スキルより想い。ラックが「理念共感型採用」を大切にする理由
九州を中心に冠婚葬祭事業を展開する株式会社ラック(LAC)では、スキルや学歴を重視するのではなく、理念への共感を軸にした「理念共感型採用」を取り入れています。
会社が大切にするミッション「一流のおせっかいで、あなたの"とき"を感動で満たす」に共鳴してくれる人と一緒に働きたい。
その信念のもと、合同説明会からインターンシップ、入社後の育成まで、一貫して理念を軸に人と向き合い続けています。
なぜラックは、理念共感型の採用にこだわるのか。人事課の宮﨑と中尾に、その背景と具体的な取り組みについて聞きました。

宮﨑 加奈(写真左)|総務部 人事課 係長/新卒入社(11年目)
採用から研修まで幅広く担当。インターンや面接を通じて学生と向き合いながら、入社後の育成にも関わっている。
中尾 りこ(写真右)|総務部 人事課 主任/新卒入社(5年目)
採用・研修・インターンなどを担当。新入社員の入社前からフォローを行い、持ち前の親しみやすさと距離の近さを活かして、社員の成長を支えている。
「理念共感型採用」とは?

── まずラックが掲げる「理念共感型採用」とは、どんな採用スタイルなんでしょう?
中尾:一言でいうと、「一流のおせっかいで、あなたのときを感動で満たす」というラックの理念に共感してくれる人と一緒に働きたい、という考え方です。スキルや学歴ではなく、同じ想いを持っているかどうかを一番大切に見ています。
── この考え方はいつ頃、どんな経緯で生まれたものなんでしょうか?
宮﨑:企業理念策定チーム「Switch Project」を中心に、ラックが創業期から大切にしてきた価値観や“らしさ”を、時代に即した使命として再定義したものが現在の理念です。それ以来、採用だけではなく、研修も評価制度も表彰制度も、理念を軸に設計するようになりました。
中尾:理念には経営者の想いも反映されていますが、現場で迷ったときに立ち戻れる「指針」だとも感じていて。だからこそ私たち人事課では「理念経営×人的資本経営」を目標に掲げています。入社前から同じ方向を向いている人と働きたい、その想いから生まれた採用スタイルです。
選考の前段階から、学生一人ひとりと向き合う
── 学生に理念を伝えるためにどんな工夫をしているんですか?
中尾:インターンシップや説明会、各種イベントなど、さまざまな接点の中で一貫して理念を発信しています。特にこだわっているのが説明会での伝え方で、人事3名がそれぞれタブレットを持ち、学生と1対1で直接対話しています。

── 1対1で直接話すスタイルにしているのは、なぜですか?
中尾:全体に向けてまとめて説明すると、こちらの想いがどこまで届いているか分かりづらいですし、人それぞれ就活の状況も聞きたいことも違うので。一人ひとりに合わせて対話するスタイルの方が、理念の温度感まで届けられると思っています。
──「一流のおせっかい」を学生の皆さんに伝えるために工夫していることはありますか?
中尾:一番大切にしているのは、具体的なエピソードを伝えることです。
「一流のおせっかい」というと難しく聞こえてしまうので、まず「アルバイトはしてる?」など、ご自身の経験と結びつけて想像しやすいシーンを考えます。例えば、お子さん連れのお客さまにさっと椅子を用意するとか、注文しづらそうにしている方に声をかけるとか。
「それが一流のおせっかいへの一歩なんだよ」と伝えると、「自分にもできるかも」と感じてもらえることが多いですね。
── 説明会で丁寧に学生に向き合い、理念を伝える。その結果、インターンシップをその場で申し込む学生の方もいらっしゃるのだとか。
中尾:そうなんです。合同説明会で「おせっかい」という文字に惹かれてブースに立ち寄ってくれて、話を聞く中でラックの事業に興味を持っていただき、その場でインターンシップに申し込んでくれる学生さんもいます。
宮﨑:採用ホームページやノベルティ、装飾物にも理念を打ち出したキャッチコピーを取り入れているので、「この会社って何だろう」と興味を持ってくれた学生さんが説明会に来てくれるケースもあります。
選考の中だけで伝えるのではなく、その前段階(説明会)から理念に触れてもらう設計にしていて、「いいな」と感じてくれた方が選考に進んでくれているイメージです。
選考で重視しているのは、スキルより「想いと人柄」

── 実際の選考では、どのように理念への共感度を確認しているんですか?
中尾:選考に進んでいただいた際には、まずエントリーシートを提出してもらい、その内容をもとに一次面接を行っています。その中で「あなたが誰かのために本気で取り組んだ"おせっかい"のエピソードを教えてください」という質問は必ず聞いています。
そして内容だけでなく、「なぜその行動ができたのか」という背景まで深掘りしています。エピソードの大きさは重視していません。小さな行動の中にこそその人の価値観が表れると思っています。
── 他社では学歴やスキルを重視するケースも多い中、ラックは人柄を軸にしているんですね。
中尾:はい、そこははっきり言い切れます。社内には理念を大切にしながらお客さまと向き合っている社員が多くいて、その価値観を軸に組織が成り立っています。だからこそ選考では、「今いる社員や会社が大切にしている想いとマッチするか」を重視しています。
── 選考はどんな流れで進むんですか?
中尾:一次面接では人間性を中心に見ています。マナーや立ち振る舞いといった基本的なところに加えて、特に大切にしているのが「素直さ」です。社内の人事評価制度でも重要な要素として位置づけているくらい、ラックにとって大切な資質です。
二次面接は各部署の責任者が担当し、候補者の方が配属先にマッチするかどうかを確認します。そして最終面接では社長と専務が「ラックで活躍していけるか」という最終的な適性を判断する、という流れです。
── 適性検査も活用されているとか。
中尾:エントリーシートと同じタイミングで受けてもらっています。社内の全社員も同じ検査を受けているので、ラックにはどんな資質を持った人が多いかという傾向も把握できていて。検査を受けると「どの社員と資質が近いか」も可視化されるんです。
宮﨑:ラックの社員には「共感力」や「貢献力」を持つ社員が多い傾向があります。適性検査の結果も参考にしながら、その方の特徴に合わせたキャリアの方向性を検討します。
入社後も、想いを一緒に育てていく

