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人材紹介・転職サービス向けLINEヤフー広告の運用設計|求職者登録・求人応募を増やすための設定ポイント

「転職サービス・人材紹介・採用媒体でLINEヤフー広告を始めたいが、何から設定すればいいかわからない」
「求職者登録は増えているが、転職意欲の高いユーザーが取れない」
「求人企業(採用側)への訴求と求職者への訴求をどう使い分ければいいか知りたい」

人材紹介・転職サービスは、LINEヤフー広告との相性が高い業種のひとつです。転職・就職を検討している潜在層へのリーチ、サイト訪問者へのリターゲティングによる登録後押しなど、ユーザー獲得の各フェーズで活用できます。

ただし、求職者向けと求人企業向けでターゲットや訴求が大きく異なるため、それぞれに合わせたキャンペーン設計が必要です。また、広告データ利用基準において「経済的貧困・困窮」に関するデータを利用したターゲティングが禁止されているため、ターゲティングの設計には注意が必要です。

この記事では、人材紹介・転職サービス向けのLINEヤフー広告の運用設計と、質の高いユーザーを獲得するための設定ポイントを解説します。全文無料です。

LINEヤフー広告の基本的な始め方は、以下の記事で解説しています。
→ LINEヤフー広告を始める前に知っておきたいこと
https://note.com/mare_adsupport/n/ne9af956c132f

■ 目次

  1. 人材紹介・転職サービスとLINEヤフー広告の相性

  2. 求職者向け運用の基本設計(CV設定・キャンペーン構成)

  3. ターゲティング設計と広告データ利用基準の注意点

  4. クリエイティブの作り方

  5. レポートの見方とCPAを改善する手順

  6. 人材紹介・転職サービス運用でやりがちなNG設定


人材紹介・転職サービスとLINEヤフー広告の相性

▼ 人材紹介・転職サービスに向いている理由

潜在的な転職検討層へのリーチ:
「今すぐ転職したい」と検索している顕在層だけでなく、「なんとなく転職を考えている」潜在層にリーチできます。転職サービスは検索広告との組み合わせが有効ですが、LINEヤフー広告(ディスプレイ)はこの潜在層の掘り起こしに特に有効です。

LINE面の強み:
LINEは20〜40代の社会人の利用率が高く、転職サービスのメインターゲット層と重なります。日常的なコミュニケーションの場に自然な形でリーチできます。

リターゲティングによる登録後押し:
転職サービスのサイトを訪問したが登録しなかったユーザーへの再アプローチが有効です。「無料登録」「まずは求人を見てみる」という背中を押す訴求との相性が高い。

▼ 人材紹介・転職サービスで注意が必要な点

求職者向けと求人企業向けでターゲットが異なる:
同じ「転職サービス」でも、求職者(転職したい人)と求人企業(採用したい企業)では、ターゲット・訴求・CVゴールがまったく異なります。キャンペーンを分けて設計することが基本です。

広告データ利用基準における禁止ターゲティング:
「経済的貧困・困窮」に関するデータを利用したターゲティングは禁止されています。「債務整理」「低年収」「生活保護」などに関連するワードを高度なセグメントに使うことはNGです。また「失業」「解雇」なども個人の苦難に関するデータとして慎重な判断が必要です。

景表法・職業安定法の規制:
「確実に年収UP」「必ず希望の企業に転職できる」などの断定表現は景表法違反になります。また、求人広告には職業安定法に基づく適切な表示が求められます。


求職者向け運用の基本設計(CV設定・キャンペーン構成)

▼ CVの設定

サービス種別ごとのCVゴール:

転職・求人サービスの場合(求職者向け):
・メインCV:会員登録完了・履歴書・職務経歴書の登録完了
・マイクロCV:求人検索ページの閲覧・気になる求人へのクリック・無料登録フォームの表示

人材紹介(エージェント)の場合:
・メインCV:無料面談予約の完了・問い合わせフォーム送信
・マイクロCV:サービス説明ページの閲覧・登録フォームの表示

アルバイト・パート求人サービスの場合:
・メインCV:求人への応募完了
・マイクロCV:求人詳細ページの閲覧・エリア別求人一覧の閲覧

求人掲載(企業側)の場合:
・メインCV:求人掲載の申し込み・資料請求
・マイクロCV:料金プランページの閲覧・採用事例ページの閲覧

→ CV計測タグの設置方法はこちら
https://note.com/mare_adsupport/n/nef3ff7484e05

▼ 目標CPAの設定

求職者向けの目標CPA:

