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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-224-225【物理・化学・生物、衛生/実務】(2/2) 論点:フィルグラスチム / 投与タイミング / 投与方法 / 骨痛対策

第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問224-225

一般問題(薬学実践問題)


【物理・化学・生物、衛生/実務】

■複合問題|問 106-224-225

Q. 65歳男性。身長170cm、体重65kg。eGFRは42mL/min/1.73m2である。悪性リンパ腫のため、R-CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)の1コース目を施行したところ、7日後に38℃の発熱がみられた。その際の検査値は次のとおりであった。
赤血球数350×10^4/µL、Hb11.2g/dL、Ht32%、白血球数480/µL(好中球63%、好酸球6%、好塩基球2%、単球14%、リンパ球15%)、血小板数9.8×10^4/µL、CRP5.0mg/dL|
そこで、主治医は2コース目のR-CHOP療法を施行するにあたり、1コース目と同じ症状が現れた際に、フィルグラスチムを併用することを検討している。


物理・化学・生物

問 106-224|生物
Q. フィルグラスチムを検討する理由として、正しいのはどれか。1つ選べ。
■選択肢
1. 骨髄での赤血球への分化を促し、R-CHOP療法の副作用である貧血を防ぐ。
2. 血液中の血小板の破壊を抑制し、打撲等による出血を防ぐ。
3. 骨髄での好中球への分化を促し、細菌感染を防ぐ。
4. 骨髄での好酸球への分化を抑制し、アレルギーの発症を防ぐ。
5. 肝臓でのCRPの産生を抑制し、過剰な炎症を抑える。


解説はこちらからどうぞ。

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-224-225【物理・化学・生物、衛生/実務】(1/2) 論点:好中球減少 / 細菌感染 / G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子) / フィルグラスチム|matsunoya


実務

問 106-225|実務
Q. 本症例にフィルグラスチムが処方された際の注意点として正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. R-CHOP療法施行の前日に、1日1回皮下注する。
2. R-CHOP療法施行の翌日以降、1回24時間の持続静注を開始する。
3. R-CHOP療法施行の翌日以降、1日1回皮下注を開始する。
4. 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非麻薬性鎮痛薬を投与する。
5. 本症例は腎機能が低下しているため、投与量を減量する必要がある。


Here:

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-224-225【物理・化学・生物、衛生/実務】(2/2) 論点:フィルグラスチム / 投与タイミング / 投与方法 / 骨痛対策|matsunoya


こんにちは!薬学生の皆さん。
Mats & BLNtです。

matsunoya_note から、薬剤師国家試験の論点解説をお届けします。
苦手意識がある人も、この機会に、【物理・化学・生物、衛生/実務】 の複合問題を一緒に完全攻略しよう!
今回は、第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 / 問224-225 (2/2) 、論点:フィルグラスチム / 投与タイミング / 投与方法 / 骨痛対策を徹底解説します。

薬剤師国家試験対策ノート NOTE ver.
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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-224-225【物理・化学・生物、衛生/実務】(2/2) 論点:フィルグラスチム / 投与タイミング / 投与方法 / 骨痛対策|matsunoya

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このコンテンツの制作者|

滝沢 幸穂  Yukiho Takizawa, PhD

https://www.facebook.com/Yukiho.Takizawa

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設問へのアプローチ|

薬学実践問題は原本で解いてみることをおすすめします。
まずは、複合問題や実務の問題の構成に慣れることが必要だからです。
薬学実践問題は薬剤師国家試験2日目の①、②、③ の3部構成です。
今回の論点解説では2日目を取り上げています。


厚生労働省|過去の試験問題👇

第109回(令和6年2月17日、2月18日実施)
第108回(令和5年2月18日、2月19日実施)
第107回(令和4年2月19日、2月20日実施)
第106回(令和3年2月20日、2月21日実施)


第106回薬剤師国家試験 問224-225(問106-224-225)では、悪性リンパ腫におけるR-CHOP療法へのフィルグラスチムの併用に関する知識を生物および実務のそれぞれの科目の視点から複合問題として問われました。


