英語長文ネタさがし術:ChatGPTで脱マンネリ!
ああ、もう、何について書こう?
英語教材の執筆で困るのが、長文問題でそもそも何について書けばいいのかが決まらないとき。
執筆要領を見れば、ワード数や文章の形式、語彙や文法の難易度などの要件は指定されています。
テーマが「環境問題」や「異文化理解」と指定されていることもあります。
でも、ほとんどの場合、そこから先は自分で題材を探さなければなりません。
そんな困ったとき、私は次のようにして題材を探しています。
1.自分の「ネタ帳」を見る
いきなり「ネタ帳」を出してくるのはちょっと反則?
でも、少し前まですべて自力で題材を探していました。
きっと同じように題材をストックしている執筆者の方は多いはず。
日頃から長文問題の題材になりそうなものがないかアンテナを張って、気になるものがあったら記録しています。
今はNotionを使って、スマホでも入力しやすいようにしています。
新聞社のウェブサイト
科学ニュースメディア
書店に並ぶ本・雑誌
テレビ番組
過去の入試問題
都道府県ごとの伝統工芸や食文化
普段の生活の中で目にした媒体で、中学生や高校生が興味をもって読めそうな話題があったら、とりあえずNotionに入力。
「プラスチックごみ」や「オーバーツーリズム」などの定番と言える話題でも、「この事例・データは使えそう」「こんな切り口でも書けそう」と思ったら、忘れないように入力。
日頃から備えるようにしておけば、困ることも減るのでオススメです。
2.ChatGPTを活用する
とはいえ、「ネタ帳」を見ても何をしても題材が見つからない。
そんなとき、今ではChatGPTでブレインストーミングをするようになりました。
慣れやコツは要るものの、少しずつ脱マンネリな題材を見つけられるようになったのでご紹介します。
「何かいい題材ない?」から始めると時間がかかるので、ざっくりとテーマは決めたうえで案を10個挙げてもらえるように、こんなプロンプトから始めています。
Please suggest 10 topic ideas related to [insert main theme] that would be suitable for a [insert word count]-word English reading passage aimed at [insert learner group] (around [insert level reference, e.g., Eiken Grade 3 / CEFR B1]).
The passage should be [insert type, e.g., explanatory / fictional / narrative / opinion-based].
The topics should be [insert tone or focus, e.g., interesting and easy for teenagers to understand], with some fresh angles or introduction of recent cases or trends where possible.
そうそう、英語教材の仕事でChatGPTを使うときは、プロンプトを英語で書くことがほとんどです。
英語でプロンプトを書くほうが詳細な出力結果を得られやすいそうですが、それとは関係なく、あまり細かなニュアンスを求めるような指示を出すわけではないので、英語のほうが速いからです。
(ただし、日本語での情報が多そうな話題については日本語でプロンプトを書いたほうがよい回答が得られそうな気がしています。)
あまりに典型的な話題ばかりが並ぶ回答も困るので、プロンプトの最後に「新しい切り口」や「最近の事例・トレンド」という文言を入れています。
例えば、こんな感じです。
Please suggest 10 topic ideas related to climate change that would be suitable for a 600-word English reading passage aimed at 3rd-year junior high school students in Japan (around Eiken Grade 3 / CEFR A1).
The passage should be explanatory.
The topics should be interesting and easy for teenagers to understand, with some fresh angles or recent real-world examples.
よさそうな題材候補が1つもなければ、追加で案を挙げてもらったり、少し条件を変えてやり直したりします。
Can you give me 10 more suggestions?
そして、回答の中で詳しく見てみたいものがあれば、こんな感じで深堀りしていきます。
Can you give me an outline or a summary for Topics 1, 3, and 5?
Please include reliable sources to support the facts.
もし1つ「これは面白そう!」という題材があったら、次のように聞いてみるのもいいですね。
このあとの段階で細かく要件を指定して英文にしたときの雰囲気が想像しやすくなります。
Can you write a 600-word passage based on Topic 5?
注意するポイントとしては、ChatGPTが嘘や作り話を回答してくる可能性があるところでしょうか。
「いいな」と思う題材候補があったら、参考資料や出典などを求めて確認してから進めています。
少し手間がかかっても、一人で頭を悩ませているよりもずっといいです。
もしまだ試したことがなければ、ぜひ試してみてください。
このステップはあくまでも何について書くかを決めるだけ。
次の記事では、「下書きの生成」について、執筆要領で指定されている要件をプロンプトにどうまとめているかをご紹介したいと思います。
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