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Vol.6 地方公務員土木職を入職3週間で休職した話~安定を求めて公務員になった僕が、復職を選ばなかった理由~

前回の話


予想以上に多くの方に読んでいただき、とてもうれしいです。
本当にありがとうございます。


さて、休職すると多くの人が一度は考える、
「復職するか、転職するか」という問題。

どちらも、できれば選びたくない二択でした。
もちろん僕も、この壁にぶつかりました。

ここで大切なのは、まず自分を知ることだと思っています。
正直、入職前から薄々気づいていたのに、気づかないふりをしていたことがありました。
それは――
道路工事が嫌い。
図面を見るのも大嫌い。
業者さんへの対応も嫌い。
住民対応も、実際にやってみたら嫌い。
工事による渋滞も嫌い。

ここまで嫌いなものがそろうと、一つの疑問が浮かびます。
なぜ僕は土木職になったのでしょうか。
当時の採用担当者は、もっと分からないと思います。


自分が運転している時、目の前で工事をされてイライラした経験、ありませんか?
……僕は、その工事をする側に転職したのです笑
もう笑うしかありません。


Vol.1あたりでは、
「新しい道路を作ってみたい」
と書いていたと思います。

では、なぜ地方公務員の土木職になったのか。
はっきり言います。

「公務員だから」です。


公務員は安定している。
僕も、ずっとそう思っていました。
公務員は「収入が簡単には途絶えない仕事」に見えていました。
それは確かに、大きな安心材料でした。

でも、体調を崩し、身体を犠牲にしてまで働くことが、本当に「安定」なのでしょうか。

ここで僕は、初めて安定の意味を考え直しました。
お金なのか。
健康なのか。
やりがいなのか。
長く働き続けられる環境なのか。
安定の形は、人によって違うと思います。
僕が出した答えは、
「安定とは、健康で、長く、安心して働き続けられること」
でした。

公務員という肩書きだけで、自分自身が長く安心して働けるわけではありませんでした。

復職しても、上司との関係、正解のない業者対応、曖昧な責任分担、難しい図面、予算の制約は変わりません。


何より、仕事内容そのものが僕の性格に合っていませんでした。
親や友人に「公務員として働いている自分」を見せたかった。

でも実際には、自分に合っていなかった。
ただ、それだけだったのです。

本当に道路を作りたい。
調整業務をこなしたい。
住民のために土木の仕事を続けたい。
そう思えていたなら、復職を選んでいたと思います。

でも僕の中に、その気持ちはありませんでした。
もう、この時点で答えは出ていました。
復職ではなく、転職する。
今度こそ、肩書きや世間体ではなく、自分が長く働ける仕事を探す。


あの職場で起きたことを、今になって肯定するつもりはありません。
ただ、あの3週間がなければ、ここまで自分自身を見つめ直すこともなかったと思います。
本当につらい経験ではありましたが、無駄ではなかった。
今は、そう思っています。

こうして、入職からわずか2か月ほどで、僕は再び求人サイトを開きました。

次回は、短期離職を抱えた僕が、どのように転職活動を進めたのかについて書こうと思います。


続き

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