2025年7月25日(金)「醗酵飲料(日本酒)・上川大雪/「十勝」with Cheese Yellow」
今日の豊田も晴れ。
朝方の最低気温は25℃弱、日中の最高気温は35℃弱。ホンのチョットだけ気温は下がりましたが、ソレでも充分に暑いですねぇ。さて、
昨日は「醗酵食品・2025年の梅仕事(土用干し)」について書いてみましたが、今日は「醗酵飲料(日本酒)・上川大雪/「十勝」with Cheese Yellow」についてお届けしたいと思います。
北海道の上川大雪酒造については、以前「醗酵飲料(日本酒)・上川大雪」でお伝えした通り。
北海道で2017年に醸造開始した新進気鋭の日本酒蔵で、前例に囚われるコトなく様々なinnovative(革新的)な試みをやっていて、地方再生にも貢献している、中々に時代にマッチした蔵なのであります。
とある日に、虎ノ門にある升本の酒屋さんを覗いた際に見付けたのがこの「十勝 with Cheese Yellow」。チーズに合う日本酒、と言うコトになってました。
ほ~、こりゃオモシロい!と思い、高かったのだけれども(四合瓶で約2,500円)、即買い。
帰宅後に調べてみると、コレは上川大雪酒造の3つある蔵の中でも十勝にある帯広畜産大学内の「碧雲蔵」で造られているモノなのだそうです。
そうか、酪農王国・十勝→畜産大→乳製品→チーズ→チーズに合う日本酒、と言うごく自然な流れ(?)に基づいて造られた酒、と言うコトなのでしょう。
実際、同社HPに於いても「北海道の酪農王国・十勝で、風土に合った酒造りを行うのに、乳製品とのペアリングを考えるのは、とても大切」、「チーズとの相性を考えた山廃仕込によるお酒」と紹介されてますからね。
この「十勝 with Cheese Yellow」はチーズに特化した純米酒で、チーズ王国である十勝(国内で生産されるナチュラルチーズのうち6割以上が十勝で生産されてる!)の食文化に寄り添うように造られた、高い完成度を誇る食中酒(この蔵が目指すは「飲まさる酒」(=北海道弁で”ついつい飲んでしまう酒”)ですから)。
北海道産「きたしずく」と言う酒米を80%と言うやや低精米で伝統的な山廃仕込をし、2年以上熟成させたアルコール度数14度のお酒。
ブドウやメロン、白桃のような穏やかでフルーティな香り、意外に軽くてスッと入るキレイな口当たりに、乳酸菌由来のキメ細かな酸味。山廃仕込と言うと何となくどっしりしたイメージがあるけれども、意外に軽くて透明感のある飲み口。
このお酒は、その名の通り黄色系のチーズと相性が合うように造られているので、ブリ―やカマンベール、モッツァレラやリコッタ、チェダーなんかにも合うとされてます。
自分が飲んだ際には、カマンベールと合わせてみましたが、確かに合う。
なるほど、チーズに合わせる日本酒なんて、今まではあまり考えたコトも無かったけれども、コレはアリですねぇ。
実は、この通常販売品であるYellow以外にも、BlueとGreenと言う限定品もあるんです。
自分はそもそも臭モノ好きで、チーズだったら圧倒的にブルーチーズやシェーブルなんかが好きなんだけれども、このBlueってのはソッチ系(=青カビ系チーズ)との相性の良いお酒に造られているらしいんです(因みに、Greenは幅広いチーズとの調和を追求)。
ただ、Blueは只今売り切れ中(泣)。Greenについては蔵元直販で購入可能なようなのだけれど、送料が高いし、「幅広いチーズとの調和」ってのは少々オモシロくない(笑)。
チャンスあれば、是非Blueと青カビ系チーズを合わせてみたいモンです。
調べてみると、この「十勝 with Cheese」シリーズ以外にも、チーズとのペアリングに適した日本酒ってのは結構あるようです。
そもそもが、醗酵飲料(日本酒)×醗酵食品(チーズ)と言う組み合わせなので、相性が悪いハズがありませんよね。
コレを科学的な視点から考えると、以下なのだそう。
・醗酵食品同士 :どちらもアミノ酸(旨味成分)が豊富
・アミノ酸の相乗効果 :グルタミン酸(日本酒)×イノシン酸・グアニル酸(チーズ)で旨味倍増。
・pHバランス :酸味(日本酒)vs脂肪分(チーズ)→中和して後味スッキリ
また、感覚的な視点から見て相性の良いペアリングは以下なんだとか。
・フルーティで華やかな薫酒(吟醸系) :カマンベール・ブリ―
・軽快でスッキリした爽酒(本醸造系) :チェダー・ミモレット
・コクと旨味が豊かな醇酒(純米系) :ゴーダ・コンテ・ウォッシュ系
・甘味と熟成感が強い熟酒(古酒系) :ゴルゴンゾーラ・青カビ系
・爽やかで軽やかな発泡系 :モッツァレラ・リコッタ
更に言えば、以下のような実践的なペアリングもあるとのコト。
・温度帯 :冷酒にはフレッシュ系、燗酒には熟成系チーズ
・香りの強さ :香り高い日本酒には香り豊かなチーズ
・塩味と甘味 :塩気の強いチーズには甘口の日本酒
いやはや、中々に奥が深いモンですねぇ。
上述の何れも試したコト、意識したコトも無かったけれど、醗酵×醗酵の相性は間違いないモノでありましょうから、今後も色々とやってみなきゃあイケませんね。
と言うコトで今週はコレにて。
週末は両日共に快晴予報で、最高気温も35℃。非常に夏っぽいお天気で、如何にも夏休み!ってカンジは良いのですが、くれぐれも熱中症にはご注意を。
来週初には「未利用魚・アカシャ」についてお届けする予定です。
それでは、良い週末をお過ごし下さりませ~!
