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3年継続・1000万語読破してわかった、本当に挫折しない英語多読の始め方


このまま英語の「勉強」だけ続けて、話せるようになるの?


TOEIC800点を超えた頃の私の悩みです。

実際にテストしてみると、CEFRでA2レベル(基礎、下から2番目)でした。文法の4択問題は秒で解けるのに。

そんな時、英語猛者たちはみんな大量の英語を読む「多読」を経てペラペラになっているという情報を聞きつけて試してみたところ、

ドハマり

しました。

そこから2.5年経ち、洋書を累計135冊読破した今、ビジネスレベルの入り口に立つことができています。まだまだ入口ですが。
(※この記事は135冊・750万語時点で書いたものです。その後1000万語に到達した現在の実感は、記事末尾の追記章にまとめました)

とある英語面接でのフィードバック
(そもそも英語で1時間会話できたことがすごい)

会議でも発言できるようになり、満足げにミルクティーを飲んだりしています。


こんなエピソードもあり、「多読の効果を体感してること」「挫折せずに続ける力」に関しては、それなりに自信がついてきたので、

3年継続してわかった、本当に挫折しない英語多読の始め方

についてまとめてみました。

この記事の反響が大きくて、

X(ツイッター)でも、

多読をやってる方、やろうとしている方は必読ですね。

という声を頂いてます!
▼実際の投稿

早速、活用を宣言してくれた方も!

サイトも図書館もKindleも活用しまくります!

始めるだけでなく、1か月多読が続いて7冊読めた人も!

sinaさんnote記事より。

参考にしてもらっているようで、本当に書いて良かったです。感謝感涙!!!


ちなみに、ざっくり次のような構成です。半分以上無料で読めるので、多読を始めようかな?と思っている人はぜひ楽しんでいってください。

  • そもそも、なぜ英語多読なのか?

  • 知らないとマズイ。多読三原則の「本質」と「アレンジ可能性」

  • まず読むべき「レファレンス集」で最短ルートを走る

  • 初月で決まる。自分に合ったスタイルを見つける「実験期間」の概念

  • 挫折しない本選びの6つの基準

  • 挫折ポイントを知る:10の典型的なパターン

  • 継続の技術7選(子育て×フルタイムでも月20万語読めた理由)

  • 【2026年8月 追記】1000万語到達。結局、何が伸びて、何が伸びなかったか

  • 【おまけ】つぐまほの読書記録スプシ(&生成AI読み込ませ用のマークアップファイルも)

【2026/8/6追記】
1000万語読了したので、「結局、何が伸びて、何が伸びなかったか」という章を追加しました!読了本リストも更新してます。


そもそも、なぜ英語多読なのか?


「英語を話せるようになりたいなら、オンライン英会話でよくない?」 「多読って、結局は読めるようになるだけで話せるようにはならないんじゃないの?」

そう思った方、いらっしゃいますよね? 私も最初はそう思っていました。

でも、英語多読には、他の学習法にはない3つの圧倒的なメリットがあります。

①大量のインプットが、アウトプットの土台を作る

よく「英語は使わないと上達しない」と言われますが、半分正解で半分間違い。 正確には「インプットがないと、アウトプットできない」んですよ。

第二言語習得研究の第一人者、スティーブン・クラッシェンはこう言っています。

We acquire language in one way only: when we understand messages. We call this comprehensible input. (私たちが言語を習得する方法はただ一つ:メッセージを理解したときだけである。これを理解可能なインプットと呼ぶ)

Stephen Krashen『The Power of Reading』より

つまり、理解できる英語を大量に浴びることで、自然と「使える英語」が蓄積される。

私自身、750万語読んだあとは、

✓ 状況に合わせた単語やフレーズが頭に浮かぶ(ほんとに!)
✓ チャットは日本語と同じ速度で返信できる
✓ 「今言いたい文章を組み立てるには……」という頭の中の作文タイムが激減

...という変化を実感しました。

それと、「英語話者が聞いたら違和感ある話し方になってないかな……?」みたいな変な劣等感が消えました。
だってわたし、本を読まないタイプのアメリカ人より、本読んでるんで。


②自分のペースで、確実にレベルアップできる

オンライン英会話や語学学校って、どうしても「相手のペース」に合わせなきゃいけないじゃないですか。

× 講師ばかり発言してて、結局発語数少ない
× グループレッスンで「自分のレベルの少し上の表現」を試せない
× 予約時間に縛られて、疲れている日もやらなきゃいけない

相手がいるタイプの学習方法難所あるある

でも、多読は違います。 自分の理解度に合った本を、自分のペースで読める。 疲れている日は児童書、調子がいい日は大人向けの小説。この柔軟性が、継続の鍵になります。


③コスパが圧倒的にいい

これ、地味に重要なんですよ。

オンライン英会話を週3回×2年続けたら?
→月額7,000円×24ヶ月=168,000円

英語多読を2年続けたら?
→Kindle Unlimited(月額980円)+図書館利用=24,000円程度

約14万円の差が生まれます。 しかも、読んだ本は「資産」として残り、何度でも読み返せる。

(続けるため&楽しむために、好きな本を好きなだけ買うというスタイルももちろんあり!ありというか、羨ましい!)