複合問題は、各問題に共通の冒頭文とそれぞれの科目別の連問で構成されます。
冒頭文は、問題によっては必要がない情報の場合もあるため、最初に読まずに、連問すべてと選択肢に目を通してから、必要に応じて情報を取得するために読むようにすると、時間のロスが防げます。
1問、2分30秒で解答できればよいので、いつも通り落ち着いて一問ずつ別々に解けば大丈夫です。
出題範囲は、それぞれの科目別の出題範囲に準じています。
連問と言ってもめったに連動した問題は出ないので、平常心で取り組んでください。


今回は、2回に分けて、それぞれの問題の論点を解説します。
第2回は、問106-225です。

💡ワンポイント

複合問題ですが、問106-225を解くうえで必要な情報は、悪性リンパ腫におけるR-CHOP療法でのフィルグラスチムによる支持療法を問う問題であることです。
もう少し整理すると、フィルグラスチムの用法および副作用とその対策を問う問題です。
がん化学療法による好中球減少症が適用範囲であることを把握できれば、冒頭文はそれ以上読む必要がないです。

問106-225 論点解説|matsunoya_note

🫛豆知識: 命名法について

  • フィルグラスチム(遺伝子組換え)
    (JAN: Japanese Accepted Name)
    日本における正式な一般名であり、遺伝子組換え技術によって製造されたフィルグラスチムであることを示している。

  • Filgrastim(Genetical Recombination)
    (JAN: Japanese Accepted Name)
    日本における英語の正式な一般名であり、遺伝子組換え技術によって製造されたフィルグラスチムであることを示している。

  • filgrastim
    (INN: International Nonproprietary Name)
    国際的に用いられる一般名であり、世界共通で使用される。

  • ステム(stem) -grastim
    granulocyte colony stimulating factor (G-CSF) type substances
    フィルグラスチムが顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)の一種であることを示す。

    • 顆粒球コロニー刺激因子

      • フィルグラスチムの生物学的な分類

      • 好中球の産生を刺激するサイトカインの一種

フィルグラスチムは、和名・洋名ともに「遺伝子組換え」であることが明記されており、国際的には「filgrastim」という名称で知られています。
また、G-CSFに分類されるサイトカインであり、好中球の産生を促進する作用を持つことが、ステムから理解できます。


まず基本的な知識について復習しておきましょう。

■■Gemini 2.0 Flash


フィルグラスチム
医療用医薬品添付文書等 抜粋 まとめ


6. 用法及び用量

6.5. がん化学療法による好中球減少症
(悪性リンパ腫)

  • 投与開始時期:
    がん化学療法剤投与終了後(翌日以降)。👈問106-224-225

  • 投与量:

    • 皮下投与: 50μg/m2を1日1回。👈問106-224-225

    • 静脈内投与(点滴静注を含む): 100μg/m2を1日1回(皮下投与が困難な場合)。👈問106-224-225

7. 用法及び用量に関連する注意

  • がん化学療法による好中球減少症:

    • がん化学療法剤の投与前24時間以内及び投与終了後24時間以内の本剤の投与は避けること。👈問106-224-225

8. 重要な基本的注意

  • 効能共通:

    • 定期的に血液検査を行い、必要以上の好中球(白血球)増加に注意し、必要に応じて減量・休薬。

    • 過敏症に注意し、アレルギー既往歴などを十分に問診。

    • 骨痛、腰痛などに注意し、非麻薬性鎮痛剤投与などを検討。👈問106-224-225

    • 脾腫、脾破裂の可能性を考慮し、腹部超音波検査などによる観察。

インタビューフォーム 安全性・有効性:1997年再審査申請時

  • 腎機能障害者: 安全性・有効性ともに、障害のない患者と差がなかった。
    👆問106-224-225

  • 1997年の再審査申請時において特段の対応が必要な問題点はなかったと判断された。


以下詳細

4. 効能又は効果

フィルグラスチムは以下の疾患・病態における治療に用いられます。

  • 造血幹細胞の末梢血中への動員:

