摩訶不思議な生物「ねこ」を深掘り!
皆様、如何お過ごしですか?
2回連続で「摩訶不思議な動物」をブログで御紹介させて頂きましたが、本日は、人類のエンジェルでも有り、摩訶不思議な生物でもある「ねこ」を御紹介させて頂きます。
↓↓過去に書かせて頂きました、摩訶不思議生物を御覧頂ければ幸いです↓↓
猫の祖先は、約13万年前に中東の砂漠などを生息地としていた「リビアヤマネコ」だと考えられております。
人類と猫の歴史を御紹介致しますと、約9500年前に中東で人間と一緒に埋葬されたネコ科動物の骨が見つかっておりますが
9500年前と云えば、新石器時代初期であり「農耕が始まり人類が土地に定着しだした時代」で御座いまして、その頃から共生関係が始まりました。
紀元前4000年のエジプトでは、ネコは神聖化され「神」としてあがめられます。
これは農耕で収穫した穀物を食い荒らしてしまう「ネズミ」を、「ねこ」が駆除した事から神聖化されました。
オスねこは、太陽神ラーの象徴とされ、メスねこは女神バスト(バステトとも云う)の象徴とされ、世界三大美女のクレオパトラも「アビシニアン」という猫を寵愛し宮殿で一緒に暮らしていたと伝えられております。
日本には、弥生時代から「ねこ」が居た形跡が残っておりまして、
こちらもネズミなどの害虫から穀物を守り、駆除する存在でしたが、平安時代までの間に「ねこ」と「人間」は親密な関係になっていきます。
平安時代では、日本にはまだ「ねこ」が少なく、中国などから輸入された「唐猫」を飼う事が、平安貴族の間で大流行します。
唐猫の特徴は
■艶やかな被毛と、色彩や模様が多岐にわたり、外観が魅力的
■おとなしく、穏やかな性格
■賢明な頭脳で、ネズミを巧みに捉える能力に長ける
が特徴と言われておりまして、美しく穏やかだが、害虫であるネズミを駆る事から「家の守護者」としても評価されたとの事で
紫式部が書きました「源氏物語」にも唐猫が登場致しますし、
ねこ好きで有名でした、宇多天皇も中国から迎え入れた黒猫に愛情を注ぎ大変可愛がり、自ら「愛猫日記」を綴っております。
一部の貴族の「ねこ」には、女官が育て役として付けられたり、
天皇に特別な階位を賜った「ねこ」もいたり
平安時代の貴族は、「ねこ」を只のペットとせずに特別な地位を持つ存在として扱っておりました。
そして江戸時代になると、庶民の間にも「ねこブーム」が到来します。
「ねこ」を題材とした、浮世絵や文学作品も多く生まれ、「招き猫」などの縁起物としても広く親しまれる様になりました。
江戸時代に飼われていた「ねこ」の多くは「三毛猫」であり、「みけ」という名前が一般的だったと言います。
そして「黒猫」は、暗闇でも目が見える事から「魔除け」や「幸運を招く」縁起の良い動物と考えられ、
「黒猫」を飼うと結核が治るや、恋わずらいに効くと言われ、「福猫」として人々の間で密かに人気が高かったと言われています。
明治になると、今の千円札の肖像である、北里柴三郎が「伝染病対策」として「一家に一匹ねこを飼いましょう」と云うキャンペーンを行っております。
北里柴三郎は、ネズミがペストの原因で有る事を突き止め、ネズミを駆除する「ねこ」を飼う事を推奨した訳で御座います。
日本では、大変可愛がられて来た「ねこ」で御座いますが、
14世紀中ごろに、西ヨーロッパの3分の1の人口が亡くなる伝染病「ペスト」がヨーロッパで大流行しますが
「ペスト」が大流行してしまったのは、魔女狩りによって魔女の手先と考えられた猫が大量虐殺され、ペストの原因であるネズミが大量に増えた事が原因なのです。
西洋では7世紀から、宗教の対立に「ねこ」が巻き込まれ「黒猫は悪魔の仮の姿」と非難され、黒猫は迫害されて来ましたし、魔女狩りでも黒猫だけではなく、猫を飼っているだけで魔女認定され処刑の対象になったり、飼い猫も一緒に処刑される事が多くありまして、
