梅を見に須磨へ
最近、夜の毒気に浸りすぎた。
だからだろうか、無性に自然を見たくなった。
快速電車に乗り、そのまま神戸市須磨区へ。
三ノ宮駅までは込み合っていたが、元町、神戸と徐々に人が減っていった。
初めての須磨駅、0秒で海岸が見渡せた。
穏やかな浜辺には、カップルや家族連れが談笑していた。
ベンチでは読書やギターを楽しむ人がいて、動きがスローであった。
波もかなり穏やか。
神奈川と比較しがちだが、静かな湘南といったところか。
個人的には、こっちの方が居心地の良い場所であった。
目的の神社は、北口方面。一旦踏切で横切った。
かなり待たされたが、急ぎの案件でもないし焦らずにいこう。
綱敷天満宮へ到着。
波乗り祈願の道真が穏やかな表情でお出迎え。
梅が満開で、参拝者も私と同様に写真撮影をしていた。
ピーカンな空に映える丑と梅は、綺麗であった。
かわいい者が、石碑の上で日向ぼっこしていた。

散策の途中に鉄道の高架が、建設中であった。無意識的に撮影した。
次回訪問の口実ができた。交通インフラの工事現場は、少しテンションが上がる。
生きている間に、更地から運用まで見届けたら十分だ。廃止までは生きてはいないだろう。

須磨離宮公園へ。
入園料で400円を払い、静かに園内を散策することができた。
園内は広かった。月見台から、瀬戸内海が一望できた。スローな調子に戻った気がした。
噴水広場という整備された庭園は、高校時代の数学の教本の様な幾何学的な場所。
ベンチに腰掛けて無で、噴水を見つめるという行為を小一時間くらいした。
不思議と元気が出た。
奥にある建築物はレストハウスだったが、混み合っていて断念。

踏み込んで梅園と梅見茶会があると聞きつけて探索した。
残念ながら、梅園は小径で人込みが多かった。また茶会も既に受付終了していた。
縁がなかった。
今度は近くで、タバコも一服できる喫茶店を探すため。退園。
しばらくすると、駅があり近くの喫茶店で固めのプリンとコーヒーを頼んだ。
2月に入って調子が芳しくなかったため、少し長居をした。
回復して温泉にも浸かりたい気分ではあったが、明日からの日常が待ち構えている。
今日は見送ることにした。
再び、夕暮れに近づく海岸線を歩きながら駅に向かった。

最近、夜の街にばかりいた。
だからだろうか。
今日はただ、梅を見たかった。
帰宅
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