子どもの「本物の好奇心」が育つ、鳥取の施設4選
鳥取で子育てするとなったときに、ちょっと気になってしまったのが子どもの教育環境でした。
学校の選択肢や習い事の選択肢は、都市部には及びません。
「子どもにとって刺激が足りなくなるんじゃないか」という不安が、頭の片隅にずっとありました。
でも実際に暮らしてみると、その心配は少しずれていたことに気づきます。
子どもが夢中になる瞬間
子どもが2歳の時のことです。倉吉市のなしっこ館に行きました。
入場料は大人300円、未就学児は無料です。その日はたまたま梨の収穫を体験することができました。
初めて木からもぎ取った、大きな梨。
「おかあさん!なし、大きいね!」
もぎ取るときの手ごたえ、さんさんと光る太陽、食べたときのジューシー感。
どれを体験するときも目がキラキラしていて、心から楽しんでいる。
「本物」を通した体験ほど多くの学びはないと気づかされたのは、私の方でした。
「いい体験」って、なんだろう
子育てをしながら、ずっと気になっていたことがあります。
子どもに「よい体験をさせてあげたい」とは思う。
でも、そもそも「いい体験」って何だろう?
習い事をたくさんさせること?有名な施設に連れていくこと?
そういうことじゃない気がする、という感覚はずっとありました。
あるとき、こんな考え方と出会いました。
子どもの脳は、多様な体験を通じてこそ、もっともよく育つ。
でも大事なのは「体験の量」ではなく、「子ども自身が動かされているかどうか」。
誰かにやらされている体験と、自分から引き寄せられていく体験は、脳への働きかけが全然違う。
「やってみたい」「なんだこれ」「もっと知りたい」という内側からの火が、好奇心と知性の土台をつくる。
なしっこ館での子どもの顔が、頭に浮かびました。
ああ、あれが「本物の体験」だったんだと。
鳥取には、そういう場所が意外とある
都市部から鳥取に来た人が共通して驚くことのひとつが、子ども向けの公共施設の充実ぶりです。
お金をかけなくても、「こうしなさい」と言わなくても、子どもが勝手に動き出すような場所が、県内にいくつもあります。
わらべ館(鳥取市)
童謡とおもちゃをテーマにした体験型の施設です。
音を鳴らす、リズムを感じる、楽器に触れる。小さい子どもでも「これやりたい」と自分で動き出せる設計になっています。
雨の日でも一日遊べる、地元子育て世代の定番スポット。
かにっこ館(鳥取市)
カニを中心に水の生き物の展示が見られます。入館無料で、タッチプールもあります。
生きたカニや様々な生き物に実際に触れられる体験は、図鑑では絶対に得られないもの。
無料とは思えない満足度で、子育て世代のリピーターも多い施設です。
青山剛昌ふるさと館(北栄町)
コナンの作者・青山剛昌さんの出身地に建てられた施設です。
ただのキャラクター展示ではなく、謎解き感覚で館内を楽しめる仕掛けが随所にあります。
「なんでここにこれがあるの?」と子どもが自分で考えながら歩く姿が見られます。
コナン好きでなくても十分楽しめる、不思議な引力のある場所です。
なしっこ館(倉吉市)
梨をテーマにした体験・展示施設です。倉吉未来中心の噴水広場とセットで使えるので、一日遊びやすい。
試食もできて、「食べる」という体験から興味が広がる構成がよくできています。
「梨ってこういうものなんだ」という発見が、子どもの食への好奇心につながります。
地方にしかできない子育てがある
習い事で忙しくしたり、スケジュールを埋めたりすることが、必ずしも子どもの好奇心を育てるわけではないかもしれません。
むしろ、「ゆっくりした時間の中で本物に触れる体験」が、子どもの内側にある火をつける。
しかもそれが、特別な日ではなく、日常の中にある。
このような「本物」体験を、地域の中の子育てにおける強み・財産として認識していきたいと感じています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
他の記事も是非ご覧ください
保育園・幼稚園・こども園はもちろん、鳥取の子供向け施設や公園に芝生が多いのはなぜ?
鳥取×子育てでたくさんの気づきを得ています❤