    • 同種および自家移植のための末梢血幹細胞を採取する際に、幹細胞を血液中に動員させる目的で使用。

  • 造血幹細胞移植時の好中球数の増加促進:

    • 造血幹細胞移植後に、好中球数が減少している状態を改善する目的で使用。

  • がん化学療法による好中球減少症: 👈問106-224-225

    • 各種がんの化学療法によって引き起こされる好中球減少症の治療に使用。

  • ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の治療に支障を来す好中球減少症:

    • HIV感染症に伴う好中球減少症の治療に使用。

  • 骨髄異形成症候群に伴う好中球減少症:

    • 骨髄異形成症候群に伴う好中球減少症の治療に使用。

  • 再生不良性貧血に伴う好中球減少症:

    • 再生不良性貧血に伴う好中球減少症の治療に使用。

  • 先天性・特発性好中球減少症:

    • 生まれつき、または原因不明の好中球減少症の治療に使用。

  • 神経芽腫に対するジヌツキシマブ(遺伝子組換え)の抗腫瘍効果の増強:

    • 神経芽腫の治療において、ジヌツキシマブと併用し、抗腫瘍効果を高める目的で使用。

  • 再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法:

    • 再発又は難治性の急性骨髄性白血病の治療において、抗悪性腫瘍剤と併用し、治療効果を高める目的で使用。

5. 効能又は効果に関連する注意

  • がん化学療法による好中球減少症:

    • 胚細胞腫瘍で卵巣腫瘍に該当するものは、未熟奇形腫、未分化胚細胞腫、卵黄嚢腫瘍などである。

6. 用法及び用量

6.1. 造血幹細胞の末梢血中への動員(単独投与)

  • 投与量:
    400μg/m2を1日1回または2回に分割し、5日間連日または末梢血幹細胞採取終了時まで連日皮下投与。

  • 採取時期:
    投与開始後4~6日目に末梢血幹細胞採取を実施。

  • 注意事項:

    • 白血球数が50,000/mm3以上に増加した場合は減量。

    • 減量後、白血球数が75,000/mm3に達した場合は投与中止。

    • 状態に応じて適宜減量。

6.2. 造血幹細胞の末梢血中への動員(化学療法後)

  • 投与開始時期:
    がん化学療法剤投与終了翌日または好中球数最低値経過後。
    👆問106-224-225

  • 投与量:
    400μg/m2を1日1回または2回に分割し、末梢血幹細胞採取終了時まで連日皮下投与。
    👆問106-224-225

  • 注意事項:

    • 白血球数が50,000/mm3以上に増加した場合は減量。

    • 減量後、白血球数が75,000/mm3に達した場合は投与中止。

    • 状態に応じて適宜減量。

6.3. 造血幹細胞移植時の好中球数の増加促進

  • 投与開始時期: 造血幹細胞移植施行翌日ないし5日後から。

  • 投与量: 300μg/m2を1日1回点滴静注。

  • 中止条件: 好中球数が5,000/mm3以上に増加した場合。

  • その他: 好中球数が確認できない場合、白血球数の半数を好中球数と推定。

    • 年齢・症状により適宜増減。

6.4. がん化学療法による好中球減少症(急性白血病)

  • 投与開始時期: がん化学療法剤投与終了後、骨髄中の芽球が十分に減少し、末梢血液中に芽球が認められない時点から。

  • 投与量:

    • 静脈内投与(点滴静注を含む): 200μg/m2を1日1回。

    • 皮下投与(出血傾向がない場合): 100μg/m2を1日1回。

  • 中止条件: 好中球数が最低値を示す時期を経過後、5,000/mm3に達した場合。

  • その他: 好中球数が確認できない場合、白血球数の半数を好中球数と推定。

    • 年齢・症状により適宜増減。

6.5. がん化学療法による好中球減少症(悪性リンパ腫、小細胞肺癌、胚細胞腫瘍、神経芽細胞腫、小児がん)👆問106-224-225

  • 投与開始時期:
    がん化学療法剤投与終了後(翌日以降)。👈問106-224-225

  • 投与量:

