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今日は夫の【予定に、私がいたこと】に恋をした。― 喧嘩の翌日の、穏やかな一日。― |2026.07.17

はじめに

このエッセイは、

国際結婚と、海外生活と、マルチリンガル育児の中で、

私が日々つまずきながら、

「わたしらしく生きる」ための実験の記録です。

「毎日、夫に恋する生活を。」

2026年の元旦に、そう決めて、

「今日の夫の好きなところ」を、

一つだけ、言葉にしています。

それだけで、同じ一日が、

少し違って見えることがあります。

完璧な妻でも、理想的な母でもありません。

それでも、結婚と子育てを通して、

女性として、妻として、母として、人として、

成長していきたいなと。

今日もこの記録が、

誰かの生活の中の、

小さな呼吸になりますように。


昨日の夜に、話し合った

7月17日、金曜日。

昨日、

マミーの前で崩れてしまった、

その翌日です。

昨日の夜、

二人でちゃんと話し合いました。

何が、私にとって

ストレスになっているのか。

夫は、それを聞いて、

理解してくれました。

夫のほうにも、

言い分はあったんです。

でも、話してみると、

「それ、本当は重要なことじゃないよね」

「そこが論点じゃなかったよね」

と、

また一つ、お互いに目線合わせができた。

今日は、予定に私がいた

そして今日は、

昨日の話し合いを踏まえて、

夫が予定を組んでくれました。

普段だったら、

帰る時間も、

ご飯をどうするかも、

「行ってから決めよう」でした。

子どもがいない頃の、

旅行の立て方のまま。

でも今日は、違いました。

今のフランスの暑さ。

子どもが何時間くらいなら

外にいて大丈夫か。

お昼寝の時間。

ご飯をどうするか。

それを、

一緒に考えてくれたんです。

朝、

「どうしようか」と

私の意見を取り入れながら、

計画を立ててくれた。

だから私は、

何を準備すればいいのか、

どんな心持ちでいればいいのかを、

先に把握できました。

この「情報がない」が、しんどかった

これが、

どれだけ大きいことか。

少し説明させてください。

普段の旅行だと、

流れに任せて決めるか、

第三者(今回ならマミー)の意見が優先されて、

そこに子どもの予定を

無理に合わせようとする形になります。

そして、

詳細が私に共有されない。

だから私は、

何が起きるかわからないまま、

子どものご飯も、

昼寝の道具も、

おやつも、着替えも、

とにかく全部、

しこたま持ち歩くことになる。

それでも、

予想外のことや、

子どもの限界を超える場面に、

しょっちゅう出くわす。

そのたびに、

その場をなんとか回してきた。

家族や友人に

迷惑をかけないように。

子どもがご機嫌でいられるように。

みんながベストな状態でいられるように。

ずっと、黒子をやってきました。

「情報がないまま責任だけ持たされる」

というのが、

いちばんしんどかったんです。

夫が、間に立ってくれた

今回、当初の予定だと、

少し子どものペースに

合わないところばかりありました。

普段の夫だと、

私がマミーに遠慮するのを無視して、

「私とマミーで話し合いなよ」と

投げてしまう、

がさつなところがある。

でも、

義母がどんなにいい人でも、

嫁の立場で意見を通すのは、

国際結婚でも、

やっぱり気を使うことも分かり始めてくれた。

だから今日は、

まず私の、

子どものマネジメントに関する意見を

聞いてくれた。

しかも、

判断材料になる時間や、天気や、

活動内容の情報も事前に調べておいてくれた。

だから、

「これだけは守ってほしい」を、

ちゃんと夫婦のあいだで

共有できました。

そのうえで、

夫のほうから、

「午後は暑くなるし、

外でお昼寝は難しいから、

こうしよう」と、

予定を組み直してくれたんです。

私が直接マミーに言うんじゃなくて、

夫が、間に立ってくれた。

これが、

すごく、ありがたかった。

穏やかな、一日

おかげで今日は、

本当に穏やかに過ごせました。

午前中は、

18世紀に造られた

古い村と大聖堂を散歩して、

カフェでフランスのケーキを

ゆっくり食べて。

街や、美術品や、建築を眺めながら歩く。

お昼前に、

もう一つの町へ移動して、

4人でまた散策して、

夫の大好物のクスクスをレストランで食べる。

スケジュールがわかっていたから、

子供も食事中、いい子にしていてくれた分、

私も食事をしっかり楽しめた。

そして、

子どものお昼寝に合わせて、

2時ごろに家に戻って、ゆっくり。

私も、子どもも、

周りの予定に振り回されずに。

そして、

マミーも夫も、

ちゃんと観光を楽しめる。

そういう組み方をしてくれました。

誰かが我慢する日じゃなくて、

全員が成り立つ日。

こういう日を、

私はずっと、

作りたかったんだと思います。

夕方、マミーと話した

夕方、

夫が夕食の準備を始めたとき、

マミーに少しだけ

外に来てもらって、話をしました。

なんで昨日、

あんな喧嘩をしたのか。

最近、どういうことに

困っていたのか。

マミーは、

離婚も経験しているし、

二人の子どもを育ててきた人だし、

孫の面倒も見てきた人です。

だから、

すごく理解してくれました。

昨日、

マミーの前で崩れてしまったこと。

あれは、

きれいなことじゃなかった。

でも、

隠すことなく、

偽ることなく、

関係を見せられた。

その結果、

かえってマミーとの関係が、

深まった気がします。

嫁になって初めて、

義母の前で喧嘩を見せた。

それが、

新しい関係づくりに

つながったんだと思います。

湖のほとりの、小さなコンサート

夜は、

滞在先の近くで、

夏のフェスティバルがありました。

4人で行きました。

フェスティバルといっても、

小さな村のコンサートで、

こじんまりしたもの。

その隣に小さな湖があって、

結局、

4人でそのまわりを

ゆっくり2キロほど散歩して、

少しだけコンサートを聴いて、

帰ってきました。

家に着く頃には、

みんな疲れてしまって。

テラスで夕食をとりながらゆっくりしようね、

と言っていたのに、

早めに眠ってしまいました。

きれいに終わった一日ではないけれど、

やわらかく終わった一日でした。

今日の夫の好きなところ

【予定に、私がいたこと】

昨日、

私の意見を飛ばして予定が決まって、

私はマミーの前で崩れました。

その翌日。

夫は、

今日の暑さも、

子どもが外にいられる時間も、

お昼寝も、ご飯も、

私と一緒に考えて、

予定を組んでくれました。

「情報がないまま、

責任だけ持たされる」。

それが、

いちばんしんどかったこと。

今日は、

先に全部わかっていたから、

私は、心の準備ができた。

しかもマミーとのあいだにも、

夫が立ってくれた。

昨日の話し合いが、

言葉だけで終わらなかった。

次の日の、

予定の組み方に、

ちゃんと入っていました。

今日の夫の好きなところは、

【予定に、私がいたこと】。


▼ 「怒りの"中身"に耳を傾けてくれたこと」昨日の話はこちらに。

今日は夫の【怒りの"中身"に耳を傾けてくれたこと】に恋をした。

▼ このシリーズを最初から読む。

毎日、夫に恋する生活を。|Day 1〜

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