シリーズ「クロは知っている」【第2話】 ~強欲な不用品回収業者の末路~
シリーズ「クロは知っている」は、昼は普通の事務員、夜になると密かに悪を裁く女性、のどかの活躍と彼女の愛猫クロの物語だ。
高齢者を狙い打ちにする「強引な不用品回収業者(押し買い女)」の末路は・・
第2話:~強欲な不用品回収業者の末路~
一人暮らしの老人の家に上がり込み、「不用品を買い取る」と言って、大切な形見の貴金属を二束三文で強奪していく女がいる。名は、蛇崩(じゃくずれ)。彼女の狙いは、価値のわからない高齢者を言いくるめ、家宝を文字通り「ゴミ」として持ち去ることだ。

のどかは、近所の独居老人、佐藤さんが泣いているのを見逃さなかった。亡き夫との思い出の詰まった金の指輪を、蛇崩に無理やり持っていかれたという。「不用品回収の契約書」という名の、法的に巧妙に仕組まれた紙切れ一枚を残して。
「クロ、出番だよ」 のどかの瞳に静かな怒りが宿る。

その晩、蛇崩は上機嫌で軽トラックを走らせていた。荷台には今日「回収」した戦利品が積まれている。彼女は次のカモを探して、街外れの暗い道へと差し掛かった。 そこには、道端に置かれた「純金製」に見える大きな仏像。のどかが用意した、金色のスプレーを塗っただけの重い石像だ。 「あら、こんなところに宝の山が」 蛇崩は下車し、その重い像を必死にトラックへ積み込もうとする。

しかし、その仏像には細いワイヤーが仕掛けられていた。蛇崩が像を動かした瞬間、頭上の街灯の陰に潜んでいたクロが、絶妙なタイミングでワイヤーを引く。 ガシャン! 荷台の固定が外れ、今まで積み上げていた「本当のゴミ(不法投棄されていたもの)」が雪崩のように蛇崩を目がけて崩れ落ちてきた。

「うわあああっ!」 不衛生な生ゴミや泥水が彼女の高級なコートを汚していく。慌てて逃げようとした彼女の足元に、クロが転がした空き缶が入り込む。 ズルッ、ドスン! 見事なまでに転倒し、彼女は自分が奪った品々が詰まった袋を放り出した。その中には佐藤さんの指輪もある。

闇の中からのどかが現れる。手にはスマホ。 「夜間の不法投棄、および強引な勧誘。この映像、警察と消費者センターに送っておいたわ。あ、それと。その仏像、ただのコンクリートの塊よ。不法投棄の罰金、高くつくわね」 蛇崩は泥だらけの顔で絶叫したが、のどかとクロはすでに夜の帳に消えていた。

翌朝、佐藤さんのポストには、小さな袋に入った金の指輪が戻っていた。 悪事は必ず、誰かが見ている。 そう、クロはすべてを知っているのだ。

**********
監督:こう爺
お話とプロンプト:Gemini
画像と動画:Whisk
**********
