廃材で子どもの遊び場を自作したら、わたしたちの居場所ができた
気がついたら、家の裏庭がとんでもないことになっていた。
廃材を拾い、釘を打ち、絵を描き色を塗る。
手も服も泥だらけで、何をやってるんだろうって思う日もある。
それでもやめなかったのは、
たぶん、遊び場を作っていたんじゃなかったからだと思う。
わたしたちが作っていたのは、
自分たちの居場所そのものだったんだと思う。
「わんだーらんど」と呼んでいる場所
わたしたち家族は裏庭を、愛着を込めて「わんだーらんど」と呼んでいる。
入り口の看板には、子どもたちも読めるように、ひらがなでそう書いた。
木の上に、作ったツリーハウス。
古いシンクを拾って作った、どろんこキッチン。

廃材で作ったボールランやチャレンジコース。
ミニキャンプサイトにハンモック、スティックハウス。

子どもたちが削った木の棒や、色を塗った石が、そのまま転がっている。
叩くと大きな音が鳴るミュージックウォールは、思ったよりしっかり音が鳴る。使わなくなった鍋やフライパンを並べて作った。

ここには、最初から遊び方があったわけじゃない。
子どもたちと一緒に、「これ作りたい」を重ねていくうちに
気づいたら、こうなっていた。

「ないなら、自分たちで作る」
泥だらけになって、重い廃材を運んで、
釘を打ちながら庭を作る。
既製品を買った方が簡単だけど、それでも手を動かしてしまうのは、
この暮らしそのものと、どこかでつながっているからだと思う。
ツリーハウスに釘を打つたびに、
廃材を組み合わせて、新しい遊びを生み出すたびに。

「こうやって生きていく」っていう選択を、
自分たちで確かめている気がする。
裏庭「わんだーらんど」
気づけば、ここにはたくさんの時間が積み重なっている。
作って、遊んで、壊れて、また作って。

最近は、わんだーらんどをフードフォレストにしようと思っている。
遊びの中に、
食べるものが増えていく。

循環しながら、わんだーらんどは続いていく。
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