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日本と違うアメリカの冬タイヤ事情🇺🇸

 雪国在住者は言わずもがな、スキーやスノーボードを愛好する者にとって、冬用タイヤは命を預ける存在と言っても過言ではない。安全にスキー場へ行き来する要であり、仲間同士の雑談でも、タイヤ買い替えなどの話は定番中の定番である。

 アメリカに引っ越してきて最初の冬を終え、今住んでいるアメリカ北東部と日本の冬用タイヤ事情の違いが分かってきたのでこのタイミングでまとめておくことにしたい。


「スタッドレス」中心の日本

 日本の雪が降る地域で車を使う人は、夏はノーマルタイヤを用い、冬にスタッドレスタイヤへ切り替える人が多いと思う。私が日本で住んでいた栃木県では、雪があまり降らない県南部は通年ノーマルタイヤの車も多いが、県央部→県北部と北上するにつれて冬のスタッドレスタイヤ装着率が上がっていく印象がある。

 雪国在住者や頻繁に降雪地帯に行く人のスタッドレスタイヤ装着は、日本では必須だということは多くのドライバーの共通認識だろう。


NYC周辺はオールシーズンが多い

 一方で、アメリカのニューヨーク周辺は通年オールシーズンタイヤの車が多いと感じている。雪はそれなりに降るものの、道路に大量にまく塩と除雪によって雪のない路面状況を維持するため、ある程度まではやり過ごすことができるように見えた。

 その傾向はスキー場周辺でも同様で、マンハッタンから2時間程度でアクセスできるニューヨーク州のキャッツキル地域、ペンシルベニア州のポコノ地域のスキー場の駐車場は、オールシーズンタイヤが多かったように感じた。日本のようにスタッドレスタイヤを装着していた車も見かけたが、一部だった。


スパイク付きが活躍する地域も

 金属のピンが埋め込まれたスパイクタイヤは、路面を削ってアスファルトの粉塵を発生させることが社会問題となり、日本では使用が厳しく規制されている。そのため、アイスバーンでの制動力は優位なものの、ほとんど使用されていないのが実情だと思う。

 一方で、アメリカでは州によって規制に違いはあるものの、多くは冬や、一定の条件を満たせば使用できるという状況のようだ。

 先日、カナダと国境を接するバーモント州を訪れたが、ここではスパイクタイヤを装着した車を多数見かけた。スキー場のロッジにもスパイクタイヤの広告が置かれており、一般に流通していることを理解できた。冬の厳しい気候が第1だろうが、同州はスパイクタイヤの使用が通年認められている数少ない州の1つということも一因かもしれない。


フィンランドのタイヤメーカー「ノキアンタイヤ」。よく見ると、ピンが見える=キリントンスキーリゾート、バーモント州


まとめ

 アメリカでの生活にあたって、冬のタイヤをどうするかはずっと気になっていたことだった。

 私は滞在年数が限られていることもあって、オールシーズンタイヤを装着している。普段使いには問題ないが、降雪時のスキー場へアクセスするには不安がある。そのため、天気予報をよく確認して直前に雪が降らないタイミングで行くことにしていた。また凍結路での脱出用にオートソックという布製タイヤチェーンを車に備えておくことにした。

 降雪の多い地域に住んでいる方は調べるまでもないだろうが、都市部からスキー場などアクセスする方は自身の車とタイヤ、天気をよく確認して訪れると安全だと思う。



きょうの1曲

Tank! - Seatbelts
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