★三菱商事・丸紅(決算2025年8月1&4)
(2025.8.20)
*私が企業を調べるのに、アウトプットのためにやっているものであり、
必ずしも保有銘柄というわけではないですし、薦める意図は全くありません。調べてるだけです。また一生懸命調べてはおりますが、間違っている箇所もあるかもしれません。ご指摘いただけると嬉しいです。
前回までの決算および調べ
ちなみに、
★2768双日(決算2025年7月30日)|luck
前に双日は決算まとめたのですが、他は他の方がまとめて下さったのをさっと見た程度で終わってたので、改めて。
商社他にもありますが、個人的な独断で丸紅と三菱商事を。
・丸紅決算カルテ(8月1日11時)




進捗はまぁまぁ予定どおり。
・決算短信(8月1日11時)



26年3月通期 当期純利益 :+1.4%は前回5月と同じ数字。
配当 25年95。26年100円。3305円(8月22終値で)配当利回り3.025%
26年第一四半期:収益+5.5%・営業利益-8.5%・税引き前利益+1.4%・四半期利益+8.3%・包括利益-80.4%。
配当性向40%目安の1株あたり100円を基点とする累進配当(前回5月決算から引き続き)





減益要因としては、電力卸売・小売り事業の減益と金属は商品価格の下落に伴う豪州鉄鋼石事業および豪州原料炭事業の減益。販売費および一般管理費の増加も影響。
双日の決算でも石炭市況の影響を受けており、商品価格が下落している影響は商社各社に影響を与えた。
加えて前年同期に計上したみずほリース株式追加取得に伴う負ののれん発生益の反動や海外発電事業の減益。
逆に良かったのは、食料・アグリの部分(米国肥料卸売事業および国内鶏肉事業の増益)・北米貸車リース事業の売却益・北米モビリティ事業および航空機リース事業の増益・電子部品関連事業の取得に伴う負ののれん発生益。
アグリ部分が良かったのも、双日見てたのと一緒だなぁ。
資源価格分厳しい。
1Q前年比四半期純利益が増益なのは、丸紅・住友商事・トヨタ通商・伊藤忠だけだったけど、上にあるように丸紅の北米貸車リース事業の売却益や電子部品関連事業取得に伴う負ののれん発生益は一過性要因ではある。
あとは違うのは、資源部分が多いかどうかなど。
・決算説明資料(8月12日更新分)
ここにあるように非資源分野で〇。資源分野で✕。
資源価格下落に伴い原料炭・鉄鉱石事業等で減益。
金融・リース。不動産・食料・アグリ等で増益。





北米貸車リース事業の売却益 110億円と電子部品関連事業取得に伴う負ののれん発生益80億円。




総還元性向40%を程度・1株100円を基点とする累進配当。














・質疑応答(8月1日)





金融・リース・不動産の部分は上振れを期待している。















・8月1日11時半算発表後の株価反応
前日比-2.2%、下落で反応。7月30日決算発表の双日も前日比-2.9%だったのでそんなもんかなという感じ。通期の予想は変わらずで進捗は予定どおり。1Qについては収益はプラスも営業利益-8.5%・税引き前利益+1.4%・四半期利益+8.3%・包括利益-80.4%。
包括利益-80.4%ではあるのと株主還元などについては新たなものはないので株価反応は少し下落。
11時発表し、下落、そのままその日は終わり。翌日さらに下げからスタートし、引けにかけては戻す。翌々日は1日終値あたりで推移し、現状は上。
6日から上。

・決算時ニュース
丸紅【8002】、4-6月期(1Q)最終は8%増益で着地 | 株探ニュース
前回の↓商社(決算とともに)で触れてるけれども、丸紅のセグメント構成。食料(穀物取り扱い量)はトップで電力やインフラが強み。
非資源分野で安定収益。

・現時点の状態
PERは過去2年5年で高い位置まで来た。

PBRも同様に。

BPSとEPSからの確認は、
EPS2026.3(予)が308.6円でBPS(25.3)が2203.7なので、3086+2203=5289
÷3305(22日終値)=1.6【普通】
割安な位置は2644以下。割高な位置は5342。
・あとがき
決算はまぁ双日にも受けた印象だったけど、まぁまぁ順調、想定内という感じ。ともに商品市況の影響は減益要因となっているようだ。つまり資源部分が厳しい。
現時点はPERやPBR、BPSとEPS確認からも割安ではないため、
現状保有している状況をじっくりと進捗見つつ、全体相場の下落要因などで割安以下に下がってきたら、また少しずつ足していくといったような対応になるのかなと思った。
・三菱商事・決算カルテ(8月4日14時)



昨年よりは少し進捗遅め?も予定どおりではあるよう。

・決算短信(8月4日14時)



