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公認会計士、証券会社、ファンド出身でもなくCFOになった話(前編)


CFOを目指すには

私が経理職の中途採用の面接すると、よく「将来CFOになりたい」と回答があります。
そこで私が「どういう経験や知識があればCFOになれると思いますか」と質問すると、「まずは仕事で実績を出して、、、」となかなかどうしたらCFOになれるかまではイメージが持てていない人が多いように思います。

始めからキャリアステップのイメージを持てている人は多く無いですし、仕事をしながら見えてくることも多いので、まずは目標を持つことが重要です。

偉そうに言っている私自身、CFOになるとは思っていませんでした。

そこで、今回のnoteは、CFOになりたい方のヒントになればと思い書いてみます。

CFOのキャリア

私が会う、多くのグロース上場企業のCFOのバックグランドは、肌感で、4割が公認会計士、3割が証券会社、1割がコンサル、もう1割がファンド、そして残りがその他で、私のような管理部門で経験を積んで昇格した人は少ない印象です。

これはスタートアップは、社歴が浅い会社が多く、IPOを目指して、即戦力の中途採用をするので、当然といえば当然です。

CFOは財務のトップですので、会計の専門家である公認会計士はピッタリです。
証券会社で、資本市場での資金調達、上場支援の経験はそのまま活かせますし、ファンド出身は、投資家の立場で企業を見ていますので、投資家が何を求めているのかはよく分かります。コンサルも説明能力や分析力、専門知識を活かすという点でCFOと合っていると思います。

では、こうした職種経験者ではない場合は、どうするかですが、彼ら彼女らに負けない経験、知識を積むことです。

私の場合は、自己紹介でも書いたとおり、IPO準備中のスタートアップに第2新卒で入社し、離職率が高い中管理部門で生きき残り、当時のCFOの退任時に、CFOを引き継いだというものでした。

私の経験をケースとしてみた場合、ポイントは下記かと思います。

  1. IPO準備企業もしくはIPOして間もない企業で実務経験を積む

  2. 専門知識を身につける

IPO準備企業もしくはIPOして間もない企業で実務経験を積む

まず、IPO準備企業ですが、IPO後は四半期で決算開示する必要がありますので、そのための決算開示プロセスの構築が求められます。

未上場と上場で求められる経理のレベルは全然違います。
企業会計基準を元に作成し、監査法人の監査を受ける必要があります。

これまでやっていないところから、仕組みを構築していくのは大変ですが、仕組み作りからやると、どうやってこの数値が出てくるかが分かりますので、面白さがあります。
さらにIPOプロジェクトメンバーとなれば、膨大な審査書類の作成もありますが、それは上場企業として必要なことが盛り込まれています。
私自身、このIPOプロジェクトメンバーになれたことがその後のキャリア形成に役に立ちました。

IPOして間もない企業については、これまで対応していない課題に対する対応が求められ、その一方で、離職者が増えることが多いです。
ゼロイチで作り上げることが好きな人、IPOで燃え尽きた人、上場前にもらったストックオプションで一定稼げた人、IPOすると社内ルールが厳しくなったり、より業績達成が求められ、自由ながなくなり管理がキツくなるため、そうした雰囲気に嫌気がさす人もいます。

離職理由はそれぞれですが、IPO直後の企業は、調達した資金を成長投資に回すため、M&Aや子会社設立、大量の人材採用等に投資し、それで足りないと追加の資金調達とコーポレートアクションも多く、経験値として積めることは多いです。

上記のような環境の中で実務経験を積みながら、先輩や上司の離職により、その後任としてキャリアアップしていくチャンスを掴んでいくのです。

また、私は事業会社での実務経験は大切だと思っています。
例えば、監査法人に勤めていた公認会計士が、スタートアップCFOに転職したがうまくいかなかったという話を聞きますが、これは、事業会社の経験がないため、監査法人にいた時の感覚で、あるべき論を語りだし、周りがついてこないことが要因のようです。

専門知識を身に着ける

もう1つの観点として、実務経験を積み重ねた上で、それを通じて関連する知識を身に着けていくことです。

どの仕事もそうだと思いますが、経験と知識の両面がないと、なかなか仕事は出来るようにはなりません。
ましてや高い成果が求められるようになると、知識だけでも頭でっかちで使えないですし、経験だけでも応用が利かなくなってしまいます。

ここまで書いて、文章量が多くなってきましたので、続きは次回にしたいと思います。
後半に続く、、、


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