生成AIのイラストを利用した、神社にまつわる龍伝説3選+おまけ(なりゆきの創作)
日本各地には龍にまつわる伝説があります。
今回は伊豆、箱根、江の島につたわる龍伝説を紹介します。
■赤白二龍(せきびゃくにりゅう)■

以前、伊豆山神社の訪問記を書きました。
その中でも赤白二龍に軽く触れましたが、今回はもう少し詳しく書きます。
伊豆山神社の訪問記の「走り湯」についても参照していただけると、これ以降の説明がわかりやすくなります。
伊豆山神社、箱根神社、十国峠には次のような伝説があります。
巨大な赤白二龍が地下に伊豆から箱根にかけての地中に住んでいる。
その頭は伊豆山神社に、
口は走り湯に、
胴体は十国峠に、
尾は箱根神社(または芦ノ湖)にある。

十国峠について、もう少し詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。
赤い龍は火を、白い龍は水を司ります。
二匹の力が合わさって温泉が生まれるのです。
確かに熱海も箱根も温泉地です。
この伝説をイラストにしたい。
しかし絶望的に絵が下手な私には不可能。
そこでchatGPTにつくってもらったのが次のイラストです。

龍が一匹だし、上半身を地上(?)に姿を現しているし、そもそも龍のいる場所が海上か陸上か不明。
だって、龍の上半身と下半身の境目が波打っているし。
さらに富士山の地底に伊豆山神社があるという新しい伝説を生み出しちゃってる。
ツッコミ始めたらキリがないです。
この二龍自体は図案化されており、御朱印帳やワッペンなど、さまざまなところで強運守護の印として使われています。

■五頭龍(ごずりゅう)■
今度は江の島の伝説です。
江島神社(えのしまじんじゃ)の公式HPで漫画で紹介されていますが、(こちら)。
ここでは「文章+Google Geminiの2.5Flash最新版で作成したイラスト」付きでお届けします。
ときは29代欽明天皇の時代。
今から1500年以上も前の伝説です。
鎌倉のある沼に、頭が五つある龍(五頭龍)が住んでいました。
この龍は人々に災難をもたらしました。
口から光線を出して村を焼いたり、
洪水をおこしたり。
村の子供を食べたりもしました。

西暦552年のことです。
突然、相模国の海の中から江の島が誕生しました。
そしてそこに美しい天女が舞い降りたのです。

五頭龍は天女に一目惚れして求婚しました。
しかし、天女は五頭龍の悪事を理由に結婚をことわりました。
どうしても天女を結婚したい五頭龍は、悪事をやめて、今後は人々のために働くことを誓ったのです。
こうして、天女は五頭龍の妻となってあげました。

生まれ変わった五頭龍は人々のために尽くしました。
日照りの時に雨を降らせたり、村を台風や津波から救ったり。

しかし、働き過ぎた五頭龍は衰退していきました。
天女はやさしく五頭龍をいたわります。

四つ頭の五頭龍をいたわる天女。
五頭龍は自分の死期を悟りました。
そして天女に、「私は死後、山となって人々を見守ります」と言い残して、江の島の対岸へと去っていったのです。

そして五頭龍は竜口山(たつのくちやま)となって、今でも人々を見守っていのです。

最新のAIのイラストはいかがでしたか?
やはり、人間が感情を込めて描いた漫画にはかないません。
しかし、龍と天女を同じ姿で保持しているのは、大きな進歩と言えるでしょう。
今までのイラスト生成AIは、指示のたびに同じ人物でも違う姿になったりするのがふつうでした。
とはいえ、イラスト生成AIは、数の区別や左右の把握など、わりと基本的なことがまだまだ苦手なのです。
絵が描けない人間としては、今後のさらなる進歩を期待しています。
五頭龍伝説。江の島や鎌倉に来たときにはちょっと思い出していただければ幸いです。

■九頭龍(くずりゅう)■
箱根神社と芦ノ湖にまつわる伝説です。
頭が複数ある龍が、悪から善へ生まれ変わるというモチーフは五頭龍伝説といっしょ。

昔、芦ノ湖に頭が九つある龍(九頭龍)が住んでいた。
九頭龍は暴れて人々を苦しめた。
そこで、人々は九頭龍を鎮めるために、毎年若い女性をいけにえとして差し出した。
あるとき、箱根山で修行をしていた万巻上人(まんがんしょうにん)がこのことを知った。
万巻上人は法力(超能力みたいなもの)で九頭龍をねじ伏せ、芦ノ湖の底の逆さ杉に縛り付けた。
九頭龍は改心することを約束したので、九頭龍大明神という神として祀ってやることとなった。
こうして九頭龍は地域の守り神になった。
なお、万巻上人は箱根神社を開いた人です。
一万巻のお経を呼んだらしく、万巻上人と呼ばれています。
あまり知られていないのですが、箱根神社は北の方にも入り口があり、その近くに万巻上人の墓があります。
この伝説については、chatGPT5とGoogle Geminiの2.5Flashに
同じ指示で作成してもらったイラストを並べて紹介します。

「頭が九つある龍」という指示をどちらにも出しましたが、どちらも数が足りません。
しかし、chatGPTのほうが頭が八つなので、今回はchatGPTの勝ちとしましょう。
■おまけ:私が勝手に創作した龍伝説■
五頭龍伝説のイラストをchatGPTにお願いしたら、次のようなイラストが作られました。

困ったことに「頭が五つある龍」とわざわざ指定したのに、頭が六つの龍が描かれました。
しかも、六頭龍ではなく、単なる六匹の龍に見えます。
せっかく作ったイラストを使わないのももったいないので、この絵を元に新しい龍伝説を創作してみました。
(あらかじめ断っておきます。くだらないです。)
むかしむかし、武蔵国(現在の東京や埼玉など)のある場所に、タチの悪い六匹の龍が住んでいました。
この龍たちは人々から金をゆすったり、暴力をふるったり、真夜中に爆音をあげて走り回ったりして極悪の限りを尽くしました。
ある日、龍たちが道端で寝そべっていると、若い女性が通りかかりました。
そこで、龍たちはこの女性をゆすることにしました。
「おい、ねーちゃん、金を出せ」
「お金は持っておりません」
「あー? ふざけるな。ちょっとそこで飛んでみろ」
軽く飛び跳ねてチャリンという音がすればお金を持っている証拠となります。
女性は軽く飛び跳ねましたが、まったく音がしません。
「おい、金がねえなら、なにか別のものを置いてけ!」
「では、これをどうぞ」
そう言って女性は花を出現させました。
実はこの女性は天女だったのです。
花を見た龍たちは急速に心が洗われていきました。
「やや、これはどうしたことだ?」
「今まで俺はなんとひどいことをしてきたのだ!」
「今後は人のためになることをしたい」
「どうか私たちを導いてください」
こうして、龍たちは天女にしたがい、人々のために力を尽くしました。
今までの悪事を帳消しにできるくらいの善行をしなくてはならないと頑張ったのです。
しかし無理がたたって過労で衰退していきました。
死期をさとった龍たちは天女に言いました。
「私たちはここでそれぞれが大きな木となって、豊かに葉を繁らせ、人々に憩いの場を与えたいと思います」
こうして六匹の龍は大きな木となりました。
その後、この場所は「六本木」と呼ばれるようになりました。
以上、勝手に六本木の由来を捏造しました。
六本木関係の方々、どうか寛大な心でご勘弁を。
龍伝説についての記事だったのですが、生成AIの現状報告のようにもなってしまいました。
