🌿観光クリエイト科 ガイド実習② 実施レポート【その2】
👉 【その1】を読む
― 森を歩いたあとに、“地域を考える”時間へ ―
午前の部で「ホロホローの森」のガイド実践を終えた観光クリエイト科の
2・3年生たち。
午後は、場所を八重瀬町南の駅会議室に移し、グループディスカッションを通して、地域の観光や環境保全について理解を深めました。
☀️午後の活動スタート!
会議室には、2・3年生をミックスし振り分けた10グループ。
ホロホローの森を実際に歩いた経験をもとに、まずは同じテーブルのメンバー同士で顔合わせです。
午後の部は以下のスケジュールで進行しました
🌊嘉数さんからのお話
💬グループディスカッション:「ホロホローの森について考える」
🌺さいごに:嘉数さんからの講評
🌊嘉数さんからのお話
午前中のガイド実習でもお世話になった
講師 町ガイドの会 会長 嘉数 千秋 さんから、
「沖縄セブンの海の森事業」についてお話がありました。
令和7年度、
「ホロホローの森」から「ぐしちゃん浜」「多々名城」エリア一帯が、保全の対象として、沖縄県から最初に選ばれました。
ホロホローの森 一帯の豊かな自然や文化遺産を守り、次世代へ引き継ぐことを目的とし、地域の環境学習や美化活動、環境保全活動に今後取り組まれていきます。
嘉数さんからは、「これからは南部商業高校のみなさんもぜひ地域の中心となり、地域と一体となってこの森を守り、伝えていってほしい」
という想いが伝えられました。
💬グループディスカッション:「ホロホローの森について考える」
テーマはずばり、「ホロホローの森の課題とその解決策を考える」。
それぞれのグループでリーダーや書記、発表者を決め、グループ名をつけてディスカッションが始まりました。
学年をまたいだ交流は少ないため、スタートは少し緊張した雰囲気もありましたが
2年生が意見を出すと、3年生が「いいね、それ!」と共感する場面も見られました😊

🌿多く出た課題は「安全面」
どのグループからも必ず挙がったのが、「安全面」に関する課題。
「足場が悪くて滑りそうだった」
「崖や岩場が多くて危ない」
「階段や看板も壊れている」
実際に歩いたからこそ感じた“リアルな声”です。
他にも、「どうやって来てもらうか」の集客面の意見なども出ていて、
「集客が少ないのは、安全面の不安が原因では?」という冷静な分析もあり、問題点を関連づけて考える姿勢が印象的でした。
解決策や気づきとしては、以下のようなことが出されました✨
● コンビニなどで募金を募り、その収益で手すりを設置する
● 定期的な草刈りや整備を行う
● 案内板やルート表示、手すりを設置する
● 多言語の案内看板の設置
● SNSを活用した周知
● スタンプラリーを取り入れ、親しみやすさを出す
● グループみんなが課題と感じていることが共通していた

🌺さいごに:嘉数さんからの講評
ディスカッションのあとは、嘉数さんから講評がありました。
嘉数さんは、3年生の取組みにも触れながら、以下の内容を伝えてくださいました。
「クイズ形式のガイドや手作りの資料、とても分かりやすくて素晴らしかった」
「場所が混み合ったときも、別の話題でつなぐなど、臨機応変な対応ができていた」
「足場が悪い中、ガイドを進行する生徒もいた。お客様の安全も大事だが、まずガイド自身が安全でなければ、お客様を守ることはできない。
その心構えはどうだったか?考えてみてほしい」
「ガイドの心は“ちむぐくる”——思いやりの心を大切にすること」「一生に一度の出会いかもしれない。その時間をどう届けるかを意識してほしい」
改善点として「自分の立ち位置と安全確認の大切さ」も伝えていただきました。
安全への意識も含めて、プロの視点からの貴重なアドバイス。
ガイドという仕事は、ただ説明をするだけではなく、
お客様に“その時間を大切に感じてもらう”ことが大切。
生徒たちも真剣な表情で耳を傾けていました。

💡「自然」と「平和」について考える、あるひとつのモノ
講評の最後に、嘉数さんが見せてくれたのは、
午前中にある生徒がぐしちゃん浜で発見した、「不発弾の破片」。
「これは戦後に処理された不発弾です」

その重みを手に取って感じることで、
生徒たちはこの森の「自然」と「平和」が共に存在していることを改めて考える時間となりました。
嘉数さんは、「10年後、この森がどんな姿になっているのか、みんなと一緒に見ていきたい」と静かなでも大切な想いを伝えてくださいました。
🌈終わりに
長期にわたって準備を重ねてきた3年生の観光ガイド実習。
当日は緊張の中、後輩の2年生を前に“一人で案内する”という責任を担いながら、地域の魅力を自分の言葉で伝えようとする姿がありました。
一連の取組みを経て
3年生からは「もっと調べ、準備ができたはず」「声が小さかった」という反省の声が上がる一方で、
文字の見やすさにこだわる
雨に備えてラミネートする
説明の言い回しを分かりやすく工夫する
といった“伝えるための工夫”もありました。
先輩として、そしてガイドとして後輩に積極的に声をかけながら、安全にも気を配って案内を続けた一日。
コミュニケーション力の成長を感じられる一日でもありました。
今回の経験を通して見つけた課題に向き合いながら、工夫し、乗り越えて得た「できた」という達成感。
そのひとつひとつが、これからの自分の力へと確かな自信につながっていくことを願っています🌺✨
