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2017年、初の「アクティブ投信」への挑戦。シンプルからの脱却と過信。

2016年に「究極のシンプル」にたどり着いたはずの私のポートフォリオ。
しかし2017年、その平穏は自らの手によって破られることになります。

債券を捨て、アクティブファンドへと大きく舵を切った、当時の「熱狂」と「過信」を振り返ります。

資産1,300万円突破と、変わらぬ「守り」

まずは2017年末の資産状況です。

2017年末の総資産は1,347万円(前年比+148万円)
給与所得によって現金がある程度貯まったら、住宅ローンの繰り上げ返済に充てる。
この「負債を減らす」という守りの行動指針は、前年までと変わりませんでした。

しかし、その一方で「運用」の中身は、過去数年で最も激しい変化を遂げていました。

6年間のインデックス投資を「利益確定」

この年、私は投資を開始した2011年から主力だったSMTシリーズの株式・債券インデックスをすべて売却しました。
6年間の成果は、想像以上に大きなものでした。

  • SMT グローバル株式インデックス:+1,034,845円(+78.56%)

  • SMT グローバル債券インデックス:+247,784円(+17.83%)

株式の圧倒的な伸びを目の当たりにし、「やはり資産を増やす主役は株式だ」という実感を強くしました。
債券よりもボラタイル(変動が激しい)ではあるものの、それに見合うリターンをもたらしてくれる。

この成功体験による「自信」が、私を次なるステップ——「より攻めの投資」へと駆り立てました。

「ひふみプラス」への心酔。アクティブが「コア」の時代

次に選んだ布陣は、これまでの教科書的な分散投資とは一線を画すものでした。

投資信託内訳

  • ひふみプラス:61%(メイン:アクティブ投資)

  • ニッセイ外国株式インデックスファンド:39%(サブ:インデックス投資)

当時の資産運用・資産形成界隈において、「ひふみプラス」はまさに時代の寵児でした。
圧倒的な運用成績を背景にメディア露出も急増し、世の中は空前のアクティブ投信ブーム。
私もその熱狂の中にいました。

驚くべきは、当時の私のスタンスです。
高いリターンを期待できるアクティブ投信を「コア(主役)」に据え、インデックスを「サテライト(脇役)」に置く。
今振り返れば、非常に極端で危うい考え方に傾倒していました。

「インデックスを大きく上回るリターンがあるなら、それが主役でいいじゃないか」。
相場の好調さも手伝い、そんな万能感に包まれていたのを覚えています。

好調だからこそ見失った、資産形成の基本

いま振り返ると、「一度決めたシンプルなルールを守ることの難しさ」を改めて痛感させられる年です。

投資・資産形成を始めた2011年、私の原点となったのは2冊のバイブルでした。

  • 『30代からはじめる投資信託選びでいちばん知りたいこと』(朝倉智也 著)

  • 『投資信託は、この8本から選びなさい。』(中野晴啓 著)


ここで学んだ「低コストなインデックスファンドによる国際分散投資」という教訓は、今の私を作った大切な基礎です。
しかし、2017年の絶好調な相場と世の中の熱狂は、その基本から私を遠ざけてしまいました。

「インデックスだけでは物足りない」「アクティブこそが主役だ」。

バイブルの教えを横に置き、自らポートフォリオを複雑にしてしまったこの年。
人間がいかに「欲」に揺さぶられやすく、一貫性を保つことがいかに難しいか。
当時の自分の行動は、現在の私にとって非常に大きな教訓となっています。


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