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【マンガ業界Newsまとめ】WEBTOONとDisneyの提携で株価倍増、元ジャンプ作家編集長の元に作家集まる など|8/24-212

マンガ業界ニュースの週1まとめです。
マンガ・アニメの業界カンファレンスIMARTの主催やIP市場調査を行うMANGA総研運営する筆者が、マンガ・Webtoon関連のニュースを、ビジネス系を中心に、短時間でチェックしていただけるようにまとめています。

1週空けての更新で、少し記事が多いです。

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縦読み漫画ウェブトゥーン株、81%高-ディズニー提携や好決算を評価

タイトル訳:ウェブトゥーン・エンターテインメントの株価が今日ほぼ倍増した理由

昨夏のNY市場上場以来、低迷していたWEBTOON Entertainment(WBTN)の株価ですが、8/12にあったディズニーとの連携ニュースを得て、株価がほぼ倍加し、上場以来高値となっているようです。

2つ目の記事に少し詳しく書かれていますが、今回は「提携をする」と発表をしたまでで、その具体的な内容、提供作品、提供開始時期などは発表されてないようです。それにしてもこれだけの規模の会社の株価が倍になる(=時価総額、会社の価値が倍になる)というのは凄いインパクトですね。

これにより、WBTNはZ世代をはじめとした若者、若年層にアプローチできるようになるという評価のようです。日本だと、版元やPFが評価されるきっかけといえば「ヒット作を作った」「ヒット作を売った」といったように、結果を残した後に、その実績から評価が得られるかなと思いますが、提携だけでこの影響というのはいささか気が早い気もします。とはいえ、これが「上場をする」ということだなとも言えます。


伝説の打ち切りマンガ『タカヤ』を手がけた元ジャンプ漫画家、編集者を経て新規Web雑誌の編集長に就任。「あててんのよ」「よっしゃあああッッ THE ENDォオ!!」を生み出した坂本裕次郎氏の現況に驚きの声

記事のネタだけ追うと、元ジャンプ作家が今はWeb雑誌で編集長をしているということから、改めて作品が話題になってバズったというお話です。これもユニークなお話です。

なのですが、業界News的には以下の方が重要かなと。

このバズで夏休みがなくなっちゃった、坂本さんが所属するのは株式会社コミックルーム、新興のCPです。
自著の「漫画ビジネス」にも執拗に書いたのですが、編集部・レーベルの力の本質は、まずは多くの良い作家が集まるかどうかが一丁目一番地になります。

最近では、マンガワン編集部がYoutubeで「ウラ漫」を始めたことにより、コミティアの出張編集部では、他の編集部を差し置いて持込の行列が絶えないなくなったとか。

新興の編集部、CPの場合、まずは多くの作家に自社レーベルに興味を持ってもらうことが難しいのです。このように1ポストで多くの作家が集まるというのは、お仕事としては大きな満塁ホームランですし、15年前には考えられないモデルの変わり目を見たなぁと思いました。

狙ってやった打ち手か?というと違うやもですが、他にも様々な取組を続けて来た中からこうしたものが生まれたのだろうなと思います。

ちなみに、マンガワンを立ち上げたのは、このコミックルーム創業社長の石橋さんの小学館時代のお仕事です。つくづく最近の業界震源地となっていますね。

そんな中で、マンガワンは10周年で、また面白い動画をアップしています。それもこれも、自己表現したいというような曖昧な目的ではなく、編集部のブランディングであり、最も大きな成果は、良い作家が沢山集まることだと思います。集まりそうな良い感じの動画だなと思います。上手い。


国内News

キルタイムコミュニケーションがコミチ+を導入「コミックヴァルキリー」他、複数レーベルを統合したWeb漫画配信サイト「キミコミ」をオープンしました。

同じマイクログループのマイクロマガジン社「ライコミ」に続いて、グループ内2社目の導入となりますか。ライコミの評価が良かったのかなと思います。古巣なので個人的にも嬉しいです。

コミチ+の導入企業もかなり増えました。共通IDという、同じIDでログインできるPFに入っているレーベルが18社になったようです。小学館ビッコミ集英社リマコミ、といった独立IDの会社も入れると20社導入到達でしょうか。この共通IDという仕組みは、SNSとの組み合わせで、人通りの多い大きな書店の棚とか、駅のキオスクの雑誌コーナーのような効果を持つため、レーベルが増えるほど読者で賑わうという特徴を持っています。


