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静かにうわさが広がるように

誰かになにかを強要したり、されたりすることがとても苦手です。
強く言われると断るのが難しい性質であることも、影響していると思います。

友人に、自分の好きなものの話をするのも気が引けます。
無理に聞かせてしまってはいないか、疲れさせてしまってはいないかと気になり、すぐに切り上げてしまいます。

出展したイベントで、一般参加者さんに声をかけることもほとんどできていません。
足を止めてくださった方にも積極的にお話をできず、ご覧くださるに任せています。

アピールしたくないわけではないのです。

好きなものは語りたいし、がんばって作った自分の作品をもっと見てもらいたいです。
だけどどうしても、「迷惑を掛けてはいけない」という気持ちが先に立ってしまい、ブレーキがかかるのです。

そうしているうちに、上手な話し方ができなくなってしまい、ますますアピールできなくなりました。

今回のコミュニティアトリエについても同様で、多くの知人をはじめ、昔からの友人にすら開催を伝えられていません。

「知られたくない」「来てほしくない」では決してないのです。
私がしていることを知ってほしいし、ご都合があうなら来てくださればとてもうれしいです。

だけどもし開催を伝えて、その人が来てくださったら、うれしさと同時に「無理をさせたのではないか」と考えてしまいます。

加えて、わたしがやろうとしていることは「みんなでワイワイ盛り上がろう!」というものではありません。
楽しいから来てね!とお誘いするのは、ちょっと違う気がする…。
来てみたもののなんだか静かなだけの場だった、ってガッカリさせたら申し訳ないし…。

堂々巡りの末に、アピールできないまま当日になろうとしています。

◆ ◆ ◆

ウィッチフッドという概念について、これまでに何度かnoteに投稿しました。

記事の中では触れていませんが、ウィッチフッド的なつながり方として当初から思い描いていたのが、空に浮かぶランタンの灯でした。

森に住む魔女たちが、それぞれの工房から放つランタン。
だれに宛てるでもないし、見てもらえる保証もない。他の魔女が浮かべた灯を見て、ただそこに誰かがいることを感じとるような、静かなつながり。

私が作りたいつながりの仕組みは、この光景をなぞるものです。

そして、わたしはわたしの活動が、同じような静けさで伝わっていくことを望んでいます。

まるで、森に住む魔女のうわさが、静かに広がっていくように。
この活動を必要とする人はきっと、静けさを愛しているでしょうから。

過激な投稿やあざやかな広告によってものごとが伝わっていくこのご時世に、静かな伝え方ができるような仕組みをつくれないかなぁと考えています。

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