さて、ここまでで「なぜ多読なのか?」はご理解いただけたと思います。

でも、ちょっと待ってください。 いきなり本屋に行って、適当に洋書を買わないでください。

なぜか?
いきなり難しい本に手を出す、興味のないジャンルを選ぶ、完璧主義で読もうとする... 私も最初、全部やって挫折しかけたからです。

でも逆に言えば、「始め方」さえ間違えなければ、多読は続きます

私が2年半で135冊読めたのは、才能があったからじゃありません。 最初の1ヶ月で「正しい始め方」を試行錯誤したからです。

この記事では、多読を「始め方」と「続け方」の2部構成で解説します。 まずは「始め方」をしっかり押さえましょう。


第1部:挫折しない「始め方」

第1章:多読の本質を理解する

多読三原則とは何か?

多読を始めると、必ず出会う「多読三原則」。 SSS英語多読研究会が2002年に提唱したものです。

1. 辞書は引かない
2. わからないところは飛ばす
3. つまらなかったら投げる

これ、最初は「え、それでいいの?」と戸惑いますよね。 私もそうでした。でも、この三原則には深い理由があります。

すべては「読書を止めないため」。

辞書を引くと読書が止まる→だから引かなくていいレべルを読む
わからない箇所で悩むと読書が止まる→だから飛ばす。
つまらない本を我慢すると読書が嫌いになる→だから投げる。

シンプルですが、これが多読を継続させる秘訣です。

【重要】多読三原則は「アレンジ可能」

ここが最も大事な話。

多読三原則は2002年に提唱されました。 当時と今では、環境が全く違います。

2002年: 紙の本、電子辞書、別売りCD
2024年: Kindle、ChatGPT、Audible

技術が違うんです。
だから、三原則も自分/時代に合わせてアレンジしていい

重要なのは、三原則の「上位概念」を理解すること。

上位概念=「続けること」が一番大事

この唯一のモットーさえ押さえれば、判断を間違えません。

第1章:多読の本質を理解する まとめ
三原則は多読を止めないための先達たちの知見の結晶。まずは従うべき。 でも、自分に合わないと感じたら「より継続できる方はどっち?」で意思決定せよ。


第2章:基礎知識を仕入れる

多読を始める前に、先達の知見を借りるのは賢い選択です。 私が2年半の多読生活で「これは最初に読んでおけばよかった」と思ったサイトや記事を、レファレンス集として厳選しました。

基礎知識を得る:必読の2リソース

①SSS英語多読研究会:https://www.seg.co.jp/sss/

なぜ最初に読むべきか? 多読三原則(前述)の提唱元であり、多読の「教科書」的存在。 特に「多読用図書の選び方」「YL(読みやすさレベル)診断」のページは、最初の1冊を選ぶ前に必読。

②多読.org https://tadoku.org/english/starting-on-your-own/

なぜ最初に読むべきか? 多読だけでなく、多観も含めた「Tadoku」を提唱するサイト。かなり読みやすく基礎の基礎を教えてくれます。

モチベーションを上げる:刺激的な3リソース

③「100万語通過者の手記」シリーズ(SSS掲示板)https://www.seg.co.jp/sss/yorokobinokoe_1-50.html

なぜ読むべきか? 実際に100万語を達成した人たちのリアルな体験談。どんな本のシリーズを読んだか、どんな気持ちで、どんな力がついたか、詳細なレポートが多い。「自分もできるかも」と思える。

④さくさんの多読note

なぜ読むべきか? 多読100万語までの詳細なレポート。このnoteを読んでA to Z Mysteriesを大量購入しました。すごく勇気づけられる語り口で、やる気がみるみる湧き上がってきます。

⑤瞬間英作文作者の多読の経験談
https://mutuno.sakura.ne.jp/05-training05.html

なぜ読むべきか? ペーパーバッグを読み漁ったというお話。レベルが高度で憧れます。こんな生活を目指したい、というモチベ喚起のために。


レファレンスの使い方:3つのコツ

コツ①:最初の1週間で一気に読む

多読を始める前に、目を通しておく。「何となく始める」より「理論武装してから始める」ほうが、挫折率が下がります。

コツ②:「To Read」リストを作る

色んな方の100万語までのレポートを読むと、これは面白そう、と思える本のタイトルに出会います。それをメモ!
「次に何読もう?」と悩む時間を短くするのも、多読継続の肝なので。


コツ③:自分の記録も残す

他人の記録を読むだけでなく、自分の記録も残す(noteやブログ、Goodreadsで)。 そうすると、後から読み返したときに「あ、成長してる」と実感できます。
私もnoteで月次振り返りを書いています。

第2章:基礎知識を仕入れる まとめ
多読の基礎知識で理論武装、100万語までのレポートで読む本探し、経験談でモチベアップ! これで準備完了です。


第3章:初月を「実験期間」と位置づける

さて、ここまでで

  • 多読の本質(+三原則のアレンジ可能性)

  • 基礎知識(レファレンス5選)

を理解できたと思います。
いよいよ、実際に多読をスタートします。

でも、ちょっと待ってください。 いきなり「この本を読もう!」と決めないでください。

なぜか?