ドコモと1LDK(LOCKER ROOMなども運営)で、新レーベル『Be yourself』を、コミックシーモア上に立上げ、作品リリースとのこと。ドコモと言えばdアニメストアでコミックを販売していますが、これはNTT西日本のシーモアとの協業のようです。色んな形が増えますね。


漫画全巻ドットコムのTORICOが幻冬舎と提携。漫画というより幻冬舎が長く続けている暗号通貨周りの連携とか。TORICO側の新事業という模様。


クリエイタープラットフォームのXfolioが動画サービスのβ版を提供開始とのこと。


めちゃコミのオリジナル作品がまた5億円の売上を記録とのこと。
500円の漫画単行本を100万部売ると5億円です。
一つの基準みたいになりますか。


東洋経済、日経トレンドなどが、7月に開催した米AnimeExpo・仏JapanExpoについて記事を出しています。これについては、ホントにそうだよねという内容でした。今年、ロスの治安がちょっと悪かったので心配でしたが、影響なくて良かったです。恐らく、来年は私もどちらかには行くことになりそうです。

タイトル訳:関税は漫画本屋に影響を与えているが、予想通りではない

ちょっと対照的な記事が出ていましたので並べてみました。
「トランプ関税の影」のほうは、日本から持ち込んだグッズに関税がかかって高くなっちゃったというお話ですね。一方で、本屋の漫画については、外国の作品であっても、版元は米国企業になるので、その点では影響軽微のようですね。ただ、書店でも扱ってるグッズは海外から輸入するので影響があるようです。なるほど。紀伊國屋とか厳しい影響を受けそうですね。


アニメなどテーマ「マチ★アソビ」徳島県は前回に続き補助へ

徳島のマチ★アソビは、引き続き開催ですね。


マンガワンのアプリ開発や運営などに携わるLink-Uグループが社員総会をおこなったとのこと。そのグループ会社ですが、10社あるとのことで一覧表が出ていました。

Link-Uプレスリリースより

いつの間にこんな大きなグループに!?という感じですが、マンガ周りで色々と展開しているのですね。凄いですね。グループで、この各社間のシナジーを上げたり、AIを活用して労働生産性を上げるなど、取り組んでいくということのような社員総会の内容です。なるほど。


タトル・モリ・エイジェンシーは、海外へ日本の書籍を輸出する出版エージェンシー、最大手です。ここで話されている荻野さんの取組の歴史は、そのまま日本の漫画輸出の史料みたいなところがあります。

今は、日本の漫画輸出が花盛りですけども、その歴史ですね。普通に読み物としても面白いです。中山さん、良い所に目をつけて記事にされましたね。


これは各所で話題になりましたね。個人的にはこの最初にYoshiki氏にご注進しちゃった弁護士さんなのか担当者なのかが、現在の著作物を扱ったり、SNSに露出するクリエイターと接する身として練度不足だったことにつきるなぁと思いました。余計なこと言わなきゃいいのに。


遠く中南米でマンガがいきなりバズり、その人気からカリフォルニアのVIZMediaが映像化に乗り出すという、珍しいヒスパニック先行作品なんですよね。これまでこういう道行きの作品は聞いたことないです。フィリピンのボルテスVみたいな感じの現代版ですね。


この夏のSNSでも色々あり、特に同人周りの話題が殺伐としていたのですが、不思議な一文がニトロプラスから発信されました。

でじたろうさん、同人出身ですものね。愛が炎上を少し緩和した気がします。


漫画家の丸山恭右 さんの動画、面白かったです。漫画家さん向け「漫画ビジネス」です。


Webtoon・ショート動画関連

日韓友好からのWebtoonセミナーで、大童澄瞳さんも登壇されるとか。


こちらは、メディバンのWebtoonクリエイター育成プロジェクト。


タレントマネジメントのオスカーもショートドラマへ進出。


鈴木おさむさんによるショートドラマ評。割と現実的な話です。


海外News

今回はトップでWBTNの株価急騰について触れていますが、これに伴ってかWBTN周りで様々な記事が出ていました。

ウェブトゥーンは規模から収益化へ移行、だがハードルは高まる

これを読むと、「良い作品作り」とか「将来性」とか、そういうことは全部すっ飛ばして、NYで上場したWBTNは、厳しい業績向上を求められていることが良くわかります。


これを読むと、引き続き韓国では色んな人材がWebtoon界隈に集まり、色んな試行錯誤が行われているんだなと感じられます。良しわろしだと思いますが。


タイトル訳:あまり『Ominscient』的ではない作品は、ウェブトゥーン原作の成功はファンダム次第であることを示している

『全知的な読者の視点から』の映像化の結果が、原作ファンから原作に忠実でない作品が評価されなかった事例となったようです。まぁ日本でも色んな事がありましたよね。この原作→映像化の形については、韓国も今正に経験を積んでるところですね。


