Minecraftばかりの息子に、初めて将来が見えた日
息子を見ながら、 時々、 怖くなることがあった。
この子は、 大人になった時、
どんなふうに働いて、
どうやって生きていくんだろう。
私は、 勉強して。
進学校へ行って。
大学へ行って。
留学して。
起業した。
自分なりに、 社会と繋がりながら、 生きてきた。
でも。
息子は、 私とは、 違うタイプの感覚で動いている。
だからこそ。
この子が、 どんな形なら、
社会と繋がっていけるのかが、
見えなくて、 怖かった。
もちろん、
無理に同じルートへ乗せたいわけじゃなかった。
中学受験をして。
競争して。
偏差値を追いかけて。
そういう方向へ、
息子を強く押したいとは、 全く思わなかった。
でも。
じゃあ、 この子は、 どんな仕事をして、
どう社会と繋がっていくんだろう。
それが、 分からなかった。
私は、 教育そのものが分からないわけじゃない。
モンテッソーリも学んだ。
塾もやってきた。
子どもが、 どんなふうに育つのか。
どんな環境で伸びるのか。
それなりに、 見てきたつもりだった。
でも。
「学校で評価されること」を軸にしない生き方を、 私は、 自分では歩いてこなかった。
息子は、 安心できる場所では、 よく喋る。
自分から動き始める。
「これ、こうしたらどうなる?」
を始めると、 急に集中する。
“作る”ことで、 生き生きし始める。
私は、 その姿を見ていた。
だからこそ。
この子を、 無理に、
私の知っている世界へ押し込むのは、
違う気がしていた。
でも、 その先の世界を、 私は知らなかった。
だから、 調べた。
AIにも、 たくさん聞いた。
この子は、 どんな仕事なら、
無理をしすぎず、 生きていけるんだろう。
どんな働き方なら、 壊れずに続けられるんだろう。
そんなことを、 夜中まで、 ずっと調べていた。
その中で、 電気工事士という仕事を知った。
資格を積み上げていけること。
技術職であること。
実際に手を動かしながら、
覚えていく仕事であること。
経験を重ねながら、 収入を上げていけること。
そして、 プログラミングとも、
繋がっていく可能性があること。
それを知った時。
私は、 少し安心した。
ああ。
この子が、 どう社会と繋がっていけるのか。
その形が、 初めて少し見えた気がした。
昔、 工業高校へ進んだ生徒たちのことも、
思い出していた。
ちゃんと社会へ繋がっていく子たちを、
私は見てきた。
だから、 少しずつ、
イメージが持てるようになった。
良い成績を取ることより。
ちゃんと就職することより。
息子が、 息子らしく、
壊れずに、 生きていけること。
私は、 ずっと、 それを願っていた。
𓂃𓈒𓏸 𓂃𓈒𓏸 𓂃𓈒𓏸 𓂃𓈒𓏸 𓂃𓈒𓏸 𓂃𓈒𓏸 𓂃𓈒𓏸 𓂃𓈒𓏸 𓂃𓈒𓏸
この話は「この子に合う場所を探していた」シリーズです。
⏬️
シリーズ最初から読みたい方はコチラは
コチラ⏬️
#子育て #お母さん #働き方 #進路 #工業高校 #電気工事士 #プログラミング #子どもの個性 #この子に合う場所を探していた
いいなと思ったら応援しよう!
記事を読んで応援したいと思っていただけたら、とても励みになります。いただいたチップは執筆活動に大切に使わせていただきます。