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7月のミュージアムベスト3

毎月第一日曜日に、前月訪れたミュージアムを振り返りたいみたいなアレ。

7月は18件の展覧会を訪問。6月の倍になった。8月は半分以下になるであろう。子どもたちの季節だからね。子どもはミュージアムに行け

それはそれとして、以下7月のベスト3です。


第3位 DIESEL ART GALLERY『THE SKY PROMISED NOTHING RICARDO LUEVANOS』(渋谷)

皆さんはDIESELというアパレルブランドをご存じですか。私はぶっちゃけ知らなかったです。エンジンかと思いました。

宮下公園向かい、ヒューマントラストシネマとか入ってるショッピングモールの1F・B1Fに店舗があり、ギャラリーはB1Fの奥に存在します。自分とは縁のないイケイケの服の間を縫っていくと、鮮やかな水色と、スペースの中央にたたずむ脚立が見えてきました。

作者のリカルド・ルエバノス氏は、メキシコで活躍するアーティスト。今回、ギャラリーのオーナーさんがインスタでメッセージを送ったことをきっかけに、アジア初の個展が実現したそう。
リカルドさんはジブリ映画が大好き。体中にびっしり入ったタトゥーの中には、『崖の上のポニョ』に出てくるラーメンの絵もあるそうですよ(ポニョではなく、ラーメン)。

……という話は全部、ギャラリーのおねえさんから伺いました。
こちらのおねえさん、大変丁寧に展示の解説をしてくださって、

この壁の文字は、リカルドさんが世界堂で買ってきた絵の具で四苦八苦しながら描いたとか(メキシコの絵の具と勝手が違うらしい)、

脚立周りの本は神保町の古本屋で入手したのだとか、

これらのメキシコの鳥たちは3Dプリンタで作成したものにひとつひとつ手彩色しているのだとか、

破り捨てたメモのイメージ。

他にもたくさん教えていただきました。

タイミングにもよると思いますが、もしおねえさんがいらっしゃるときに鑑賞できれば、とても楽しい時間を過ごせると思いますよ。

「空」がテーマというだけあって、作品には青(この、少し緑がかったような美しい空色!)がふんだんに使用されており、空間全体に涼を感じます。
大きな展示ではありませんが、とてもおすすめです。

第2位 岡崎市美術博物館『窓ーそこに介在するもの』(東岡崎)

岡崎? どこ? 愛知です。旅先です。恐れ入ります。

岡崎市美術博物館。今年4~6月、東京オペラシティアートギャラリーで開催されていた『拡大するシュルレアリスム』展のキャプションで、何度も見た名前です。

何を隠そう、私は大のシュルレアリスム好き。ちょうど、2年の改修工事を経て7月に再オープンということで、行ってきました。

それにしても、美術館でも博物館でもなく、「美術博物館」とは何ぞや?

展示を見て納得。美術資料も博物資料も、両方有しているのです。それも、かなり質の良いものを。

ルネ・マグリット《囚われの美女》
地名の書かれた通徳利。通過してきたバス停の名前がある

特に今回は、いつもより多めの200点程度の資料を展示。最初に「展示物ガチ多いから、いったんさっと全体を見て、気になったところを後でしっかり鑑賞するのがおすすめやで。再入場可」(意訳)という注意書きがあるほどです。

また今度旅行記を書こうと思うので、あまり細かくは語りませんが、カフェも大変素敵でした。きれいな池に豊かな緑と、周辺環境も良い。駅からはかなり遠いですが、その分のんびりできる、快適な空間でした。

第1位 SOMPO美術館『山口華楊展』(新宿)

HAPPY。それしか言いようがない。

ちょっとでも動物が好きな方はぜひ行ってください。ふわふわほっこり、それでいて骨や筋肉も感じる、日本画の動物たち。1点1点が大きく迫力もあり、思わずため息が出ます。

金曜日は20時までやっているので、仕事帰りに癒されにいくのがおすすめです。作品数はそれほど多くなく、ゆったり見ても時間はかかりません。撮影禁止ですので、その分気に入ったものをじっくり鑑賞しましょう。

毎度恒例、階段で応援してくれる作中の登場人物(動物)たち。

以上、7月のベスト3でした。

8月はそんなに活動する気がないので、また旅先の話で終わったしまう気がする。困った。


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