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帯同家族がアメリカで運転免許を取るまで|NJ州での4つのステップ(2025.6取得)

 日本の運転免許証と国際免許を持っているが、しばらくアメリカに住む場合はこちらの運転免許証が必要らしく、約2か月かけてニュージャージー州の免許証を取得した。

 取得までにはソーシャル・セキュリティー・ナンバー(SSN)の申請などいくつかのステップがあった。私はそれぞれを順に進めていけばいいと考えていたが、領事館での手続きなどは先を見通しながら進めることが重要だったと後から気づいた。。ばらばらに考えると、抜けてしまうポイントがあったからだ。

 ここでは、いわゆる駐在夫である私の経験を振り返りながら、免許取得の手続きを体系的にまとめたい。



STEP 1:必要書類は何か?


 まずは必要書類を確認し、不足しているものを集めなければならない。免許の取得のためには下記の表の通り、PRIMARYとSECONDARYの計6ポイント分の身分証明に加えて、住所証明とSSNの証明が必要になる。その中で、私は紫色のアンダーラインを引いたものを用意した。


必要書類の表。私は紫色のアンダーラインの物を使用した


私が用意した書類


  • パスポート(PRIMARY)/ I-94

  • 日本の運転免許証(PRIMARY)

  • アメリカの民間医療保険のカード(SECONDARY)

  • ソーシャル・セキュリティー・カード

  • 自分の名前、住所宛てのファーストクラスメール(住所証明)


 上記書類のほか、アパートの契約書も用意したが、こちらは取得の手続きでは提出を求められなかった。私は帯同家族であるため、集められる書類が限られていた。実際にアメリカで働いている人かつ、公共料金などの契約者本人であれば、銀行や公共料金関係の書類を使うこともできるだろう。

 必要書類をリストアップすると、私はソーシャル・セキュリティー・カード、住所証明書類をそろえる必要があることが分かった。


STEP 2:SSNの取得


SSN取得の必要書類

 SSNを取得するためにも、いろいろな書類が必要だ。私の立場で必要となった書類は下記の通り。人によって異なると思うが、駐妻・夫の方はほぼ同様でないだろうか。


  • 申請書

  • パスポート

  • ビザ

  • I-94

  • 戸籍謄本と領事館発行の婚姻証明書


時間がかかったのは婚姻証明書の発行

 パスポートやビザは持っているし、I-94はオンラインで確認ができるのでスムーズだった。しかし婚姻証明書の発行には非常に時間がかかった。

 証明書の発行はオンライン在留届(ORRネット)を通じて4月上旬に申請したが、管轄のニューヨークの領事館は予約制で、受け取り可能枠は5月上旬まで空いていない状況だった。やむを得ないが、待たされる形になってしまった。


自動車運転免許証抜粋証明の申請も忘れずに

 婚姻証明書の申請と併せて、免許証取得の際に提出する日本の免許証の英訳証明「自動車運転免許証抜粋証明」の発行も併せて申請するといい。婚姻証明書と同時に受け取ることができ、予約も1回で済む。

 私は気づくのが遅くなって別のタイミングで申請してしまった。気づいてからメールで領事館に問い合わせ、同時に受け取ることができた。最初から理解していれば、その手間を省けたはずだ。


ニューヨークの領事館前


SSN申請はオンラインで

 SSNの取得申請はオンラインでできたのでスムーズだった。ただ、オンラインで申請後、ソーシャル・セキュリティー・オフィスに行く必要がある。こちらも予約制なので、婚姻証明証を受け取る翌々日の日程で予約を入れた。

 窓口では、書類の確認をした程度ですぐに終わった。スタッフの対応も良く、非常にスムーズだった。控えを受け取り、その後1週間弱でカードが自宅に届いた。



STEP 3:住所証明の郵便物を取得


 公共料金などの契約者でない私は、私名義の郵便物が家に届かない。いくつかのブログで他の方が「USPS」(日本でいう日本郵便)のInformed Delivery Serviceを使うことを言及されていた。

