アメリカ野球殿堂博物館で日米の野球の歴史とイチローの偉業をたどる(2025.10訪問)
小学生~高校卒業まで野球漬けの生活を送っていたアラサー世代の私にとってイチローはまさにスーパースターだった。そのイチローが今年、日本人で初めてアメリカの野球殿堂入りを果たした。
アメリカ野球殿堂博物館に車で行ける範囲に住んでいるのだから、「行かないわけにはいかない!」と思い、チケットをHPで購入して訪問した。殿堂入り選手のプレートのほか、イチローの殿堂入りを記念した企画展「野球とベースボール 太平洋を越えた日米の野球交流」なども見学したので記録しておく。
博物館はニューヨーク州のクーパーズタウンという小さな町にある。ニューヨークといえども、マンハッタンからは車で片道3時間半~4時間ほどかかる。訪れることが難しい方は、読んで雰囲気を楽しんでもらえたらうれしい。

※登場人物の敬称略はご了承ください。
殿堂選手の銘板ギャラリー
博物館は1939年の開館。2025年時点で、選手や監督、野球の発展に貢献した人ら351人が殿堂入りしている。
1階には神聖な雰囲気のギャラリーがある。壁には選手の顔と功績が書かれたプレートが一面に並ぶ。野球ファンにとってはまさに聖地といえる場所だ。




2025年に殿堂入りした人の紹介展示
2階には新たに殿堂入りした人の紹介コーナーがあった。イチローやCC・サバシアらが紹介されていた。




尊重される大記録
さまざまな展示物の中には数字に焦点を当てたコーナーもあった。そこでは大記録を達成した選手が使用した用具と、その数字が並べて紹介されていた。日本に関係する記録もいくつかあった。
長い歴史を持つだけに、偉大な記録とそれを打ち立てた選手へのリスペクトを深く感じられる内容だった。
日本関係選手






その他





企画展「野球とベースボール 太平洋を越えた日米の野球交流」
企画展は日本とアメリカの野球を通した交流がテーマとなっているが、日本の野球の歴史を紐解けば当然アメリカとつながってくる。それゆえに、日本の野球そのものの歴史を振り返る展示でもあると感じた。
ただ野球について紹介するのではなく、日米の応援スタイルの違いや球場グルメ、ゲーム、正岡子規の野球に関する句など文化的な側面まで抑えていたことが印象的だった。
また展示には日本語がたくさん使われており、アメリカにいることを忘れてしまうような雰囲気だった。





















その他の展示











駐車場や周辺の様子
訪問した際(10月上旬)には、博物館近くのダイブルデイフィールドという球場の駐車場に車を止めた。周辺には路駐する形式の駐車場も多数あった。





終わりに:野球愛に満ちた空間
遠いけど行く価値あり
自宅から片道約4時間の移動だったが、行ってよかった。途中で人の姿もない山道を通ったが、クーパーズタウンには野球好きの人たちが各地から集まっていた。文字通り老若男女がおり、展示を見ながら記録などについて談笑する人たちもいて野球愛にあふれた空間だった。訪れるのが大変な場所にあるが、野球好きなら行く価値はある。
選手への敬意も強固に
往年の名選手の記録や用具を間近で目にすることで、改めて偉大さを実感した。時代が進むとともに、用具やトレーニング方法などが進化していることも理解できた。どの時代でもトップで活躍し続けることは大変であり、現役選手たちへの敬意も強まった。
さらに深まる日米の野球文化
日本人がMLBに注目しているように、近年は日本の球場でも外国人と思しき人の姿を多々見かける。日本ではインバウンドが増加する中、日本文化の一つとして野球の試合を観戦することが観光体験の一つになっているのだろう。
私もアメリカにいる間にできるだけMLBの試合を楽しみたい。そして、さらに日米の野球文化が深化していくことを願う。
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