても、

「心配をかけたくない」

「余計な不安を増やしたくない」

と考えてしまう人もいるでしょう。

家族を大切に思い、安心していてほしいと考えること自体を否定する必要はありません。

ただ、

「家族を安心させたい」という気持ちと、「自分の状態を何も言わずに抱えること」は別に考えられます。

だからといって、今すぐ家族にすべて話さなければならない、ということでもありません。

何を話したいのか自分でもまだ分からない段階なら、うまく説明できないこともあります。

まずは、

「今日はしんどかった」

「本当は少し休みたかった」

と、自分の中にある言葉を自分自身が知るところから始められます。

誰かに言う前に、自分にだけは書いてみる

「誰かに相談したほうがいいのかもしれない」

と思っても、自分が何に疲れているのか、何を話せばいいのか分からないことがあります。

そんなときは、最初から人に説明できる文章を作る必要はありません。

退職するかどうかの結論も必要ありません。

きれいな文章にする必要もありません。

まずは、自分にしか見せないつもりで、今感じていることを短く残してみます。

たとえば、

  • 今日つらかったこと

  • 言いたかったけれど言えなかったこと

  • 本当はどうしたかったか

この程度で十分です。

架空の例なら、

急な仕事が増えて、今日はかなり疲れた。
「これ以上は難しい」と言いたかった。
本当は今日は定時で帰って休みたかった。

これだけです。

ここで書いた内容は、自分を診断するためのものでも、退職を決めるためのものでもありません。

頭の中だけにあったものを、自分が読める形にするためのメモです。

紙や、自分だけが確認できるメモで構いません。

勤務先名、顧客名、個人情報、口座情報、社内機密などを書く必要はありません。

3行だけ、自分に向けて書いてみる

ここで一度、読むのを止めて3行だけ書いてみます。

テーマは、

「人には言いにくいけれど、自分には書けること」

です。

  1. 今日つらかったこと

  2. 言えなかったこと

  3. 本当はどうしたかったか

正解も結論も必要ありません。

誰かに見せる前提もありません。

まずは、自分が今どんなことを抱えているのかを、自分だけには隠さず残してみます。

「自分だけで整理する」ことにこだわらなくていいとき

ここまで、自分の気持ちを言葉にする方法を見てきました。

ただ、「もう頑張れない」という言葉だけで、心身の状態や病気を判断することはできません。

一方で、自分用のメモだけで何とかし続けることにこだわる必要もありません。

一つの見方になるのが、

「いつもの自分と比べてどう変わっているか」

です。

厚生労働省「こころの耳」では、ストレス反応は心理面・身体面・行動面に表れることがあり、気分の落ち込みやイライラ、食欲低下、不眠、仕事上のミスなどを例として挙げています。また、症状の程度が重かったり長く続いたりする場合は、専門家への相談を案内しています。

これは、

「○個当てはまったら危険」

と自分を判定するためのものではありません。

普段と比べて、

「眠れない日が続いている」

「仕事以外の時間にも回復した感じがしない」

「集中しにくい状態が続いている」

など、自分だけで整理するのが難しいと感じるときは、医療機関や職場の産業医・保健師などの産業保健スタッフ、公的な相談窓口を利用することも選択肢になります。

厚生労働省の「こころの耳」には、働く人などを対象とした電話・SNS・メール相談があり、匿名・無料で利用できると案内されています。

相談することは、退職や休職などの結論をその場で決めることと同じではありません。

一人だけで整理するのが難しくなったときに、外の力を借りる方法もある。

その選択肢だけは残しておいてください。

「頑張れない」を、まだ誰かに説明できなくてもいい

「もう頑張れない」と思っていても、その気持ちをすぐ誰かに説明できるとは限りません。

責任感がある。

頼られる立場にいる。

家族を心配させたくない。

そうしたものが重なると、弱音を一言にすることが難しくなることがあります。

だから、今すぐ「辞める」「残る」の答えまで出さなくても構いません。

まずは、

「人には言いにくいけれど、自分には書けること」

を3行だけ残してみる。

そこから、自分が何を抱えているのかを少しずつ整理していくことができます。

もし、

「そもそも会社を辞めたい理由自体がうまく言葉にできない」

という場合は、前の記事で「仕事がつらい」を5つに分けて整理しています。

会社を辞めたいけど理由がうまく言えない40代へ|「仕事がつらい」を5つに分けて整理する

次は、「感じたこと」と「実際に起きていること」を分けてみる

3行書いてみると、そこには「自分が感じていること」と「実際に起きていること」が混ざっている場合があります。

次の記事A-F03では、その2つを分けながら、今の状況をもう一段整理していきます。

A-F03|感情と現実を分けて整理する具体策
【公開後リンク追加】


編集メモ

主に削除・統合した重複

元原稿では「導入」と「第1章」がほぼ同じ内容になっていたため、第1章を全面的に整理しました。

導入は「自分がおかしいのではないか」という読者の感情を受け止める役割に限定し、第1章では「なぜ言いにくくなるのか」という構造説明へ進むよう分離しています。

また、

  • 「今すぐ結論を出さなくてよい」

  • 「自分には書いてよい」

  • 「弱音を言えない」

というメッセージが各章で繰り返されていたため、最も効果的な位置に絞りました。

章間接続

第2章と第3章は、

  • 責任感=自分の内側の「自分がやらなければ」

  • 立場=周囲との関係から生まれる「頼られる側だから」

と明確に分離しました。

そのうえで、

責任感

立場

家族への遠慮

自分向けメモ

と、職場の内側から家庭、自分自身へ視点が移っていく構成にしています。

SEO調整

「頑張れない 会社員」という完全一致語は、不自然になるため機械的には入れていません。

タイトル・導入・見出し・本文に、

  • もう頑張れない

  • 会社

  • 仕事

  • 弱音を言えない

  • 40代

  • 会社を辞めたい

といった検索意図に近い語彙を自然に配置しました。

公開済みのA-F01は今回の記事の前段として内容が一致しているため、まとめ部分に内部リンクを配置しています。

安全面

「睡眠・食欲・気分・仕事上のミス」などの記載について、厚生労働省「こころの耳」の内容を再確認しました。同サイトでは心理面・身体面・行動面のストレス反応を説明し、程度が重い場合や長期間続く場合には専門家への相談を案内しています。

また、「こころの耳」には働く人などを対象とした電話・SNS・メール相談が用意され、匿名・無料で利用できることも現在の公式情報で確認しています。

#40代会社員
#40代の働き方
#40代のキャリア
#転職
#副業
#キャリア
#働き方
#自己整理
#仕事の悩み
#40代の挑戦

#40代会社員
#仕事の悩み
#会社員
#働き方
#キャリア
#自己整理
#仕事がつらい
#もう頑張れない
#弱音を吐けない
#頑張れない
#40代の悩み
#心の整理
#自分と向き合う
#生き方
#誰にも言えない悩み

いいなと思ったら応援しよう!