    • 皮下投与: 50μg/m2を1日1回。👈問106-224-225

    • 静脈内投与(点滴静注を含む): 100μg/m2を1日1回(皮下投与が困難な場合)。👈問106-224-225

  • 中止条件:
    好中球数が最低値を示す時期を経過後、5,000/mm3に達した場合。

  • その他:
    好中球数が確認できない場合、白血球数の半数を好中球数と推定。

    • 年齢・症状により適宜増減。

6.6. がん化学療法による好中球減少症(その他のがん腫)

  • 投与開始時期:
    がん化学療法により好中球数1,000/mm3未満で発熱(原則として38℃以上)あるいは好中球数500/mm3未満が観察された時点から。次回以降の化学療法でも同様。

  • 投与量:

    • 皮下投与: 50μg/m2を1日1回。

    • 静脈内投与(点滴静注を含む): 100μg/m2を1日1回(皮下投与が困難な場合)。

  • 中止条件:
    好中球数が最低値を示す時期を経過後、5,000/mm3に達した場合。

  • その他:
    好中球数が確認できない場合、白血球数の半数を好中球数と推定。

    • 年齢・症状により適宜増減。

6.7. HIV感染症の治療に支障を来す好中球減少症

  • 投与開始時期:
    好中球数が1,000/mm3未満の場合。

  • 投与量:
    200μg/m2を1日1回点滴静注。

  • 投与期間:
    2週間を目安。ただし、好中球数が3,000/mm3以上に増加した場合は、減量または投与中止を検討。

  • 年齢・症状により適宜増減。

6.8. 骨髄異形成症候群に伴う好中球減少症

  • 投与開始時期:
    好中球数が1,000/mm3未満の場合。

  • 投与量:
    100μg/m2を1日1回点滴静注。

  • 中止条件:
    好中球数が5,000/mm3以上に増加した場合。

  • 年齢・症状により適宜増減。

6.9. 再生不良性貧血に伴う好中球減少症

  • 投与開始時期:
    好中球数が1,000/mm3未満の場合。

  • 投与量:
    400μg/m2を1日1回点滴静注。

  • 中止条件:
    好中球数が5,000/mm3以上に増加した場合。

  • 年齢・症状により適宜増減。

6.10. 先天性・特発性好中球減少症

  • 投与開始時期:
    好中球数が1,000/mm3未満の場合。

  • 投与量:
    50μg/m2を1日1回皮下投与。

  • 中止条件:
    好中球数が5,000/mm3以上に増加した場合。

  • 年齢・症状により適宜増減。

6.11. 神経芽腫に対するジヌツキシマブ(遺伝子組換え)の抗腫瘍効果の増強

  • 投与量:
    1日1回5μg/kgを皮下投与。28日間を1サイクルとし、1、3、5サイクルの1~14日目に投与。

  • 休薬条件:
    白血球数が50,000/mm3以上に増加した場合。

  • 状態に応じて適宜減量。

6.12. 再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法

  • 投与量:
    1日1回300μg/m2を、フルダラビン、シタラビン等の抗悪性腫瘍剤併用化学療法の開始前日から併用化学療法終了日まで(通常5~6日間)連日皮下又は静脈内投与(点滴静注を含む)。

    • 状態に応じて適宜減量。

7. 用法及び用量に関連する注意

  • 造血幹細胞の末梢血中への動員:

    • 自家末梢血幹細胞採取時、白血球数が最低値を経過後5,000~10,000/mm3以上への回復期に末梢血幹細胞採取を開始することが望ましい。

  • がん化学療法による好中球減少症:

    • がん化学療法剤の投与前24時間以内及び投与終了後24時間以内の本剤の投与は避けること。👈問106-224-225

    • その他のがん腫に対する用法・用量における同一のがん化学療法とは、抗悪性腫瘍薬の種類及びその用量も同一の化学療法レジメンである。

    • 好中球数が最低値を示す時期を経過後5,000/mm3に達した場合は投与を中止するが、好中球数が2,000/mm3以上に回復し、感染症が疑われるような症状がなく、本剤に対する反応性から患者の安全が確保できると判断した場合には、本剤の減量あるいは中止を検討すること。