26年3月通期 当期純利益 :-26.4%は前回5月と同じ数字。
配当 25年100。26年110円。3233円(8月22終値で)配当利回り3.4%
26年第一四半期:収益-10%・税引き前利益-49.3%・四半期利益-45.1%・包括利益-89.1%。
丸紅や双日と比べて通期でもプラスではなく、厳しい印象はある。
それは前回の5月に出てた内容でもあるので、特に今回でのサプライズはなし。
「累進配当」+「機動的な自己株式取得」

ローソン持ち分法適用会社化に伴う減少・前年度に計上した豪州原料事業における有形固定資産の売却益の反動など一過性のマイナス要因もある。



・決算説明会資料(8月13日更新分)
進捗計画通りとのこと。
・LNGカナダプロジェクトにおいて第一カーゴを出荷。
・CermaqによるGrieg Seafood ASA社傘下の鮭鱒養殖事業取得に合意(2025年7月17日公表)
・三菱食品株式会社に対する公開買付けが終了(2025年7月8日付)
・大手総合水産加工会社Thai Union Group社株式の追加取得により持分法適用化する予定である旨を公表 (2025年8月4日公表)
・バイオ燃料 製造・販売事業への参画決定(2025年7月22日公表)
非資源分野をより取り組むべく、特に↑見てると水産部分を伸ばそうとしてる?




金属資源の豪州原料炭事業が市況下落により歩いのはどこの商社も一緒。





総還元性向目標は設定しないが、2025-2027年度の3カ年平均総菅家製鋼は中計2024における目標水準40%上回る。
「累進配当」+「機動的な自己株式取得」


金属資源分野の変化大きい。⇒豪州原料事業の市況下落による影響。
















24年以降、中国国内の需給緩和を背景に鋼材輸出が増加し、これが世界的な鋼材需給の緩和を招いたことで鋼材価格および鉄鋼ミルマージンが低下。
原料炭需要も低迷している。25年4月以降、豪州の大手2炭鉱が操業障害により生産を停止し、さらに米豪の一部炭鉱も市況悪化を背景に減産または一部操業停止の状況に陥っている。


















・質疑応答(8月18日更新)





Cermaq 社を買収し、三菱商事のサーモン養殖は世界2位になるようなので、今後注目していきたい。
利益貢献は2026年から2027年度以降。
















質疑応答の中でも、今回の水産事業投資は1800億と大きいものであるのと、今後の水産事業に対する考えや見通しについての質問が多かった。
・8月4日14時決算発表後の株価反応
前日比-1.4%。下で反応も決算数字比較では双日や丸紅よりも悪いものの、
予め悪いかもと思ってたからか、一過性要因のマイナスもあるからか、その2社の-2%ほどと比べても少しのマイナス反応。
今後の水産事業は楽しみ。
少し上行った後、下に行き、そのままその日は安値で引け。
翌日少しさらに下掘るも、前場中に前日の揉んだところまで戻す。
6日からは上行った。

・決算時ニュース
三菱商事【8058】、4-6月期(1Q)最終は43%減益で着地 | 株探ニュース
☆決算時ニュースではないけど、8月14日の記事↓ 楽しみな部分。
実は成長産業の「漁業・水産」関連、養殖市場の急拡大で見直し機運 <株探トップ特集> | 株探ニュース
三菱商事、ツナ缶製造の世界1位と資本業務提携 300億円投じる:朝日新聞
三菱商事、サーモン養殖で世界2位へ 1500億円で海外の3社買収:朝日新聞
・現時点の状態
商社はだいたいそうだが、ここ2年で見ると高いところに来てる。
5年では中央より高めな位置。(PER)

PBRは2年では意外にも中央ぎみ。5年では高め。

BPSとEPSからの確認は、
26.3のEPSが177.8円で25.3のBPSが2441円なので、1778+2441=4219
÷3233(22日終値)=1.30【普通】
割高な位置は4261円。割安な位置は2109以下。
・あとがき
三菱商事といえば資源と非資源のバランス型というイメージ。
食品も自動車も金蔵資源もLNGもインフラも。コンビニ(ローソン)
金属資源の部分は現状市況下落しており厳しい。
ただ今回の水産事業への取り組み、収益出るのは2027年以降かもしれないが、面白い。

ツナ缶製造世界1位のタイユニオングループと資本業務提携やCermaq 社を買収し、三菱商事のサーモン養殖は世界2位になるなど、
着々と水産事業を拡げていこうとしている。収益出るのはもっと先でも、
今後に注目していきたい。
☆まとめ
商社は世界の成長と密接に繋がっているので、目先だけじゃなく先の未来も見据えながらじっくりとみていきたいなと思いました。
また資源についてもそれが利益の源泉になる部分もあれば変動が激しく、
マイナス要因にもなり、各社安定化のためにも非資源分野に力を入れてきている感じがします。今は商社は割安ではなくなってるように感じますが、(過去PERや過去PBR、BPSとEPSからも)また世界的な株価下落があり、割安な位置に入ってくるようであればミニ株で各社、足したいなぁと。
このたびも今更の振り返りではありますが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。(-m-)。