例)転職エージェント(成功報酬型・平均紹介料100万円・登録から成約率5%)の場合
→ 会員登録1件の価値 = 1,000,000円×5% = 50,000円
→ 目標CPA(登録単価):5,000〜15,000円(価値の10〜30%)

求人掲載企業向けの目標CPA:

例)求人掲載サービス(掲載料30万円・問い合わせから成約率20%)の場合
→ 問い合わせ1件の価値 = 300,000円×20% = 60,000円
→ 目標CPA(問い合わせ単価):10,000〜20,000円(価値の15〜35%)

▼ キャンペーン構成(推奨)

求職者向けと求人企業向けでキャンペーンを分けることが基本です。

求職者向けキャンペーン:

キャンペーン1:新規求職者獲得
・広告グループA:高度なセグメント(転職検討・キャリアアップ関連キーワード)
・広告グループB:オーディエンスセグメント(転職・就職関連の興味関心)
・広告グループC:属性ターゲティング(職種・年齢層に合わせた設定)

キャンペーン2:リターゲティング(登録後押し)
・広告グループD:サイト訪問済み・未登録ユーザー
・広告グループE:求人詳細ページ閲覧済み・未応募ユーザー

除外設定(必須):
・会員登録完了ユーザーを除外する
・すでに応募済みユーザーを除外する

▼ 入札設定

開始時(CV30件未満):
→ 手動CPC。マイクロCV(求人閲覧・登録フォーム表示)でデータを蓄積する

CV30件以上:
→ コンバージョン数の最大化または目標CPAの自動入札に切り替える

→ 手動入札から自動入札への移行手順はこちら
https://note.com/mare_adsupport/n/n674f06fecb9b


ターゲティング設計と広告データ利用基準の注意点

人材紹介・転職サービスのターゲティング設計では、広告データ利用基準への配慮が特に必要です。

▼ 高度なセグメントの禁止ターゲティングについて

LINEヤフー広告の広告データ利用基準では、「個人の苦難・苦しみ・悩み」に関するデータを利用したターゲティングを禁止しています。

人材紹介・転職サービスで注意が必要な禁止カテゴリ:

「経済的貧困・困窮」に該当するデータ:
・債務整理・自己破産・過払い・未納・生活保護・ホームレス・低年収

これらのワードを高度なセグメントのフリーワードに設定することはNGです。

グレーゾーン(慎重に判断が必要なワード):
・「失業」「解雇」「リストラ」「雇い止め」
→ ユーザーが「失業・解雇された」という苦難の状況を推知するデータに該当する可能性があるため、使用は避けることを推奨します。

・「ブラック企業 転職」「パワハラ 退職」
→ 職場の苦難に関するデータに該当する可能性があります。

▼ 人材紹介・転職で設定できるキーワードの方向性

「転職したい・キャリアアップしたい」という能動的・ポジティブな意図のワードを使います。

✅ 設定できるフリーワードの方向性:

キャリアアップ・転職意欲ベース:
・「転職 年収UP」「キャリアアップ 転職」「20代 転職 おすすめ」
・「未経験 転職 IT」「第二新卒 転職サービス」「30代 転職 エンジニア」

職種・業界ベース(ポジティブな探索意図):
・「営業職 転職」「エンジニア 転職 エージェント」「マーケター 求人」
・「看護師 転職 サービス」「介護職 求人 探し方」

転職サービス・方法ベース:
・「転職エージェント おすすめ」「転職サイト 比較」「転職活動 始め方」
・「求人 検索」「正社員 求人 20代」

求人企業向けキーワード:
・「採用コスト 削減」「求人媒体 比較」「人材採用 方法」
・「中途採用 サービス おすすめ」「採用広告 掲載」

▼ オーディエンスセグメントの設定

求職者向けで活用できるカテゴリ:
・仕事・職業 > 転職・就職活動
・仕事・職業 > キャリアアップ
・ライフイベント > 転職検討

求人企業向けで活用できるカテゴリ:
・ビジネス > 経営者・役員・管理職
・ビジネス > 人事・採用担当

▼ 属性ターゲティング

求職者向けの属性設定:
・年齢:20〜45歳を軸に(サービスのターゲット層に合わせて調整)
・職業:社会人層(学生は除外)

