6【ジジとババと、みなさまと私】鬼の目にも涙の日
ジジの世話をババだけでできなくなった。
痛みが強くなり一度救急車も呼んだが、
救急隊の方に日曜日だったことや、今のジジの状態だと返されると言われた日の後の話。
はじまり、はじまり👏👏👏
(なんていっている余裕はないけどねー)
夜ごはんを食べたあとのことだった。
ベッドに横になった父が言った。
「おってくれるのか」
夜、泊まるのかという意味だと思って、
「いるよ」と答えた。
すると、
「どうしとるんだ?」
「誰が?」
「うちの……」
うちのこと?
「大丈夫だよ。みんな大人だから。適当にやってるよ。」
そう言うと、父がぽつり。
「俺が出すで……
食べるもん、何か買ってやってくれ。」
目の端に、ちょっとだけ涙がたまっている。
……は?
うちの家族を心配してくださるなんて、初めて聞きましたけど。
あなた、今まで孫が来ても「おっ」しか言ってませんでしたよね。
なんだか急に、人間らしい一言。
そんなこと言える人でしたかね。
痛みがあるのに持病の悪化ということで、緊急入院もできず、後2日待機。
そりゃ、弱るわね。
聞いている私のほうが、うるっときた。
鬼の目にも涙って、これかなぁ。
今までのことを、
ちょっとだけ許した日。
今日も、ジジとババと、みなさまと私の一日。
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