人が、自分の軸へ戻るのを手伝いたい
今の仕事は、 合っている。
子どもたちと関わることも、
先生たちと連携することも、 自然にできた。
感謝もしている。
働いて、 生活は回り始めていた。
でも、 どこか、
まだ私に戻り切れていない感覚があった。
自分の中の何かだけが、
まだ、 静かに眠ったままだった。
ある時から、 少しずつ、 また書き始めた。
最初は、 偽名だった。
“ちゃんとした先生” を、 一回降ろしたかった。
うまく書けなくていい。
きれいにまとめなくていい。
誰かにちゃんとして見えなくてもいい。
ただ、 今の自分のまま、
言葉を外へ出してみたかった。
書きながら、 私は少しずつ、
自分が何を見てきたのかを、 思い出していった。
モンテッソーリで、
子どもの没頭を守ろうとしていた。
塾で、 その子が 「分かった」 と
目を輝かせる瞬間を見ていた。
支援員として、 学校へ行けない誰かの隣に、
静かに座っていた。
母親たちの話を聞きながら、 私はいつも、
その人の中にある軸を、 一緒に探していた。
全部、 根っこは同じだった。
人間が、 本来の自分へ戻っていくこと。
私は、 ずっと、 そこに関わってきた。
だから、 息子が、
神社で車輪を回し続ける時間も、 守りたかった。
人が、 自分の感覚へ戻る瞬間を、
途中で切りたくなかった。
気づいたら、 私は、 それしかやっていなかった。
バラバラだった人生の点が、
少しずつ、 線になっていった。
私は、 ずっと、 軸を見ていた。
家庭の軸。
自分の軸。
人生の軸。
まだ途中だ。
何一つ、 完成なんてしていない。
これからまた、 迷うかもしれない。
怖さだって、 まだある。
でも、 もう、
自分の軸から逃げられない感覚がある。
これをやるために、
私はここまで来たのかもしれない。
冬の間、 根は死んでいなかった。
ただ、 春を待っていた。
私は、 仕事へ戻りたかったというより、
自分の軸へ、 戻りたかった。
それだけだった。
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次のお話はコチラ
うちの息子、神です✨️(親バカ笑)
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今日のお話は「軸へ戻るまで」シリーズです。
第一話はコチラ
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