【はじめてのnote】現役船舶機関士が現場メモを残す理由
はじめまして、船乗りパイセンと申します。
現役の船員で機関士として乗船しており、船員歴は10年以上になります。
東京海洋大学を卒業後、外航船会社にて機関士としてのキャリアをスタートし、その後、内航の船会社へ転職しました。
現在は一等機関士として、日々の運用や整備、トラブル対応など、現場に近い立場で業務に携わっています。
資格としては、28歳で二級海技士(機関)を取得し、33歳で一級海技士(機関)を取得しました。ただ、実際の現場に出てから強く感じているのは、資格や知識以上に「現場での経験」や「判断の積み重ね」が重要だということです。
船内の整備作業や点検業務は、マニュアル通りに進めることが前提ではあるものの、「なぜこの手順なのか」「どこに注意すべきなのか」といった背景までは十分に言語化されていない場面も多くあります。
新人の頃の自分も、先輩に言われた通りに作業をこなしながらも、作業の意味を完全には理解できていないことが少なくありませんでした。
乗船生活を続ける中で、そうした疑問や気付き、整備時の注意点などを個人的な作業メモとして少しずつ残してきました。
振り返ってみると、それらのメモは「当時の自分が知っていれば助かった内容」ばかりだったと感じています。
このnoteでは、そうした現場目線のメモをもとに、新人に向けた整備解説や実務上の疑問解決に役立つ内容を、できるだけ噛み砕いて整理していく予定です。
専門的になりすぎず、しかし現場で実際に使える形で伝えることを意識して書いていきます。
主な内容としては、日常整備の考え方、作業時に意識しているポイント、マニュアルには載りにくい実務上の判断基準など、機関室での経験に基づいた話が中心になると思います。
派手な内容というよりは、地道ではありますが現場で役に立つ記録に近いものになる予定です。
特に、新人機関士や乗船初期の方が「なぜこの作業をするのか」と納得しながら業務に取り組めるような視点を大切にしていきたいと考えています。
あくまで備忘録としての側面もありますが、過去の自分のように現場で疑問を感じている方の、少しでも参考になる記録として静かに積み重ねていければと思っています。
今後は、日々の整備や運用の中で得た気付きや実務上のポイントを中心に、無理のないペースで継続していく予定です。
実務上のポイントという観点では
ディーゼル発電機のピストン抜き整備をもう少し実務寄りに整理した記事も書きました。
取説だけでは埋まりにくい、準備・識別・段取り・分解時の詰まりどころを中心にまとめています。
必要な方は、こちらもどうぞ。
新人向けの記事も書いています。
