よもすえ団のみなさんが、ゆるゆると地球を侵攻中です!(改訂版)その3
【ちびっこ探検隊、お屋敷内に入ります】
開け放たれた鉄門の前で、小さな影は寄り添います。
じ~っと、門の奥を見つめます。
あめ玉みたいにまん丸な、両の眼がキラキラと。
5匹の目玉が、見つめます。
古くて大きなお屋敷の、大きな扉も開きます。
昔は立派な木の扉。
今では建て付け、ガタガタです。
古いお屋敷、秘密がいっぱい。
寂しがり屋の幽霊が。
こっそり、屋敷に憑いてます。
幽霊、扉を動かして。
おいで、おいでと呼ぶように。
扉がバタンバタンと動きます。
5匹に、手招きするように。

暗い森の奥の奥。
時の狭間に建てられた、秘密のお屋敷。
ちょっとホラーな洋館です。
月光一筋、スポットライトが当たります。
おちびちゃん達、屋敷の中へ。
そろそろそろりと、入って行きます。
ガラスの星が空から落ちて、流れ星になりました。
黙り込んでたおちびちゃん達。
おしゃべり出来ない訳じゃない。
実はオバケが怖いから。
ぶるぶる震えておりました。
そろり、そろ~り進みます。
扉はすぐそこ、目の前です。
5匹はごくりと、のど鳴らし。
おなかに力を溜めてます。
そして叫んだおちびちゃん。
ペンギン赤ちゃんそのまんま。
声が震えておりました。
高くてひっくり返ってます。
「よ、よし!みんな、行くぞー」
続いて残りのおちびちゃん達、か細い声を出しました。
「ぉ~お?おぅ」
「なんだよぉ、もっと元気出せって」
赤ちゃんペンギン、ふくれっ面して言いました。
「だ、だ、だってぇ~。怖い物は怖いにゃん」
もふもふの、灰色仔猫が歩みを止めて言いました。
「うむ。この屋敷に関する詳細な情報がない以上。我々はもっと慎重に行動すべきだな」
ちょっと小難しい物言いをしたのは、2足歩行の赤ちゃんアザラシ。
バタバタうるさい扉の前で、腕組みしてます。
「オイラは怖くなんかないぜ?何が出てきたって、鉄拳パンチでKOさ!」
もう1匹の2足歩行赤ちゃんアザラシ胸を張り、小さな腕に小さなお団子を作って強さのアピール。
でもね、その短い脚はガタガタ小刻み震えてます。
最後の仔ウサギは、とっくに泣き出しちゃってます。
「しくしくしくしくしくしく……さんじゅうろく」
ちびっこ探検隊、ごくりと生唾飲み込んで、いよいよ屋敷に入ります。
ガシャァーン!
背後で鉄門閉じました。
「おじゃまします……」

灰色にゃんこ、ちらちら後ろを振り向いて、閉じた鉄門気にしてます。
玄関入ってその先は、暗くて長~い廊下です。
5匹は足元ぶるぶる、へっぴり腰で進みます。
玄関の、大きな扉が閉まります。
『お客様5名様、ごあんな~い!』
急な声におチビちゃん達、5匹揃って凍りつく。
(つづく)
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『作者の呟き』この作品のオリジナル(エブリスタ版)を覚えてる人が読んだら、そりゃぁびっくりするべなぁ~。なんせ、プロローグ自体がガラッと変わってるんだから。過去作はもっと、バカ度にエッジが聞いてた気がする。まぁいいか。どうせ今回も【タダでは済ませない】つもりだし。それから、過去作にも登場した「地縛霊」再雇用です。笑
今回も読んでくださった読者の皆様、ありがとうございました。<(_ _)>
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