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第98回アカデミー賞(2026)受賞予想第4弾!(主演男優賞とか)

第98回アカデミー賞(2026)受賞予想第4弾!


 日本時間3月16日に迫った第98回アカデミー賞の受賞予想をします。第4弾は、主演男優賞、脚色賞、脚本賞、編集賞です。


・これまでの予想記事

・ノミネート紹介記事



主演男優賞


・マイケル・B・ジョーダン『罪人たち』

【ひとこと】ティモシー・シャラメisマーティ・マウザー。卓球の世界チャンピオンになるためになんでもするマーティ・マウザーと、偉大なる俳優になるためにハードワークを続けるティモシー・シャラメ。ここまで俳優と役が同化するような機会もそうそうない。そんなシャラメは、昨年のアメリカ俳優組合賞(現アクター賞)のスピーチで、「偉大さを追い求めていく」と宣言し、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』の公開に向けてハングリーなマーケティングキャンペーンを行い、A24作品として同作は最高の興行収入を獲得、シャラメはゴールデン・グローブ賞とクリティクス・チョイス賞を受賞し、オスカーへのチケットを手に全力疾走。彼にとっては最高の2025年を走り抜けた。30歳にして3度目のノミネート(しかも今年はプロデューサーとして作品賞にもノミネート)。出演作が作品賞候補作になった回数8回目。しかし、劇中のマーティ・マウザーが夢を追い求めるが故に、サイテー男と呼ばれてしまったように、シャラメの大胆不敵なDream Big戦略が裏目に出たのか、英国アカデミー賞やアクター賞といった重要な前哨戦の賞を逃してしまう。

前者を獲得したのは、今年のオスカーの対象になっていない作品『I Swear』のロバート・アラマヨ、後者を獲得したのは本年度オスカーで最多ノミネート作の『罪人たち』からマイケル・B・ジョーダンだった。このダブルパンチで、シャラメが本命から外れて主演男優賞部門は誰がとってもおかしくない、エキサイティングな部門になっている(それは緊張感もあり楽しい)。

もちろんシャラメの受賞のチャンスがなくなった訳ではないが、現在30歳という若さがまだ早いと判断されそうだし、キャラクターが敬遠される可能性もある。

シークレット・エージェント』のヴァグネル・モウラは批評家賞で激賞されて、重要賞のゴールデン・グローブ賞も獲得している。昨年の『アイム・スティル・ヒア』のフェルナンド・トーレスの時のような風が吹けばいいが、やや作品が玄人好みな印象を受ける。非英語演技が受賞したら熱い展開ではあるが。

ブルームーン』のイーサン・ホークは、哀愁の作詞家役で舞台劇調の作品を見事なパフォーマンスで陰影豊かに彩っていた。全米やLAの批評家賞を受賞。『いまを生きる』から続く30年超の安定感のあるキャリアをみたら、順番的には受賞は彼と考える可能性も大いにある。

ワン・バトル・アフター・アナザー』のレオナルド・ディカプリオは元革命戦士役で笑いと悲哀をたっぷりに凝縮した演技で魅了した。この部門唯一の受賞者ではあるが、そろそろ2度目を受賞してもいい頃?対象作が作品賞本命の勢いがあるというのも心強い。

一方で、『罪人たち』のマイケル・B・ジョーダンもアクター賞受賞と、対象作の作品賞受賞への勢いアップで、一発逆転主演男優賞受賞のポテンシャルを秘めている。『罪人たち』で、ジョーダンは黒人のための酒場を開こうとする双子を演じ分け、悪党であるはずの彼らに共感させられてしまうほどの魅力を注ぎ込んだ。『クリード』シリーズや『ブラックパンサー』といったハリウッド映画で、派手さと細やかさを兼ね備えたパフォーマンスを見せて、作品に厚みをもたらすスター俳優としての評価は抜群だ。今回が初のオスカー候補だが、すでに何度も候補入りしていてもおかしくない存在であった。

予想をする上で重要な英国アカデミー賞セオリーが使えなくなった今、アクター賞でのマイケル・B・ジョーダンに対する会場の熱狂的な反応、そして彼の誠実なスピーチをみて、マイケル・B・ジョーダンと予想する。ディカプリオ、ホーク、モウラの受賞可能性も否定しないが、前哨戦至上主義者なので悪しからず。

内心はティモシー・シャラメを応援している。同年代だから。オスカー会員は同じようには愛さないのかもしれないけどね。

予想:マイケル・B・ジョーダン『罪人たち』
希望:ティモシー・シャラメ『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』




脚色賞


・ワン・バトル・アフター・アナザー

【ひとこと】vs『罪人たち』が避けられているこの部門の受賞は確実。アメリカ脚本家組合賞ほか前哨戦受賞済み。PTAは間違いなく一つはオスカー像を持って帰ることができる。


予想:ワン・バトル・アフター・アナザー
希望:ワン・バトル・アフター・アナザー



脚本賞


・罪人たち

【ひとこと】vs『ワン・バトル・アフター・アナザー』が避けられているこの部門の受賞は確実。アメリカ脚本家組合賞ほか前哨戦受賞済み。ライアン・クーグラーは間違いなく一つはオスカー像を持って帰ることができる。センチメンタル・バリュー』の脚本も極上だった。

予想:罪人たち
希望:罪人たち



編集賞


・ワン・バトル・アフター・アナザー

【ひとこと】コメディ/サスペンス/アクションとあらゆるジャンルを縦横無尽に駆け回り、緊張感マックスのカーチェイスへと雪崩れ込む編集術が爆発した『ワン・バトル・アフター・アナザー』が本命。アメリカ編集監督組合賞をはじめ、英国アカデミー賞も受賞。『罪人たち』に気をつけて。票が割れて『F1』が受賞したら、それだけは面白くないです。


第5弾は、いよいよ作品賞、監督賞、キャスティング賞、国際長編作品賞、長編ドキュメンタリー賞の受賞予想です。お楽しみに。

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