ヨーロッパには、「ねこ」の悲惨な歴史があります。
さて、「ねこ」を大変可愛がってきた民族である「日本」に話を戻しまして、
日本で有名なのは「化け猫」で御座いますが、水木しげる先生作の「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる猫娘も、化け猫の一種で御座いますが
「化け猫」は「猫又」とも言われるのですが、
■飼い猫が妖怪化する話
■山に住む猫が化けたもの
の2パターンが御座いまして、
飼い猫が妖怪化する話では、「長生きしたねこは、化け猫になる」と昭和や平成の中期までよく言われておりました。
民間伝承や書物などに記載されておりますのは、
「どの猫も10年生きれば人間の言葉を話せるようになる」
「あんどんの油を舐めたら化け猫になる前兆」などと言われており、
人間に化けたりも致しますし、
「ねこ」が踊り出す話は、非常に多い話で御座いまして、
横浜の昔話では、
夜になると手拭いが一本ずつ無くなるので、おかしいなと思っていたら
夜に、人の居ない場所から音楽が聞こえて、そこには何匹も「ねこ」が集まっており、その中心で自分の飼いねこが、手拭いを被って二本足で踊っていた。
という話があるのですが、この話は口元が微笑んでしまう位、陽氣で可愛い話ですが、わたくし本当に「ねこ」は踊っていたんじゃないかと思っております。
今では、飼い猫は家から出しませんが、ちょっと前まで飼い猫は外をうろついているのが一般でして「猫の井戸端会議」を、多くの人が目撃したりしています。
夜、公園の横を通ったら、何匹もの「ねこ」が丸く縁を書いて無言で座ってて、その中に自分のねこが居た。
など、そういう不思議な実話が多くありました。
「化け猫」には、おどろおどろしい話も多く御座いまして
江戸時代初期に起こった、鍋島騒動(実際に有った騒動)では、殿の機嫌をそこねた為に殺されてしまった家臣の母親が胸の中の悲しみを、飼いねこに語って自害して、その血を舐めたねこが化け猫となって殿を苦しめたという御話が有りますが、
「日本三大化け猫の物語」は、
■不当な死を遂げた飼い主への、「ねこ」の強い弔いや恨みが、化け猫となる切っ掛け
■人を殺したり、操ったり、強力な力を持つ
■仇を討ち、家系や家を滅ぼす
内容となっております。
「鍋島騒動」と同様に、「鍋島氏」では「ねこ」との因縁が深く、別の話でも、化け猫を退治する話が御座いまして、化け猫の祟りで跡継ぎに男の子が産まれなくなってしまった為に、「化け猫を大明神として祀った祠」が、佐賀県に現在でもリアルガチで残っております。
山に住む猫が化けたモノには、宮沢賢治の注文の多い料理店が有名ですが、昔からあんな感じで、「山の化け猫」に化かされて、食われそうになったり食われてしまったりする話が多いです。
化け猫と云う「妖怪」になると云う事は、「たぬき」や「きつね」同様に「ねこ」も、強い念の力を持っていると、わたくしは思っております。
但し、「たぬき」や「きつね」と違う所は、「ねこ」は人間の懐に入って来た所ではないでしょうか。
取り分け、日本では「おどろおどろしい話」と、「愛される動物」としての、二つの側面がある「ねこ」ですが、それも一つのモノに「対局の思想」を見出す、日本独特の考え方で、日本人とは「おどろおどろしさ」も愛せる民族なのだなと、改めて実感致します。
それでは皆様、御機嫌よう☆
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9月15日放送 きつね婦人の摩訶不思議
「摩訶不思議な生物、ねこを深掘り!」
前半22:30
後半32:37
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