社内SEの立場が弱い!評価されない苦悩の解決案4選
社内SEの仕事をしていて、こういった気持ちを持ったことはありませんか?
「社内SEって、他の部署から結構雑に扱われるし、社内での評価も低い…」
これは私だけでなく、他の社内SEの方も同じ感想を持っている人は多くいます。
実際、「情シス 無能」 「情シス 評価されない」 などで調べると、いろいろな記事が出てきます。
私も社内SEの仕事をしていて、会社内での評価としては決して高くない仕事だと感じています。
今回は社内SEが立場として弱くなりがちな理由と、社内SEで評価されない苦悩を持っている人への対処法を紹介していきます。
社内SEは全然周囲から評価されない!
平気で無理難題を言われて、社内SEの立場って何なんだろ…
いろいろ要望は出してくるのに、こちらの要望は聞いてくれない…
こういった気持ちを持っている人には、参考になる内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。
社内SEの立場が弱い理由
では早速社内SEの立場が弱い理由を見ていきます。
同じ会社で働いていても部署によって評価や立場は異なってきます。
その中でも、社内SEの立場が弱くなりがちな理由について、私の経験を踏まえて解説していきます。
できて当たり前の仕事と思われている
社内SEはできて当たり前の仕事と思われています。
残念ながら、社内SEの仕事は定例業務や、決まったことをこなしていけばできる仕事だと周りから思われていることが多いです。
PCやシステムの設定を決まっている通りに設定する
聞かれた仕様を調べて答えるだけ
実際の開発は外部に委託しているから、発注手続きだけ
こんな感じに思っている人は、結構多いです。
確かに、決まっていることをその通りに実施する業務もありますし、調べて答えるだけの業務もあります。
ただ、実際のところは、もっと深いところまで社内SEは仕事をしています。
業務が回るようにするには、システムをどう開発・保守し、ユーザにどう操作してもらえればいいのか。
ここを考えてやらないと、業務が回らなくなる恐れがあり、念入りに考えている社内SEの人ばかりです。
これ以外にもよく考えて仕事をしないと、大きな影響があるのが社内SEの仕事です。
簡単にできて当たり前と思ってほしくないところは個人的にはありますので、こういった意見が世に広まってほしいと思っています。
売上に貢献していない
次は売上に貢献していないと思われていることです。
会社の売上に貢献している部署は、花形部署として見られがちです。
大型顧客への営業担当
会社経営の方針を担当している経営部
新たなサービスや商品を開発する開発部
こういった部署は、会社の売上向上に大きく影響がある部署であるため、社内の評価はかなり高めです。
それに比べて、情報システム部などの社内SEは直接売上に貢献することが少ないです。
そのため、他の部署からの評価は低くなりがちです。
「情シスは金食い虫だ。とにかくコストがかかっているので、金を抑えろ」
こういわれている情シスも多く、これを聞くと残念な気持ちになります。
今はDXだ、IT化だと言って労働人口が減りつつある現在、会社のシステムやITは今までにないくらい重要なポジションになっています。
ただ、経営層や他部署からは、表向きにはITを重要といいつつも、実際は社内SEに対して評価は低く、人が減らされつつあるところもあります。
売上に貢献するだけが重要な仕事ではないことを経営層に認識してもらわないと、この評価が低い状態を覆すのは難しくなります。
システムは業務の”おまけ”と思われている
次はシステムは業務の”おまけ”と思われていることです。
先ほどの売上貢献と似た話になりますが、新たなサービスや企画を開発する部署は花形として見られがちです。
ただ、新たなサービスや企画には、社内SEの力なくしては成り立ちません。
新商品をネット販売するためのサイト作成
より顧客が使いやすいと思ってもらえるようなアプリの作成
こういったところは、社内SEの仕事になってきます。
ただ、あくまでメインは新商品やサービスの開発です。
その中の一部として、便利なサイトやシステムがあるととらえられています。
そのため、このプロジェクトがうまくいったとしても、会社内で評価されるのは、新商品やサービスを開発した部署になります。
「社内SEからすると、厳しい納期の中必死にやったけど、評価はされないんです…」
結局、社内SEの仕事は大きなプロジェクトの中の一部としてとらえられるので、あまり日の目を浴びることはありません。
どんなに頑張っても中々評価されないので、自然と立場が弱まりつつあります。
何をしているかわからない
最後は何をしているかわからないと、周囲から思われることです。
会社内の異動で社内SEをしている方、社内SEの仕事をするまでは社内SEって何しているか不明な存在ではなかったでしょうか?