  • HIV感染症の治療に支障を来す好中球減少症:

    • 投与期間は2週間を目安とし、さらに継続投与が必要な場合でも6週間を限度とする。本剤を1週間以上投与しても好中球数の増加がみられない場合には投与を中止する。

  • 神経芽腫に対するジヌツキシマブ(遺伝子組換え)の抗腫瘍効果の増強:

    • 本剤の投与により、白血球数が50,000/mm3以上に増加した場合は休薬し、その後白血球数が20,000/mm3以下になった場合、本剤を減量して投与再開を検討すること。

8. 重要な基本的注意

  • 効能共通:

    • 定期的に血液検査を行い、必要以上の好中球(白血球)増加に注意し、必要に応じて減量・休薬。

    • 過敏症に注意し、アレルギー既往歴などを十分に問診。

    • 骨痛、腰痛などに注意し、非麻薬性鎮痛剤投与などを検討。👈問106-224-225

    • 脾腫、脾破裂の可能性を考慮し、腹部超音波検査などによる観察。

  • 造血幹細胞の末梢血中への動員:

    • ドナーからの末梢血幹細胞の動員・採取は関連ガイドラインを参考に。

    • ドナーに、本剤の長期安全性データが収集中であることを説明し同意を得る。

    • ドナーの状態を考慮し慎重投与。

    • ドナーの感染症を避けるため、事前に感染症検査を実施。

    • ドナーに骨痛、腰痛が高頻度で起こるため、非麻薬性鎮痛剤を投与。

    • 末梢血幹細胞採取に伴う血小板減少に注意。

    • 末梢血幹細胞採取終了1~2週後に白血球(好中球)減少に注意。

  • 造血幹細胞移植時の好中球数の増加促進、がん化学療法による好中球減少症:

    • 急性骨髄性白血病患者(がん化学療法および造血幹細胞移植の場合)、採取細胞のin vitro試験で白血病細胞が増加しないか確認することが望ましい。定期的な血液・骨髄検査を行うこと。

  • がん化学療法による好中球減少症:

    • 海外観察研究で、ペグフィルグラスチム又はフィルグラスチムと骨髄異形成症候群や急性骨髄性白血病のリスク増加が報告されているため、本剤投与後は患者の状態を十分に観察すること。

  • HIV感染症の治療に支障を来す好中球減少症:

    • 顆粒球系前駆細胞が減少し、本剤に対する反応性が減弱する可能性があるため、投与期間中は、観察を十分に行い、必要以上に好中球数が増加しないよう、慎重に投与すること。

    • 本剤投与によりHIVが増殖する可能性は否定できないので、原疾患に対する観察を十分に行うこと。

  • 骨髄異形成症候群に伴う好中球減少症:

    • 骨髄異形成症候群のうち、芽球増加を伴う病型例は骨髄性白血病への移行の危険性が知られていることから、本剤の使用に際しては採取細胞についてin vitroで芽球コロニーの増加が認められないことを確認することが望ましい。

  • 先天性好中球減少症:

    • 自己投与については医師が妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練後、患者が確実に投与できることを確認し、医師の管理指導下で行う。副作用疑い時や自己投与困難時は直ちに連絡させる。使用済み注射針・注射器の再使用禁止と安全な廃棄を指導。

  • 再発又は難治性の急性骨髄性白血病に対する抗悪性腫瘍剤との併用療法:

    • 芽球の増加を促進させることがあるので、定期的に血液検査及び骨髄検査を行い、芽球の増加が認められた場合には本剤の投与を中止すること。

    • 本剤を使用する際には、関連文献を熟読すること。


出典:

PMDA 医療用医薬品添付文書 フィルグラスチム(遺伝子組換え)
製造販売元/協和キリン株式会社 グラン注射液75/グラン注射液150/グラン注射液M300/グランシリンジ75/グランシリンジ150/グランシリンジM300