タイトル訳:ウェブトゥーンは、TikTokの視聴者にアピールすることを期待して、トップウェブコミックを一口サイズのアニメに変えています

これは、Webtoonからショートアニメに転化して、新規ユーザーの間口を広げるIP戦略の話ですね。


タイトル全文を引っ張り出すと、「アジアのコンテンツが注目される時代だ。 韓国と日本のコンテンツを全世界が探しているだけに、国別の制作よりお互いが得意な部分を中心に共同制作して競争力を高めなければならない」
という内容です。

これはそうなんでしょうね。Webtoonと版面漫画、実写に強い韓国に、アニメで圧倒的な日本、と、得意分野も明確に違いますし、上手く補完できると良いですよね。特に、クリエイターの交流と、既にのっぴきならいないですが、プラットフォーム展開では色々な相互乗り入れが有効に連携できると良いと思います。


タイトル訳:KINTEXは、韓国最大規模のウェブトゥーン展示会「2025京畿国際ウェブトゥーンフェア」を開催する。

今年のWebtoonフェスは9/18-21ですね。実は、プレイベントで講演する機会をいただきました。リモートですけども。


タイトル訳:大手海賊版ウェブトゥーンサイト、閉鎖した企業からインタビューを受ける – Kakao Ent. リーパースキャンについて

これは日本だと漫画村のあんちゃんにインタビューしたみたいな話ですかね。役に立つかどうかは、相手によりますか。


これはありなんですかね。というかありだと困りますよね。


やはり中国のビジネスは一筋縄ではいかないようです。


アニメの国際市場は超巨大化中ですね。


libroさんの北米エンタメ事情です。

鬼滅の刃映画の海外展開、台湾、香港などでは順調な滑り出しのようです。


AI・画像生成関連

これは、イラストでも出来てしまうのかしら。


この行きつくところは、AIに見つかりやすいサイトをAIが作るということですよね。この「サイト」が「作品」になっていく日が来るのか。


作品のタイプは選びそうですが、映像でのAI活用は日本でも進んでいるようです。これはどんなクリエイターがやるのか?というのも重要そうです。


各所でAIに関する論争に巻き込まれるというか、森川先生らしい姿勢で色んな人とSNS上でコミュニケーションをとられていたわけですが、現状は周りが見ててちょっと心配になるくらい、渦中になっていたかなと思います。ホントに、人間がどう使うかですね。


これも、ここに貼ろうか迷ったんですが、文化庁の見解でいう「類似性と依拠性の面において問題がある」映像であることは間違いありません。見たら何の作品か明らかにわかりますからね。未整備な現在の法解釈でも黒です。

それに対し、このアカウントの方はAIに関するインフルエンサー的立ち位置の人で、「こんなに素晴らしいAIの技術」が前面に出てしまうわけですね。全く折り合いがついておりません。

ただまぁ「声優もアニメーターも不要」にはならないのが創作ですね。誰が最初にこれを作るのかという話です。そこは、ゼロから作ってきた側にしかわからないところかとは思います。


今週のセール・キャンペーン・新人賞、取組等

--セール・CP

めちゃコミで青年漫画のキャンペーン

--各種取組

精鋭たちの33時間

社会派な取組です

これは嬉しいですね。あの実写のかっこいいBGMは使われるか?あの曲、漫画読んでても頭の中に流れるんですよねw

これちょっと珍しいですね

--新人賞・漫画賞

このコンテストについては記事が沢山出てました

オープンのコンペなんですね

記事のみ紹介

ブシロード、25年6月期は営業益452%増の48億円と大幅増益 主力2タイトル中心にTCG好調 「Ave Mujica」けん引しライブ収益拡大、グッズ事業とのシナジー発揮

タイトル訳:海賊版『ドラゴンボール』漫画本を販売した疑いで男を逮捕

世界エンタメ特集「英国編」-ハイパージャパン2025:トトロと歌舞伎とクレーンがいま英国で人気の理由

タイトル訳:時代を超えて、大胆で、忘れられない!アルゼンチンの漫画界のアイコン、マファルダの60年


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