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夏のボーナス、額面と手取りの差はなぜこんなに大きいのか

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営業として10年、2社で働いてきた30代の会社員です。手取り20万円台で働く社会人1〜5年目の方に、誰も教えてくれなかったお金の話を、自分の実体験ベースで書いています。はじめての方は、こちらの自己紹介から読んでもらえると、僕がどんな人間かわかると思います。

👉 【はじめてのnote】営業一筋の僕が、若手社会人にお金の話を届ける理由


初めてのボーナスで、額面と振込額が3割近く違って固まった

社会人1年目の夏。 初めてのボーナスが出ると聞いて、正直、前の日からそわそわしていました。

明細に書かれていた額面は、ざっくり30万円。 「これで欲しかったものが買える」と、頭の中で使い道を3つくらい決めていました。

でも、実際に口座に振り込まれた金額を見て、固まりました。 手元に残っていたのは、24万円ほど

6万円、どこに消えたのか。 当時の僕は「引かれすぎでは?」と本気で思いました。

でも調べてみたら、その6万円には、全部きちんと理由がありました。 今日は、夏のボーナスの「額面と手取りの差」がなぜこんなに大きいのか、という話です。


ボーナスから引かれるのは、たった4つ

まず結論から書きます。 ボーナスから引かれるものは、次の4つだけです。

  1. 健康保険料

  2. 厚生年金保険料

  3. 雇用保険料

  4. 所得税

上の3つをまとめて「社会保険料」と呼びます。 つまり、引かれるのは「社会保険料」と「所得税」の2種類だと思っておけば大丈夫です。

ここで、知らない人がけっこう多い事実をひとつ。


意外な事実:住民税はボーナスから引かれない

毎月の給与明細を見ると、住民税という項目が引かれています。 だから「ボーナスからも住民税が引かれているはず」と思いがちです。

でも、住民税はボーナスからは引かれません

住民税は、前の年の所得をもとに決まった年額を、毎月の給与から12回に分けて引く仕組みです。 ボーナスは、この12分割の計算に入っていません。

このあたりの「住民税が毎月どう決まっているか」は、6月に配られる住民税決定通知書を読むとはっきりわかります。別の記事で1枚まるごと解説しているので、気になる方はあわせてどうぞ。

👉 6月に届く「住民税決定通知書」の読み方|ふるさと納税が効いたか、この1枚で確認する

つまりボーナスから引かれているのは、社会保険料と所得税。 この2つで、なぜ2割も持っていかれるのか。順番に見ていきます。


社会保険料は「額面のまるごと15%前後」が乗る

いちばん大きいのが、社会保険料です。

健康保険・厚生年金・雇用保険を合計すると、本人負担はだいたい額面の15%前後になります。 (料率は加入している健康保険組合や年度によって少し変わりますが、ざっくりこの水準です。)

額面30万円のボーナスなら、

  • 社会保険料:約4.5万円

これだけで、もう4万円以上が引かれている計算です。

ポイントは、社会保険料が「額面に対してそのまま率でかかる」こと。 だから額面が大きい人ほど、引かれる金額も大きくなります。


所得税は「前月の給与」で率が決まる

もうひとつが所得税です。 これがちょっとわかりにくいのですが、ボーナスの所得税は変わった決まり方をします。

ざっくり言うと、

  • 「前の月の給与(社会保険料を引いたあとの金額)」と「扶養家族の人数」で、ボーナスにかける税率が決まる

  • その税率を、ボーナスの社会保険料を引いたあとの金額にかける

という二段構えです。

額面30万円・社会保険料4.5万円を引いた約25.5万円に対して、税率が数%かかるイメージです。 仮に6%なら、

  • 所得税:約1.5万円

ここまでをまとめると、

項目 金額(ざっくり) 額面 30万円 社会保険料 −約4.5万円 所得税 −約1.5万円 手取り 約24万円

消えた6万円の正体は、これでした。


だから「額面ではなく手取りで考える」

この仕組みを知ってから、僕はボーナスの使い道を「額面」で考えるのをやめました。

ボーナスの手取りは、ざっくり額面の8割前後。 30万円なら24万円、50万円なら40万円くらい、と先に見積もっておく。

これだけで、「思ったより少なかった」というガッカリがなくなります。 そして残ったお金を、何に使うかを落ち着いて考えられるようになります。

僕の場合、ボーナスの使い道を考える前に一度やっておいてよかったのが、毎月の固定費の棚卸しでした。

ボーナスは年に2回の臨時収入ですが、固定費は毎月ずっと出ていくお金です。 保険・通信・サブスクのように「気づかないうちに引かれ続けているもの」を一度見直すほうが、ボーナス1回分よりも長く効きます。

自分ひとりだと「どこから手をつければいいか」がわからなかったので、僕はお金の専門家(FP)に一度まとめて棚卸ししてもらいました。無料で相談できるところもあるので、固定費が気になっている人は、選択肢として知っておくといいと思います。

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まとめ

  • ボーナスから引かれるのは「社会保険料」と「所得税」の2つだけ

  • 住民税はボーナスからは引かれない(毎月の給与から12分割)

  • 社会保険料は額面のまるごと15%前後が乗る

  • 所得税は「前月の給与」で率が決まる

  • 手取りは、ざっくり額面の8割前後で見積もっておくとガッカリしない

ボーナスは、額面の数字を見るとつい気が大きくなります。 でも「手取りで考える」だけで、使い方が静かに変わります。

知らないと、毎回「あれ、思ったより少ない」で終わってしまう。 知っていれば、最初から手取りで計画できる。 その差は、回を重ねるほど大きくなっていきます。


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ボーナスの手取りがわかったら、毎月の給与から引かれている住民税の「正体」も知っておくと、お金の全体像が見えてきます。

👉 6月に届く「住民税決定通知書」の読み方


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