7点のスクショを8点にしたくなった日(前編)
こんにちは。Wiratです。
以前、アプリのストアスクショについてこんな記事を書きました。
その記事では、
「貼っただけのスクショ(0点)を、ちょっと工夫して7点くらいまで持っていく方法」
について書きました。
初めてアプリを公開する方の中には、せっかく良いアプリを作ったのに、スクショだけがジャージ姿のまま表に出てしまっている方がいます。
それはもったいない。
少し工夫するだけで、スクショはかなり良くなりますよ。
そんな思いで書いた記事でした。
ただ、記事の中では少し偉そうなことも書いていますが、私は別にスクショマスターではありません。正直に言うと、
「0点を7点にする」
ことはできても、
「7点を8点にする」
ことについてはよく分かっていませんでした。
そんな私が、今公開しているアプリのスクショを全部やり直そうと思った出来事がありました。
今回はその話をします。
タイムラインで見つけた、一番役に立ったポスト
私はタイの田舎に住んでいて、普段日本人と話す機会が一切ありません。
だからXは、情報収集というより、日本の雑談やニュースを眺めたり、ちょっと発信したりするくらいの場所として使っています。
開発の愚痴が流れてきたり。
筋トレの写真が流れてきたり。
開発者同士の雑談が流れてきたり。
そんな何気ないタイムラインの中で、今まで見た中で一番役に立ったポストがありました。
それが、このポストです。ある開発者さんのストアスクショ改善事例です。
〜ゆるぼ〜
— なかぽん (@nakapooooon) June 10, 2026
AppStoreのスクショABテストで、何故下の方がコンバージョン率がよかったのか言語化できる人 pic.twitter.com/fK5UeuSQnL
私はその画像を見た瞬間、まだコンバージョン率の数字を見る前に、
「絶対に下の方がいい」
と思いました。本当に一瞬で。
理由は説明できない
そのポストには、
「なぜ下の方がコンバージョン率が良かったんでしょうか?」
という問いが添えられていました。
リプライ欄では、
「文字が大きくなったからでは?」
「文字数を減らしたから?」
「色使いが良くなったから?」
「上の方がしっかりしてるけど、下のほうが魅力がある」
など、さまざまな意見が出ていました。
なるほどなるほど。確かにそうなのかもしれません。
でも、私の中では少し違いました。
もちろん、それらの個々の要素も関係あるでしょう。
ただ、それは後から付けた説明のような気がしたんです。
私は画像を見た瞬間、そんな分析をする前に、本能で
「こっちだ」
と感じました。こういうのをセブンセンシズっていうんでしょうか?
小田和正ばりに、言葉にできないけど。でも絶対に下がいいと。
そして気づいた
その時、ふと気づいたんです。
上のスクショ。これ、少し前までの私が作っていたスクショに、とてもよく似ているじゃないかと。
スマホ画面はできるだけ大きく。
UIがよく見えるように。
機能が伝わるように。
画面はきれいに整列。
情報も過不足なく配置。
いわゆる「ちゃんと作られたスクショ」です。たぶん7点くらいの。
実際、私も同じような考え方でスクショを作っていました。
そして、上のスクショ単体でみると、悪くないんですよ。
本当に「ちゃんとしてる」(By 氷月)
ところが、下のスクショは違いました。
スマホ小さい。
傾いている。
すきま大きい。
キャッチコピーでかい。
なんか揃ってない。
でも、圧倒的に良く見えます。
なぜなのか。
その理由はまだ分かりませんでした。
私はUIを見ていなかった
そして、気づいたんですよ。
なんと、私はスマホ画面の中を全く見てなかったんです。
本当に見ていませんでした。
改善後のスクショを見て、
「絶対こっちがいい」
と思った瞬間、私はまだそのアプリが何のアプリなのかすら理解していませんでした。ましてや、スマホ画面の細かいUIなんて見ていません。
上の、UIがしっかり見えるスクショですら何も見ていないし、
下のスクショでももちろん見ていませんでした。
見ていたのは、
全体の雰囲気。
余白。
キャッチコピー(の雰囲気)。
レイアウト。
色。
そんなものばかりでした。
この気付きは偶然だった
今になって思うと、この気付きは偶然でした。
もしこれが、マーケティング会社が運営するWebサイトなんかに良くある
「スクショ改善テクニック10選!」
みたいな記事の中で見た画像だったら、私は最初から分析モードに入っていたと思います。
文字サイズ。
余白。
色使い。
スマホの配置。
こうしましょう、ああしましょう、といった説明付きで見ていたら、
説明をなぞるだけで、
「ふ~ん、フムフム、あ、そう。なるほどね、頭では分かってる」
で終わっていたと思います。
でも今回は違いました。
このとき、私はXを流し見していました。
画像も縮小されていました。
スマホ画面の中身なんて、ほとんど見えません。
それでも私は、
「絶対に下だ」
と思ったんです。
そして後になって気づきました。
それは、ストアで流し見しながらアプリを探しているユーザーに近い状態だったのではないか、と。
ユーザーはUIを見ていないのかもしれない
私はずっと、
「ユーザーにUIを見せないと」
「せっかく頑張って作ったアプリの画面、しっかり見てほしい」
みたいに思っていました。
だからスマホ画面を大きくしていました。
アプリの画面が、UIの中のボタンが、よく見えるようにしていました。
でも、その考えが少し変わりました。
だってこのとき、開発者である私自身ですら、UIを一切見ていなかったんですから。
もちろん、ダウンロード直前のユーザーはUIも見るでしょう。
比較検討もするでしょう。
でも、その前に、もっと前に、ユーザーはまず、
「なんか良さそうかどうか」
を感じているのではないでしょうか。
そして、その判断はUIを見る前に終わっているのかもしれません。
その後の3日間で、私は7アプリのスクショを全部作り直しました
このポストを見てからの3日間、
私は公開中のアプリのスクショを片っ端から見直し始めました。
そして気が付くと、7アプリのスクショを作り直していました。
しかも、
「文字を大きくする」
とか
「色を変える」
とか、
そんな小手先の修正ではありません。
(でも結果として文字は大きくなってます)
もっと根本的に、
「ユーザーは何を見ているのか」「何を見ていないのか」
を考えながら作り直したんです。
結果として、面白い発見がありました。
次回は実際の改善前・改善後のスクショを並べて見せながら、私が7アプリでスクショをどんな風に変えたのか
(スマホを傾けたらどう変わったのか、何を削ったのか)、
そして何を学んだのかをドカンと紹介したいと思います。
アプリを作っています。私の開発アプリが気になる方はこちらからご覧ください → MajimeSoftのアプリ一覧
