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Vol.4 地方公務員土木職を入職3週間で休職した話~入職3週目、休職へ


前の続き


隣の上司に「そんなの俺に聞くな!!!!!」
と言われてからは、もう糸がプツンと切れたかのような生活になりました。

必殺技の上司への「報告・連絡・相談」を行ったらこの仕打ちである。

じゃあ、あなたは何をされている方なの?(和田アキ子風)

そんな様子を見かねた、先輩のA君が「大丈夫? 気にしないでね、とりあえず俺に聞いてね」

と言ってくれました。神様、仏様、大明神様、A君という思いでした。

ここで思ったことは、昔の僕なら
「もっと頑張らなきゃ。早く認めてもらわなきゃ。仕事ができない自分が悪い。」でした。
 

しかし、前職の経験もあり、ここで頑張る必要はない。 
そう言い聞かせて、まずは様子を見ようと、心を無にして働くことにしました。

土木職ということもあり、現場にでる機会も結構ありました。
その時のA君との会話だけが、唯一の救いでもありました。

そんなこんなで3週目。工事監督の業務で書類作成に追われていました。

文書を書いたり、決裁を受けたり、別件で住民応対、窓口業務、クレーム応対、設計変更、仕様書作成。これらをとりあえず話を聞きながら、メモしながら対応して、1日を終えるのがやっとでした。もちろんこれらをまとめなきゃいけないので、毎日残業。

ある日、工事監督業務で分からないことが発生したので、周りの人たちに質問してみました。
隣の上司は今日もご機嫌斜めなので、その人がいない隙に、
「この、文書いま作成しているんですけど、こんな感じでよろしいですか?」
返ってきた言葉は
「うーーーん。分からないなーー。」

じゃあ、あなた方は何をされている方々なの?(和田アキ子風・複数形)

「誰に聞いても答えが返ってこない。」

しょうがない、隣の上司に怒られるのを覚悟で聞いてみるか。
資料を何度も見直しました。
過去の書類も調べました。
自分なりに考えました。
それでも分かりません。

その上司が戻ってきて、聞いてみました。

僕「この、文書いま作成しているんですけど、こんな感じでよろしいですか?」
上司「知らねえよ。」
  「自分で考えろ。」
  「俺に聞くな。」 
  「てか、前職で何してたの?」
  「そんな仕事もできないの?」
  「そういえば、設計変更どうなったの?」
  「予算あるの?」
  「しっかり仕事しろよ!!!」
  「使えねえな。」

その瞬間、
反論しようという気持ちは、ありませんでした。
怒りもありませんでした。
悲しさというより、
頭が真っ白になりました。

周りも静かでした。
そのあと、

B上司がこの会話を聞いていて、心配そうに話かけてきました。

「さっきの大丈夫だった? いや、俺もさすがに止めようと思ったんだけど、圧がすごすぎて、ごめん。止められなかった。」

この時ありがたいと思いました。それは声を掛けてくれたから。 ではありません。

「自分だけがおかしいと思っていたわけじゃなかった。」
そう分かったからです。
同時に、
周りもこの状況を見ていた。
それでも、誰も止められない空気だった。
その事実が、逆に印象に残っています。

同期にこの状況を説明したら、「さすがに録音しておけば?」
と言われたので、上司に質問する前に必ずApple Watch で録音をしていました。

こうやって、自分を守るしかできることがないのです。

この一連のやり取りを録音できたことで、少しだけ安心して家に帰りました。

家に帰り、鏡を見ると。

「顔にニキビが3つ。しかもできたところのないところに。」
「唇の中にもニキビってできるんだ。」
「口内炎も治らないな」
「食欲もない。」
「食事がのどに通らない。」

もう体が悲鳴を上げている。メンタルクリニックへ行こう。

深夜0時過ぎ。
メンタルクリニックの予約画面を開きました。
「もう、一人では無理かもしれない。」
そう思って予約ボタンを押しました。
翌日。
僕は、
適応障害
と診断されました。
そして、
タイトルのとおり、
地方公務員土木職を入職3週間で休職することになりました。 見事な転職失敗。

でも。
本当に人生が変わり始めたのは、休職してからでした。
次回は、
休職中に考えたこと。
やったこと。
苦しかったこと。
そして、
少しずつ前を向けるようになった話を書こうと思います。


続き


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