── ここまで応募〜選考について聞いてきましたが、入社後も新入社員をフォローする体制があるんですか?
宮﨑:はい。4月の入社後、1ヶ月間は研修期間になっています。研修は単なる業務説明ではなく、段階ごとに目標を立てて、理念の理解を深めることを大切にした設計にしています。まず社会人としての基礎を身につけることから始まり、次にラックという会社への理解を深めていきます。
部署では、自分が働くイメージを持てるように、儀式の意味を理解し、自分の言葉でお客さまに価値を伝えられるようになること、個人としては、自分らしく働くために、一流のおせっかいを体現できる人材になることを目指します。
中尾:研修の中では、同期同士のコミュニケーションも大切にしています。グループワークや発表、企画を考える場面を多く設け、自分の気持ちを伝える力や、相手の気持ちを汲み取る力を育てることを意識しています。
お客さま対応の場面でも、社内の人間関係でも活きてくる、基礎的な力を身につけてほしいという想いからです。
── 5月の配属後も、人事としての関わりは続くんですか?
宮﨑:そうですね、配属後10月までの半年間は、月に一度、新入社員とメンター社員との個別面談を設けています。
また、メンターと人事で意見交換しながら、部署ごとに1年間の教育カリキュラムを作成し、「今どの段階にいるのか」を本人と一緒に確認しながら進めていきます。悩みがないかの確認だけでなく、メンターと新入社員が円滑にコミュニケーションをとれるよう、双方をフォローすることもあります。
中尾:想いを持って採用活動をしているからこそ、しっかり成長を見届けたいという気持ちがありますね。ただ、現場の部署の方々との協力があってこそ、はじめて社員の成長を実現できると感じています。だからこそ、人事と現場、両軸でしっかり支えていきたいと思っています。
── 研修を通じて、新入社員の成長を感じた印象的なエピソードはありますか?
中尾:配属後のパーティーで理念の唱和をする機会があったとき、新入社員が自分たちで朝早く集まって自主練習をしていたんです。誰に言われたわけでもなく、自分たちで考えて動いている姿を見て、成長したなと感じました。
理念採用が生んだ、活躍の連鎖

── 理念共感型採用を続けてきた中で、「この採用スタイルは間違っていなかった」と感じた出来事はありますか?
宮﨑:社内の表彰制度「OSEKKAI AWARD」や「コーチング大会」で、入社1〜2年目の若手が賞を取り始めたことですね。
これまで受賞してきたのは、理念導入前から在籍している中堅メンバーが中心でした。そこに若手が食い込んできたとき、「理念に共感して入社した人たちが、しっかり活躍し始めている」と実感しました。
先輩たちも「自分も頑張ろう」と刺激を受けていて、いい循環が生まれていると感じています。
── 表彰制度「OSEKKAI AWARD」のような仕組みが、若手の活躍を後押ししているんでしょうか。
宮﨑:そうですね、目標や売上だけでなく、お客さまへの姿勢や想い、日々の関わり方など、目に見えない部分にも光が当たるようになったことで、「こういう行動が評価されるんだ」と具体的にイメージしやすくなりました。
若手でも挑戦しやすい空気があるというか、年功序列にこだわらず、良い取り組みはどんどん評価される環境があることが、活躍を後押ししていると感じています。
── 多くの新入社員を見てきた中で、ラックで成長していく人に共通する特徴はありますか?
宮﨑:「素直さ」ですね。ただ、それは人の意見をそのまま受け入れることではなくて。相手の意見をしっかり聞きながら、自分の考えも持って、対話を通じてより良い形を追求する。そういう素直さです。
「チャレンジ精神」も大切です。1年目だからと遠慮するのではなく、どの世代でも挑戦しながらキャリアを積んでいける環境があるので、それを活かせる人が伸びていくと感じています。
── 最後に、ラックへの入社を考えている方へメッセージをお願いします。
中尾:「一流のおせっかい」というと難しく聞こえるかもしれませんが、決して特別なことではありません。日々の中で、誰かを想って行動していること。その延長線上に、私たちの仕事があります。
「感謝されることに喜びを感じる」そんな方と、ぜひ一緒に働きたいです。少しでも気になった方は、まずはインターンに来てみてください。
宮﨑:結婚式も葬儀もどちらも「ありがとう」という想いを形にする仕事だと思っています。人の気持ちを大切にしながら、自分自身も大切にして輝ける仕事をしたい、という方にぜひ来ていただけたら嬉しいですね。
ラックの採用は、「一流のおせっかい」という理念への共感を何より大切にしています。その想いを選考前から入社後まで共に育み続けることを目指しています。
誰かのために動くことに喜びを感じる——そんな価値観が、組織の中で自然と広がっています。
少しでも気になった方は、ぜひインターンシップや合同説明会で、その空気感を体感してみてください。
\次回イベント情報/
2026年5月10日(日)マイナビ インターンシップ&キャリア発見EXPO 福岡会場に出展します。ぜひラックのブースにお立ち寄りください。