アルバイト・パート向けの場合:
・年齢:18〜60歳(幅広く設定)
・時間帯:平日昼間・主婦層が多い時間帯に配信を集中させる

→ ターゲティングの種類と使い方はこちら
https://note.com/mare_adsupport/n/n7ece3bced19b


クリエイティブの作り方

人材紹介・転職サービスのクリエイティブは「ポジティブな未来への訴求」が基本です。現状の不満・苦しみを煽る訴求はユーザーへの配慮の観点からも避け、「なりたい自分・実現したいキャリア」への訴求を心がけます。

▼ 用意すべきクリエイティブ

【最優先】レスポンシブ広告(画像)
・1:1 推奨ピクセルサイズ:1200×1200
・1.91:1 推奨ピクセルサイズ:2400×1256

テキスト(キャッチコピー・説明文)の影響が大きい業種です。複数のキャッチコピーをA/Bテストして、登録CVRが高いパターンを見つけます。

画像素材の方向性:
・仕事をしているビジネスパーソンの写真(明るい表情・活躍イメージ)
・チームで働く場面・コミュニケーションの写真
・「年収〇〇万円UP」などの数値を強調したシンプルなグラフィック

【余裕があれば】バナー(画像)
・6:5 推奨ピクセルサイズ:1200×1000

▼ 訴求パターン別のクリエイティブ設計

キャリアアップ・年収向上訴求:
・「平均年収〇〇万円UP(2025年登録者実績)」
・「年収600万円以上の求人〇万件掲載中」
・CTA:「無料で求人を見る」「転職相談を予約する」

スピード・利便性訴求:
・「最短3日で内定獲得の実績あり」
・「スマホで3分、無料登録完了」
・「土日・夜間も対応のキャリアアドバイザー」

実績・信頼訴求:
・「利用者〇〇万人突破(2025年自社集計)」
・「転職成功率〇%(2025年登録者調査)」
・「顧客満足度〇%(2025年自社調査)」

職種・業界特化訴求:
・「ITエンジニア専門の転職エージェント」
・「看護師・医療職専門の求人サービス」
・「30代・40代のミドルキャリア転職支援」

▼ 審査で落ちやすい表現とOK表現

❌ NG表現:
・「確実に年収UP」「必ず希望の企業に転職できる」(断定表現)
・「今の会社を辞めたいあなたへ」(現状の苦難を煽る表現)
・「ブラック企業から逃げ出そう」(特定企業・状況への誘引)
・「最高年収1,000万円も夢じゃない」(根拠のない誇大表現)

✅ OK表現:
・「年収アップを目指す方へ」「キャリアチェンジを考えている方へ」
・「〇〇の求人を探している方に」(職種・業種を明示)
・「無料で転職相談を受けられます」「まず求人を見てみる」

→ クリエイティブ改善の詳細はこちら
https://note.com/mare_adsupport/n/nea1223706b59


レポートの見方とCPAを改善する手順

▼ 人材紹介・転職サービスで重点的に見る指標

登録CV数(週次):
週単位でトレンドを確認します。急減の場合は①計測タグ②LP③クリエイティブの順に確認します。

登録の「質」(内部指標との突合):
登録数は出ているが、転職意欲が高い求職者かどうかを内部データで確認します。意欲の低い登録者が多い場合は、ターゲティングの絞り込みを検討します。