何かよくわからんけど、パソコン見たり打合せしたりしている
たまにシステムやPCのことを聞いてくるけど、あまりよくわかっていない
人はそこそこいるけど、みんな何しているかよくわからん
私も社内SEのある情シス部門に異動してくる前は、こういった印象を持っていました。
今は社内SEがなぜ必要なのか、仕事をしていてよくわかるようになりましたが、実際に経験してみないと仕事の重要性を理解してもらいづらい部署だと感じています。
周囲からすると、何をしているのかわからないため、評価もしづらく、謎の部署として見られていることも多いでしょう。
評価されない苦悩の解決案4選

ここまで、なぜ社内SEの立場が弱くなりがちなのか、理由を紹介してきました。
私の経験では、社内SEの仕事は重要で会社にとってはなくてはならない仕事だと感じています。
そのため、少しでも会社から評価してもらえたり、立場がよくなるよう、解決案を用意しました。
今評価されない苦悩を抱えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
相談には親身に乗る
まずは相談には親身に乗るようにします。
社内SEでは、ヘルプデスクも兼ねているところがありますが、相談や打合せの時間が正直煩わしいと思っている人もいると思います。
「自分の仕事もあるのに、よその部署と打合せなんて…時間が取られる…」
この気持ちはよくわかります。
ただでさえ忙しい社内SEで、打合せが入ってくると自分の仕事をする時間が取れなくなります。
ただ、ここで相談に親身に乗ることで、社内SEの評価も変わってくるのでがんばってください。
基本的に他の部署から相談されるときは、○○をこうしたいとか、○○ってどうなってる?とか聞かれることになります。
聞かれたことを答えるのは当然ですが、一歩踏み込んで、
「○○をするならAだとできないですが、Bでこうすると代替案として対応できるんじゃないでしょうか」
など、相手の質問の真意を読み取って回答すると信頼が得られるようになります。
例えばですが、「社内システムからのデータから自動で請求書を紙で出しているのを電子請求書にしたい」と話があるとします。
電子請求書を作るシステムを新規で作ると、大きなお金がかかるので断るしかないと社内SEの担当は考えます。
ここで、社内システムのデータから必要なデータをエクセルに落とし、そこから請求書作成し、PDFとして出すことを代替案として提案してみたりします。
場合によってはエクセルからPDFにするマクロを作ったりしてもいいでしょう。
仕事とシステムの落としどころを見つけて、何ならできるのかを一緒に見つけて、実現していく姿勢を見せることで、少しずつですが、社内SEの評価も変わってきます。
仕事の目的を伝える
次は仕事の目的をしっかり伝えることです。
社内SEから、他部署へのお願い事項などを依頼することがありますが、他部署からすると面倒くさがられることもよくあります。
「情シスが余計な仕事を増やしやがって!」
こう思われないように、なぜお願い事項をしているのか、仕事の目的を伝えることで解消することがあります。
社内SEの仕事はシステムやITを使って会社の仕事をうまく回していくことです。
そこを伝えるようにしていきます。
例えば、パソコンの取替について、今の台数が必要かどうか確認が必要な時。
新しいパソコンへ取替するにあたり、不要なパソコンは取替対象とせず、できるだけ出費を抑えたいと言ったことを伝えるようにしましょう。
売上には直接貢献しないかもしれませんが、費用を減らすことで結果的に純利益に貢献しているのは間違いありません。
このほかにも、より仕事が効率的になるためにであったり、CPUの負荷を減らすことで他の処理を追加できるようになったりと、目的と相手にとってのメリットなどを説明していくようにします。
これだけでも、社内SEの仕事について理解を得られるようになるでしょう。
仕事を縦割りしすぎない
仕事を縦割りしすぎないことも一つの方法です。
大きな会社になればなるほど、仕事が細分化されてきます。
それにあたり、この仕事はこの部署といった縦割りができてしまうことになります。
これは情報システム部門でも何でもエクセルのことを聞いてきて、
「いや、エクセルのことは情シスの仕事じゃないんだけど」
と感じることがあります。
とりあえずパソコンで困ったら情シスに聞くといった考えを持っている人は多くいます。
こんな時に、少し歩み寄って、できることは解決してあげるのも一つの方法になります。
毎回やってあげる必要はないですが、知識の継承をすることは悪いことでなく、教えた人がいろいろな人にまた教えてあげるかもしれません。
QA集などのサイトを作って社内に共有すれば、無駄な問合せも減るかもしれません。
また、もしかしたら情シスの仕事でないことも、歩み寄って解決してあげれば、それは評価してもらえることになります。
結局、困ったことを解決してくれている人の評価を下げるなんてことはありません。
大きい会社ほど縦割りしがちだけど、明確になってない仕事も多いです。
グレーなところの仕事もあるのが仕事ですが、微妙なところをあえて引き取って、解決してあげることで情シスの評価も変わってくる可能性があるので試してみてください。
社内の業務を勉強する
最後は社内の業務の勉強をすることです。
社内SEは、プログラミングやセキュリティの勉強はもちろんですが、会社の業務についても理解をしておく必要があります。
システム開発をするときは社内SEがメインとなって動くこととなりますが、その時に社内の業務が分かっていないとよいシステム開発はできません。
そのために、会社内の業務についてはしっかり勉強しておきましょう。
社内の業務知らない状態で、問合せ解決やシステム開発をしようとすると、間違った方向に進んでしまって、他部署からの評価が下がってしまうことがあります。
逆に、社内の業務を知っていれば、システムでできること、業務で何とかなることがわかるので、問題解決がしやすくなります。
社内SEはシステムやITの勉強に加え、会社の業務についても学ばないといけないので、かなり忙しいですが、身につければかならず社内からの評価は上がります。
ぜひ、社内の業務知識を身につけていきましょう。
まとめ
今回は社内SEの立場が弱い理由と、評価されない苦悩に対する解決案を4つ紹介しました。
社内SEは他部署からすると謎の部分が多く、評価されづらい部署になっています。
無能扱いされてしまっている社内SEもいますが、実際のところは社内SEはかなり忙しく、会社に大きく貢献している仕事です。
それが評価されないのは、非常にもったいないと思い、今回の記事を書きました。
ぜひ、評価されない現状が辛い人は、解決案を実践いただければと思います。
場合によっては上司も巻き込んで、情シス全体として、評価される組織になればいいですね。
未経験から社内SEになった人にはこちらの記事をおすすめしています↓
社内SEが調整業務に追われる時の対処法はこちらの記事↓
