2022年、資産5,000万円を超えて見えた「出口」の景色。円安と現金比率、そして人生の再定義
2022年の金融相場:波乱の「インフレ・円安」元年
2021年の熱狂が落ち着き、2022年は世界的に厳しい相場となりました。
しかし、日本の投資家にとっては「円安」が強力な盾となった年でもあります。
米国の急速な利上げ: インフレ抑制のためFRBが利上げを加速。S&P500は一時弱気相場入りするなど、厳しい局面もありました。
歴史的な円安: 年初115円台だったドル円は、一時150円を突破。
ウクライナ情勢の緊迫: エネルギー価格の高騰など、世界情勢が激変。

長期推移を見ると、株価の調整を円安がカバーし、資産額が右肩上がりを維持している様子がわかります。
「フルインベストメント」への挑戦とリスク管理
前年から継続してきた「時間分散」により、預貯金から投資信託への移管がほぼ完了しました。

短期グラフの「青(預貯金)」が一段と低くなり、現金比率は15%まで低下。
資産の8割以上を市場に晒すという、攻めの布陣を敷きました。
コア(S&P500とオルカンを50:50)と、サテライト(先進国債券)によるバランスは維持しつつも、この「現金比率」をどこまで下げるべきか。
2022年は、自分のリスク許容度を改めて問い直す1年となりました。
なお、当時の現金比率15%を具体的な金額に換算すると、おおよそ1年半分の生活費に相当する額でした。
万が一の事態に備えつつも、それを超える余剰金は徹底して運用に回す。
資産5,000万円を超えた当時だからこそ、自分にとっての「安心感」と「運用効率」の落とし所を模索した結果の配分でした。
資産運用の「その先」を考え始めた3冊の教科書
資産額が 5,779万円(前年比+855万円)に到達し、準富裕層としての立ち位置を固める中で、私の思考は「どう増やすか」から「どう人生を変えるか」へと広がり始めました。
特に大きな影響を受けたのが以下の3冊です。
(※詳細は別途記事で紹介予定ですが、私の指針となった本です)
ほったらかし投資術(山崎元・水瀬ケンイチ 著): 自分のコア戦略の正しさを再確認。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール(ビル・パーキンス著、児島修 翻訳): お金を増やすだけでなく、どう使うかという視点。
つみたて投資の終わり方 100年生きても大丈夫!: 人生後半に向けた投資信託の取り崩しメソッドを解説!(カン・チュンド著): 誰にでも訪れる「取り崩し期」への準備。
これらを読み進めるうちに、ぼんやりと「FIRE(早期退職)」の文字が頭に浮かび始めました。
当時はまだ具体的な時期や金額は想像もつきませんでしたが、投資が「手段」であり、その先に「自由」があることを確信した時期でした。
2022年の実績まとめ

年末資産額:5,779万円
前年比:+855万円
2022年のアセットアロケーション内訳
コア資産(株式ファンド)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
※半分ずつ保有
サテライト資産(債券ファンド)
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(除く日本)
増やす「力」から、生きる「知恵」へ
2022年末の資産推移を振り返ると、円安の効果に助けられた部分が大きいことは否めません。
しかし、もしここで現金比率を高く維持しすぎていたら、この恩恵を十分に享受することはできなかったでしょう。
資産が増えるにつれて、お金の不安は「減らないことへの不安」へと変化していきます。
それに対する答えを、読書と実践を通じて探し始めた1年でした。
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