はじめての行政書士試験に落ちました
平成29(2017)年度の行政書士試験は、受験をあきらめました。
いわゆる戦略的撤退です。
来年こそは、戦って勝利を勝ちとるための。
そして、その年の暮れに、来年度の講座を申し込みました。
今回も「フォーサイト」の「バリューセット2」。
基礎・過去問講座・直前対策講座という全部の教材が入っています。
12月までキャンペーンを待ったかいがあって
70,700円(当時・キャンペーン価格)で購入できました。
おそらく、再受講割引とかも入っていたはずです。
ちなみに去年の学費は89,000円。
18,300円もお得になった計算です。
さて、年が明けて平成30(2018)年。
今年こそは、この教材で合格しなければなりません。
昨年の反省点を生かして、うまくカリキュラムを進めることができました。
気をつけた点は「立ち止まらないこと」です。
多少気になることがあっても、とりあえず前に進む。
それと「毎日欠かさず講義DVDを見る」ことでした。
スキマ時間には、暗記事項がまとめられた「単語帳」を活用しました。
これも、フォーサイトの教材についているものです。
「道場破り(現:ManaBun)」も最大限まで活用しました。
ゲーム感覚で一問一答ができるので、知識の定着に役立ったと思います。
ただ、横綱のランキングで上位に入ったのは、少しやりすぎでした。
やがて、8月になり。
今回は、無事に願書を出すことができました。
あとは、11月に試験を受けるだけです。
そして、「超」直前期とも言うべき10月下旬。
…やってしまいました。
おなじ過ちを。
まあ、今回は、ちょっとだけ、ですが。
ええ、じつは。
過去問講座を1回しか回していなかったのですよ。
宅建の時にも似たようなことやってたなぁ、この人。
今回は「過去問講座」だけではなく、「直前対策講座」もやらねばなりません。
試験までに間に合うか、正直いって微妙でした。
いや、微妙なんてもんじゃない。
これは、アカンやつや。
そして、試験まであと数日になった11月の水曜日。
最後の手段を思いつきました。
悪魔のささやきです。
「明日の木曜日、仕事を休もう」
そして翌日、気がついたら病欠の電話をしていました。
1日くらい、いいよね。
その1日が、やっぱり2日になるのですが。
2日休めば、土曜日は休日。
まる3日間の勉強時間が確保できることになります。
まあ、この試験前3日間は、すごかった。
勉強しすぎて「ランナーズハイ」の勉強バージョン(スタディーズハイ)に、なったほどです。
とにかく、勉強するのが超気持ちいい。
食事や睡眠の時間さえ、惜しいと感じるほどに。
どれだけ勉強しても、疲れない。
睡眠時間すら削っているのに。
ずっと頭が冴えわたって、クリアな状態が続きます。
いわゆる、無双状態です。
ボーナスステージです。
勉強した内容が、すべて吸収されていくような快感も覚えていました。
極度の疲労によって、脳内麻薬が出ていた可能性もあります。
もしかすると、覚せい剤とかやってるのと同じ状態だったのかもしれません。
結局、この3日間で、ものすごい勢いで過去問の問題集を全科目まわし、
直前対策講座も、怒涛の追い上げでやり終えました。
ときに、試験前日の夜11時頃。
明日、会場に持っていく「仕上げの資料」をカバンに入れて、沈むように眠りに落ちました。
体が疲れていたことに違いはないので、目がさえて寝つけないことはありませんでした。
あとで考えると、躁状態にも入ってたのかな、とも思います。
(過去に双極性障害の診断を受けています)
ただ、不安や焦りはいっさい感じなかったので、この3日間は薬の服用を止めていました。
そして迎えた、本番当日。
神様ありがとう。
なんと、ボーナスステージは続いていたのです!
頭が最高にクリアな感覚のまま、本試験に突入です。
時間が限られているので、まずはひととおり問題をこなすこと。
難問が出ても、あせらずに処理できました。
だいたいこれでいいかな。
さあ、次の問題だ。
すぐに切り替えができます。
全問いちおう解き終えてみると、10分ほど時間が残っていました。
幸いなことに、見直しもできます。
「模擬試験」まで手が回らず、1回もやっていなかったわりには、奇跡的な時間配分ができました。
こうして、はじめて受けた行政書士試験が終わりました。
残念ながら、「できた」という自信は、ありませんでした。
ただ、「だめだった」という感じも、ありません。
ハイな状態が残る中、ふわふわした不安に包まれながら、家路につきました。
その夜のうちに、各予備校から模範解答が発表されます。
自己採点の結果は、記述抜きで168点でした。
合格ラインが180点なので、あと12点、足りない計算です。
正直、がっかりしました。
記述抜きで180点を越えないと、1月末の合否発表まで、不安な気持ちで過ごさなければならないからです。
それから、しばらくたって。
模範解答と自己採点結果、それと他の受験者の感想などをネットで探して見ているうちに。
…なんだか、12点くらいは記述式で取れているような気がしてきました。
12点「くらいは」、とか言っちゃってます。
そう、記述抜き168点は、まあ上々の出来なんだそうです。
記述式の問題は、民法2問・行政法1問の計3問が出題されます。
1問が20点、3問を合計すれば60点の配点です。
このうち、行政法は、見当違いの答えを書いてしまいましたが、民法の解答には、じつはうっすら自信がありました。
解答の大意はだいたい合っているし、いわゆる「キーワード」もちゃんと書けました。
最悪、いい点数は望めないにしても。
部分点で12点をもらえないということは、悲観的に見ても現実的ではない。
そんなふうに思うようになっていきました。
慢心ですね。
その慢心は、翌年の合格発表で、叩き潰されることになります。
翌年2月の頭に、結果通知のハガキが郵送されてきました。
結果は、174点で『不合格』。
なんということでしょう。
記述式の点数は、たったの「6点」だったのです。
言いたいことは、たくさんありました。
今でもあります。
行政書士試験の記述式の採点は、やっぱり『ブラックボックス』だということです。
けれど、このとき私が思ったのは。
悲しい、とか悔しい、とかいう感情ではなくて。
慢心していた自分が恥ずかしい。
まだまだ、この試験の勉強を、ちゃんとやり切れてなかったのだ。
そういった、なにかを悟ったような気持ちでした。
これは、今年の平成31(2019)年も続けてチャレンジしなければ。
そう、すぐに決めたのですが。
このとき、すでに心身に破綻の兆候が出ていたことに
まだ気がついていませんでした。
続きは次の機会に。
つづき
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