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縄文といえばの岡本太郎イヤー:埴輪・土偶リミックス(2025.4~6)

アートをつくるとき、モチーフやアイデアの源泉に土偶や埴輪を選ぶことは大きな選択だと思う。単に美的センスの側面でも、太古の洗練されたデフォルメ技術やユーモアさを嫌味なく再現するのはとっても難しい。しかも埴輪・土偶となると、岡本太郎の縄文論にあるように日本の国民性とか2000以上、紀元前の歴史の重みとか人類だとかそういう意義が乗っかってくる。

国立近代美術館「ハニワと土偶の近代」展より

長谷川三郎《無題ー石器時代土偶による》1948年

だから埴輪や土偶を自身の作品に組み込む人は、かなりの哲学や文脈を踏まえた思考を持っているってことだ!でもただ単にかわいいし、かっこいいからっていう理由でも全然ありだし、1番にはそういう楽しみ方がしたい。

なすにきびが主に東京で見たものを中心に、2025年4月から6月までに東京で見た埴輪土偶イズムの作品をまとめて紹介。

○おかえり、ヨコハマ展ー横浜美術館

横浜美術館のリニューアルオープン展。横浜の美術の歴史を古代から一気見できた面白い内容だった。横浜出土の土偶展示と、戦後考古学ブームを意識して描かれた土器と埴輪の日本画、中島清之の《古代より》の展示。

ついでに、横浜美術館の顔とも言えるルネ・マグリットの《王様の美術館》と土偶を勝手に結びつけてみたりしました。面白いのでぜひ↓

○岡本太郎ー岡本太郎記念館、犬山市

国立近代美術館「ハニワと土偶の近代」展でも取り上げられていた岡本太郎。縄文の美を再発見し、自らの作品にも取り入れていった画家の代表。青山にある岡本太郎記念館での「《予感》とその時代」展、犬山に行った時、若い太陽の塔を見ました。

岡本太郎記念館展示より

↑記念館1階の受付の先すぐにある立体作品、《縄文人》。土偶よりも縄文土器のデザインからの影響が大きそうに見える。”人”とは言っても縄文の呪術とか力の概念を集合させたものとして表しているのかな?

アトリエ再現

犬山市で見た、もう一つの太陽の塔↓

なんか8月にタローマンの映画?公開されるらしい!よくわからないけどすごそう!↓万博イヤーもあり今年は特に岡本太郎が気になります。

○加藤泉ー東博 浮世絵現代展、島根県立石見美術館

最近見たのは東博の「浮世絵現代展」での作品。初めて加藤泉のこの生物を見たときは完全に土偶影響があるのかな?と思っていけれど、見れば見るほど縄文人とかよりもっと前から地球に住んでいる、地底人とか原始の生命体っぽいパワーを感じるような、不思議な生き物。

京友禅の着物とのコラボ、7月には出身地島根県で大規模展覧会と、見られるところが多いので、見たい!

○小谷元彦ーゴジラ・THE・アート

6月29日まで森アーツセンターギャラリーでやっていた「ゴジラ・THE・アート」展で展示されていた小谷元彦の人型ゴジラの作品。直接土偶や埴輪のモチーフを扱ったわけではないけれど、過去に同作家が作った土偶と半跏思惟像のミックス彫刻を知って気になっていた。

影含めかっこいい

ウルトラマン/ウルトラマン怪獣の影響が大きいと自身で語っていて、そこを遡れば土偶と言えるかも。今回のこのゴジラの作品も「怪物、恐怖/畏怖の存在=土偶」と「兵士=(戦意高揚/軍国教育の存在としての)埴輪」の対立の図と見れなくもないかも?しれない

土偶×半跏思惟像↓

○日本美術の鉱脈展

こちらは、大阪・中之島美術館で6月21日から8月31日まで開催している「日本美術の鉱脈展」。展覧会の第7章が「縄文の造形、そして現代美術へ」というテーマで、そのまま縄文モチーフの現代美術が展示されているので行ければ、行きたい!

以上、2025年4月から6月の土偶・埴輪を感じた作品・展示たちでした。他にもあったらぜひ教えてください。

おわり

埴輪土偶イズム2025年1〜3月もぜひ↓


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なすにきび...勝手美術 偏った美術愛ですが、面白いなと思っていただけたら、いいねフォローなどよろしくお願いします。大変はしゃぎます。