 このサービスは、登録することで自宅に届く郵便物をオンラインで確認できるもの。登録に際して、本人・住所確認のために自分宛ての郵便が自宅に届くため、これを住所証明として用いるのだ。

 この郵便物が住所証明として使えるかは、免許センター(MVC)の職員によって異なる可能性もあるそうだが、私は使うことができた。


STEP 4:MVCで運転免許証の発行手続き


免許もまずは予約から

 書類がそろってようやく運転免許証の取得手続きに移る。まずはMotor Vehicle Commission(MVC:日本の免許センターや運輸支局みたいな場所)の予約を入れる。MVCのHPは予約の項目がたくさんあって分かりにくい。何が正しいか分からないが、私はInitial Permit(初回の書類確認)の予約を入れて訪れた。

 都市部に近いオフィスほど予約が埋まっていて、郊外に行くほど予約を入れやすいようだった。私は評判がそこまで悪くなかったOaklandにした。


MVCの入り口。ショッピングモール内にある


3回通うはめになった窓口

 最初の書類確認の前に、名前や住所などを用紙に記入して列に並ぶ。この用紙には体重を〇ポンド、身長を〇フィート〇インチと書かなければならないので、事前に確認しておくといい。

 書類確認は並んだ順に窓口に通された。当たったスタッフがなかなか高圧的な人だったが、確認自体は問題なく終了した。その後、写真撮影などを済ませて一通りの手続きが終了した。

 本来は知識テストも別で予約が必要なようだが、空いていたため、その場で受けられることになった。視力検査を終え、PCでテストを受けて無事に合格。スムーズに終わるかに思えたが、「火曜日から木曜日にまた来て」と言われ、予約不要のウォークインサービスの紙を渡されて終了した。どうやら混んでいたために、残りの手続きができなかったようだ。

 言われた通り後日再訪すると、今度は昼前ごろに行ったのが失敗だった。この時も混んでいて、予約なしの人の対応ができないとのこと。今回は受付の対応が悪く、「NO」を連呼するだけでなかなか状況が理解できずに困った。朝1番に行って並ばないと、混んできて拒否されることがあるらしかった。

 そしてまた後日、朝8時の開所時間に再訪し、ようやく残りの手続きを再開できた。この日のスタッフはとても親切だった。人によって全く違う雰囲気で対応されるので本当に驚く。その後、2週間弱で自宅に免許証が届いた。


再訪を求められた際に受け取った紙


意識した方が良いと感じたポイント

 ニュージャージー州の場合、日本の運転免許証があれば実技試験が免除されることが多いらしい。他の方もブログに書かれているが、日本の免許証を持っていることをしっかりアピールした方が良い。

 特に、最初の書類チェックの後に、写真撮影などをする場所でアピールするのが大事だと感じた。そこのスタッフに日本の免許証を持っていることを伝えた後、検査書類に日本の免許証番号などが書き込まれたからだ。

 また知識テストも予約しているとスムーズかもしれない。私のように再訪を求められた場合は、朝1番で訪問することも大事だと思う。


知識テストの勉強はネットで

 無勉強でも日本で運転していればある程度は正解できると思うが、全問正解は難しい気がする。私は下記のサイトの模試を10回分程度受けたのと、サイトにアップされているシートを読んでから本試験に臨んだ。よく分からない問題は先送りしながら回答し、不正解3問で合格ラインの正答40問に達した。

 テストは日本語で受けられる。翻訳が分かりにくい問題もあるので、所々、原文に切り替えながら回答した。テスト中は電子機器の電源を切るように促された。


まとめ


 振り返ると、領事館の窓口予約枠がかなり先まで空いていなかったことが免許取得までに時間がかかった1番の要因だった。窓口関係はすべてオンライン予約制となっており、特にSSN関係は事前にオンラインで申請までできたので想像よりもスムーズだった。

 MVCはオペレーションが画一化されておらず、人によって対応が違う印象を抱いた。スムーズにいかなくても、粘り強く対応していくしかないと感じた。



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