時間帯・曜日別のCV数:
転職活動は平日夜間(21〜23時)・休日に活発になる傾向があります。この時間帯のimpressionが確保できているか確認します。

▼ 季節・採用市場に合わせた運用

転職市場には繁忙期があります。

春(3〜5月):
新年度の求人増・転職活動の活発期。3月の企業の採用決定前後に求職者の活動が増える。

秋(9〜11月):
下半期の採用ニーズ増・転職市場の第2の繁忙期。

年末年始前後(12〜1月):
新年に向けた転職活動の活発期。1月は求職者の転職意欲が高まる。

繁忙期前に設定を整え、期間中は予算の増額(+20%以内)とクリエイティブの差し替えで対応します。

▼ CPAが改善しない場合の確認手順

ステップ1:ターゲティング別のCPA・CVRを確認する
・リターゲティングのCPAが高い → LPの改善が先(訪問者が登録しない理由を探る)
・新規獲得のCPAが高い → キーワード・カテゴリを絞り込む

ステップ2:デバイス別のCV数を確認する
転職サービスの登録はスマートフォンが中心。PC・スマートフォンそれぞれのCVRを確認し、低い方のLPの使いやすさを確認する。

ステップ3:クリエイティブ別のCTR・CVRを確認する
訴求軸(年収UP・使いやすさ・求人数)ごとにCTRとCVRの差を確認し、成果の高い訴求に予算を集中させる。

ステップ4:LPを確認する
・登録フォームの項目が多すぎないか
・スマートフォンで登録完了まで迷わないか
・「無料」「3分で登録」などの利便性訴求がファーストビューにあるか

→ レポートの詳細な読み方はこちら
https://note.com/mare_adsupport/n/nd3f5b52b5f7e


人材紹介・転職サービス運用でやりがちなNG設定

サポート窓口に届いた人材紹介・転職サービス事業者からの問い合わせをもとに、よくある失敗パターンをまとめました。

NG①:「失業」「解雇」「リストラ」などのワードを高度なセグメントに設定している

これらのワードはユーザーの「個人の苦難・苦しみ・悩み」に関するデータを推知するものとして、広告データ利用基準違反になる可能性があります。

対処法:
「転職 年収UP」「キャリアアップ 転職」「転職エージェント おすすめ」など、ポジティブな転職意欲・探索行動を示すワードに変更する。

NG②:「確実に年収UP」「必ず転職成功」の断定表現を使っている

景表法違反になります。成果・実績を表示する場合は根拠(調査機関・時期・調査方法)を明記する必要があります。

対処法:
「年収アップを目指す方へ」「転職成功実績〇件(2025年自社集計)」など、断定を避けた表現・根拠を明示した表現に変更する。

NG③:求職者向けと求人企業向けを同じキャンペーンで配信している

ターゲットがまったく異なるにもかかわらず、同じキャンペーンで配信しているケース。どちらの成果も出にくくなります。

対処法:
求職者向けキャンペーンと求人企業向けキャンペーンを明確に分けて、ターゲティング・クリエイティブ・CVゴールをそれぞれ独立して管理する。

NG④:CV数が少ないのに登録CVのみでデータを蓄積しようとしている

転職サービスはメインCVの登録数が少ない場合があり、直近30日30件の蓄積に時間がかかる。

対処法:
求人閲覧・フォーム表示などのマイクロCVを設定して手動入札でデータを蓄積する。登録CV30件以上たまってから自動入札に切り替える。

NG⑤:現状の不満・苦しみを煽るクリエイティブを使っている

「今の仕事が辛いあなたへ」「ブラック企業から抜け出そう」など、ユーザーの職場の苦境を煽る表現は、ユーザーへの配慮の観点から問題があるだけでなく、審査落ちの原因になる場合もあります。

対処法:
「なりたいキャリア・実現したい働き方」への訴求に切り替える。「年収〇〇万円UP」「希望の職種へのキャリアチェンジ」など、未来へのポジティブな訴求が有効。

NG⑥:機械学習の学習期間中に設定を頻繁に変更する

登録CVが少ない段階でCPAが高いからと設定を変えてしまうケース。

対処法:
自動入札切り替え後は最低2週間は設定を変えずに様子を見る。

→ 機械学習と設定変更の注意点はこちら(有料)
https://note.com/mare_adsupport/n/n6a1721441495

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→ LINEヤフー広告のターゲティング種類と選び方
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・入札設定の最適化
→ LINEヤフー広告 入札設定の最適化
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・レポートの読み方と改善サイクル(有料)
→ LINEヤフー広告 レポートの正しい読み方と改善サイクルの回し方
https://note.com/mare_adsupport/n/n5ad40e7913a7


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