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6月に届く「住民税決定通知書」の読み方|ふるさと納税が効いたか、この1枚で確認する

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営業として10年、大手就職情報会社と若年層向け教育エンタメ企業の2社で数字を作ってきました。新卒で入った会社では、営業8,000人中TOP10に入ったこともあります。 詳しい自己紹介はこちら(はじめてのnote)。

そんな僕でも、数年前までは、毎年6月に配られる住民税決定通知書を、まともに読んだことがありませんでした。

以前、住民税の通知書を見て青ざめた話を書きました。

あのとき僕が見ていたのは、月々いくら引かれるか、その金額の欄だけでした。 所得の欄も、控除の欄も、まったく見ていなかった。

でも、この1枚はちゃんと読めると、「自分のふるさと納税が本当に効いたのか」「控除のし忘れはないか」が3分で確認できます。

6月になると、会社から1枚の紙(または明細)が配られます。 その紙が来たら、どこを見ればいいのか。今日はそれを書きます。


そもそも住民税決定通知書とは

会社員の場合、正式には「特別徴収税額の決定・変更通知書」という名前です。

  • 届く時期:毎年5〜6月、勤務先を通じて配られる

  • 中身:前年(1〜12月)の所得をもとに計算された、今年6月〜来年5月に天引きされる住民税

  • 形式:横長の細かい表が1枚。会社によっては明細データで配られることもある

ポイントは、前年の所得で決まるということ。 だから6月に届く通知書は、「去年1年間の自分の数字の答え合わせ」でもあります。

去年ふるさと納税をした人なら、その結果がこの紙に出ます。


全部は読まなくていい。見る場所は3つだけ

通知書は項目が多くて、初めて見ると正直うんざりします。 でも、最初に見るべきは次の3か所だけで十分です。

① 「所得」の欄

去年の収入と、そこから経費的なもの(給与所得控除)を引いた所得が書かれています。

  • 「給与収入」=額面の年収

  • 「給与所得」=そこから給与所得控除を引いた後の金額

ここは「去年いくら稼いだことになっているか」の確認です。 源泉徴収票の数字と大きくズレていなければ、ひとまずOK。

② 「所得控除」の欄

社会保険料、生命保険料、扶養、基礎控除などが並びます。

ここで見たいのは、自分が使えるはずの控除がちゃんと入っているか。 たとえば生命保険に入っているのに「生命保険料控除」が0なら、年末調整での申告もれの可能性があります。

③ 「税額控除」の欄 + 「摘要」欄

ふるさと納税の結果が出るのは、ここです。

ふるさと納税は「寄附金税額控除」という形で、ここに反映されます。 通知書の下のほうにある「摘要」欄に、こう書かれていることが多いです。

寄附金税額控除 市民税●●円 県民税●●円

この2つの合計が、あなたのふるさと納税の控除額です。


ふるさと納税が「効いたか」の確認方法

ここがこの記事の本題です。 確認のしかたは、申告方法によって少し変わります。

ワンストップ特例を使った人

ワンストップ特例(確定申告なしで5自治体まで)を使った場合、控除は全額が住民税から引かれます。

確認はシンプルです。

摘要欄の「寄附金税額控除(市民税+県民税)」の合計 = 寄附した金額 − 2,000円

になっていればOK。

たとえば去年5万円ふるさと納税したなら、

  • 控除額が 48,000円(=50,000 − 2,000)になっていれば、正しく効いている

  • 自己負担は2,000円だけで済んだ、ということ

ここがガクッと少なければ、上限オーバー申請もれの可能性があります。

確定申告をした人

確定申告でふるさと納税を申告した場合、控除は所得税の還付住民税の控除の2つに分かれます。

なので、住民税通知書の控除額だけを見ると「2,000円を引いた額より少ない」ように見えます。 これは間違いではなく、足りない分は、確定申告のときに所得税から還付されているからです。

確定申告組は「住民税分+所得税還付分」を合算して、はじめて「寄附額−2,000円」になります。


この1枚で気づける「もったいない」

住民税決定通知書を毎年見る習慣がつくと、こういうことに気づけます。

  • ふるさと納税をしたのに、控除額がゼロ(=ワンストップ申請を出し忘れていた)

  • 控除額が思ったより少ない(=去年の所得に対して上限を超えて寄附していた)

  • 生命保険料控除や扶養控除が入っていない(=年末調整での申告もれ)

どれも、知らなければ「なんとなく引かれて終わり」だった数字です。 僕自身、最初の数年はこの紙をゴミ箱に近い場所に置いていました。今思えば、毎年答え合わせのチャンスを捨てていたわけです。

通知書は、過去の自分の判断が当たっていたかを教えてくれる、年1回の通知表だと思っています。


通知書を見ても不安なら

「控除額が合っているか自信がない」「上限ぎりぎりまで使えているか分からない」。 こういうとき、僕はネットで全部調べようとして、結局かなりの時間を溶かしました。

ふるさと納税の上限、iDeCoや保険料控除、扶養の入れ方など、会社員が使える制度は意外と多いのに、自分で全部キャッチアップするのは大変です。

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通知書を1枚持って「これ、合ってますか」と聞くだけでも、来年の動き方が変わります。


まとめ

  • 6月に届く住民税決定通知書は、去年の所得の答え合わせ

  • 全部読む必要はない。見るのは「所得」「所得控除」「税額控除+摘要」の3か所

  • ふるさと納税の結果は「税額控除」と「摘要」欄に出る

  • ワンストップ組は、控除額の合計が「寄附額−2,000円」になっていればOK

  • 確定申告組は、住民税の控除+所得税の還付を合算して確認する

  • 控除ゼロ・少なすぎは、申請もれや上限オーバーのサイン

去年ふるさと納税をした人は、6月の紙が来たら、ぜひ「摘要」欄だけでも見てみてください。 自分の2,000円が、ちゃんと仕事をしていたかが分かります。


次回予告

次は未定ですが、6月に届くもう一つの紙――「給与明細」を題材に、4年間まともに見ていなかった僕が、いま毎月チェックしている項目を書く予定です。

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