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しっくりこないので、新しい肩書を考える【駐妻・駐夫】

 昨年の10月に「駐在夫」の肩書がしっくりきていないという話を書いた。「駐在妻」の方の中にも同じような感覚を持つ方がおり、決して自分だけの悩みではないのだと感じた。どうすればいいか、少し考えてみたい。


言葉の持つ華やかなイメージ

 今の状態を正しく説明するなら海外駐在勤務帯同者のような言い方になるだろうが、「駐在妻(駐妻)」や「駐在夫(駐夫)」と呼ぶのが最も一般的だろう。

 個人的には、駐在妻や駐在夫という言葉からは、華やかでキラキラしたイメージを感じる。何となく、色者扱いされているような気分もする。以前も書いたが、これにしっくりきていない。

 しかしながら、自分の立場を簡単に説明できる言葉は非常に便利だと思っている。そのため、私は「『いわゆる』駐在夫」などと伝えることで自分の中のバランスを取っている。


強調される「妻」「夫」

 しっくりこない理由は、それだけではないことに最近気づいた。やたらと、「妻」や「夫」が強調されていることだ。海外駐在に帯同するのは、妻のケースもあるし、夫のケースもあるのだから、ことさら「妻」や「夫」を強調する意味はないはずだ。

 20~30年くらい前までは、夫が働き妻が帯同するケースがほぼ100%だったと想像する。それゆえに、「駐在妻」という言葉が誕生したのも理解できる。しかし、ジェンダー平等が推進される現代において、妻や夫と言い分ける必要性はあまり感じない。

 何をたわけたことをと思うかもしれないが、他の肩書に目を向けてほしい。「OL」や「サラリーマン」は、男性も女性も会社員やビジネスパーソンと言うし、「看護婦」は男性も増えて「看護師」と呼ばれるようになった。


ニュートラルな肩書を模索

 異国の地での生活は、たとえ帯同者であっても、母国の家族や友人と離れる孤独感、自らの仕事のキャリアの中断、現地の環境や言語への適応などさまざまな不安や悩みがある。

 こうした悩みに、真摯に目を向けてもらうためにも、新たなニュートラルな肩書を考えてみるのはどうだろうか。そして、自分がすんなり受け入れられる肩書があれば、肩身の狭い思いをしなくて済む気がする。

 ただし、広く認識され使われるようになるためには、短く分かりやすい言葉である必要がある。最初に思い浮かぶのは「駐在帯同者」だが、これでは長すぎる。略して駐帯ちゅうたいでは、中退と勘違いしそうだ。

 生成AIと相談しながら、ブレインストーミングしてみたい。

  • 駐在帯同者

  • 駐在同伴者

  • 駐在パートナー

  • 駐在配偶者

  • 略称案:駐同ちゅうどう駐伴ちゅうはん駐同ちゅうどう、駐パ、駐配ちゅうはい駐偶ちゅうぐう

 想像できる範囲で提示してみた。個人的には、略せずに「駐在パートナー」という言い方がいいのではないかと思った。帯同者だと子どもなどを含むが、これであれば配偶者やパートナーであることが理解できる。

 またパートナーという言葉は公式の場面でも使えるしっかりした響きを持っている。新しさやおもしろみはないかもしれないが、今使い始めても通じる分かりやすさもある。


皆さんはどう思う?

 ここまで駐在帯同者の肩書について考えていることを書いてきたが、皆さんはどう感じられただろうか。

 皆さんの反応を踏まえて、新しい肩書を使い始めることにしたい。もっと良いアイデアがあるという方は、ぜひ教えていただきたい。使っていくことで、新しい言葉は広まっていくと思っている。


レトロでかわいらしい地下鉄の入り口ランプ。NYCの地下鉄の入り口も、時代とともに変化しており、場所によって姿は異なっている

きょうの1曲

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