多読には「スタイル」があって、自分に合うスタイルは人それぞれだからです。

多読のスタイルには、大きく分けて3つあります。

スタイルA:児童書から始める

  • Magic Tree House

  • Who Was?シリーズ

  • Roald Dahlの作品

スタイルB:Graded Readers (GR)から始める

  • Penguin Readers

  • Oxford Bookworms

  • Cambridge English Readers

スタイルC:興味のある大人向けの本から始める

  • ビジネス書(Blink、Atomic Habits)

  • YA小説(The Hunger Games、Percy Jackson)

  • ノンフィクション(Educated、The Midnight Library)

どれが正解?

答えは「あなた次第」です。

私の場合、

  • スタイルB(GR):3冊で飽きた

  • スタイルC(大人向け):YA本に挑戦するも挫折

  • スタイルA(児童書):楽しめて、多読の波に乗れた

という経緯でしたが、どうしても児童書が肌に合わない人も。つまり、自分に合うスタイルは、試してみないとわからない。だから、初月は「実験期間」にしましょう!

自分のレベルと、興味にあったちょうどよい選書って、すっごく難しいのです。なので、初月は「失敗してもいい実験期間」と割り切る。 この気楽さが、挫折を防いでくれます。

第3章:初月を「実験期間」と位置づける まとめ
多読のスタイルはそれぞれ。最初は「自分に合うものを探す」実験期間だと心得よ。

第4章:最初の1冊を選ぶ

「実験期間」と定義したことで、柔軟なマインドセットになれたところだと思います。ここでやっと、多読をスタートしましょう。

ここでは、挫折しない本選びの基準③までを開示します。 (基準④〜⑥は有料部分で)

選書基準①:「10割理解できる本」を選ぶ【超重要】

よく「英語多読は7割理解できる本を選べ」と言われますが、初心者には「10割理解できる本」をおすすめしたいです。

なぜか?

プライドが邪魔して、簡単な本を選べない人が多すぎるからです。

「Grated ReaderのLevel1なんて恥ずかしい」 「せっかくだから難しい本に挑戦したい」 「TOEIC800あるんだから、もっと読めるはず」

多読を始めようとした私

...こういう気持ち、めちゃくちゃわかります。 私もそうでした。

でも、わざわざカッコつけなくても、英語の本読んでるだけでかっこいいから大丈夫

最初の1冊は「簡単すぎる」くらいがちょうどいいと思います。

AmazonのKindleサンプルや、図書館で実物を手に取って、冒頭3ページを読んでみてください。1ページに知らない単語が0~3個だったら合格です。まずは読み切る喜びを得るところがスタート地点です!


選書基準②:「嫌じゃないジャンル」を選ぶ

「自分の興味に合った本を選べ」とよく言われますが、正直、最初の30万語は選択肢がそんなにないんですよ。

私も最初は、正直「(内容が)面白い!」より、「(英語で本が読めて)面白い!」が勝ってました。
でも、50、100、300万語超えたころから、急に選択肢が広がった感覚がありました。

読めるレベルが上がると、興味があるジャンルにも手を出せる。

だから、最初の30万語は「投資期間」だと思って、未来に期待して読み進めてください。


選書基準③:安く手に入るものを選ぶ

最初は「わからなければ諦める、つまらなければ読まない」という判断ができるだけ簡単にできる環境で選んでほしい。

想像してみてください。

せっかく3,000円で買った本、3章で「つまらない...」と思っても、投げるの躊躇しませんか? 「もったいない」って思っちゃいますよね。

でも、無料や格安なら、気楽に読むのを辞められる。 多読三原則「つまらなかったら投げる」を実行しやすくするためです。

無料や格安な本は、こんなところで手に入ります。

①図書館。相互貸借&リクエストという技を使えば、意外と揃います。

積みあげられるほど借りる!下から3冊目は読むのを諦めました。

②著作権切れの本(無料)

Project Gutenberg https://www.gutenberg.org/

著作権が切れた名作が6万冊以上、無料で読めます。Kindleでも0円だったり。

③Kindle0円
Kindleってすごい!0円じゃなくても安かったりします。
0円洋書の探し方はマナビヤユヅキさんのnoteで!

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選書基準④:音声付が断然いい

結論から言うと、音声付の本を選ぶと、多読の効果が3倍になります(体感)。継続率は2倍くらい(体感)

その理由は3つ:

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