フィルグラスチム
インタビューフォーム抜粋:
特別な背景を有する患者に関するまとめ

この抜粋は、フィルグラスチムの使用成績調査において、特別な背景を有する患者(小児、高齢者、妊産婦、肝機能障害者、腎機能障害者)における安全性と有効性を検討した結果をまとめたものです。

1. 小児(15歳未満)

  • 安全性:

    • 安全性解析対象例: 396例

    • 副作用発現率:

      • 骨髄移植: 3.8% (3/78例)

      • 固形癌: 4.6% (4/87例)

      • 急性白血病: 9.9% (19/192例)

      • 骨髄異形成症候群: 0% (0/4例)

      • 再生不良性貧血: 11.8% (2/17例)

      • 先天性・特発性好中球減少症: 18.2% (2/11例)

    • 結論: 成人と比較して高い傾向は認められなかった。

  • 有効性:

    • 有効性解析対象例: 338例

    • 無効率:

      • 骨髄移植: 27.7% (18/65例)

      • 固形癌: 0.0% (0/81例)

      • 急性白血病: 0.6% (1/171例)

      • 骨髄異形成症候群: 0% (0/4例)

      • 再生不良性貧血: 5.9% (1/17例)

    • 結論: 骨髄移植の小児群の無効率が、15歳以上65歳未満群よりも高かった(理由不明)。他の疾患群では同程度であった。

2. 高齢者(65歳以上)

  • 安全性:

    • 安全性解析対象例: 1,546例

    • 副作用発現率:

      • 固形癌: 6.4% (86/1,341例)

      • 急性白血病: 5.9% (6/101例)

      • 骨髄異形成症候群: 12.5% (7/56例)

      • 再生不良性貧血: 6.3% (2/32例)

      • 先天性・特発性好中球減少症: 0.0% (0/4例)

    • 結論: 15歳以上65歳未満群と比較して高い傾向は認められなかった。

  • 有効性:

    • 有効性解析対象例: 1,469例

    • 無効率:

      • 固形癌: 0.6% (8/1,286例)

      • 急性白血病: 5.4% (5/92例)

      • 骨髄異形成症候群: 10.7% (6/56例)

      • 再生不良性貧血: 9.7% (3/31例)

    • 結論: 15歳以上65歳未満群と比較して高い傾向は認められなかった。

3. 妊産婦

  • 安全性:

    • 安全性解析対象例: 4例(うち2例は投与前に妊娠中絶)

    • フィルグラスチム投与された妊婦: 2例 (急性骨髄性白血病)

    • 1例は妊婦死亡(死因はDIC悪化からの脳出血、担当医は本剤投与による白血病細胞増殖がDIC悪化に関与した可能性を指摘)

    • 1例は出産し、新生児に異常なし。

    • 結論: 症例が少なく、安全性・有効性の判断は困難。

4. 肝機能障害を有する患者

  • 安全性:

    • 安全性解析対象例: 224例

    • 副作用発現率: 9.8% (22/224例)

    • 無群(肝機能障害なし)の副作用発現率: 7.1% (326/4,598例)

    • 結論: 両群に差なし。

  • 有効性:

    • 有効性解析対象例: 196例

    • 無効率(有群 / 無群):

      • 骨髄移植: 9.1% (1/11例) / 17.3% (30/173例)

      • 固形癌: 1.6% (2/127例) / 0.7% (21/3,217例)

      • 急性白血病: 8.6% (3/35例) / 3.3% (21/627例)

      • 骨髄異形成症候群: 1/9例 / 15.4% (18/117例)

      • 再生不良性貧血: 0/11例 / 10.3% (11/107例)

    • 結論: 両群に差なし。

5. 腎機能障害を有する患者 👈問106-224-225

  • 安全性:

    • 安全性解析対象例: 58例

    • 副作用発現率: 5.2% (3/58例)

    • 無群(腎機能障害なし)の副作用発現率: 7.2% (345/4,764例)

    • 結論: 両群に差なし。

  • 有効性:

    • 有効性解析対象例: 52例

    • 無効率(有群 / 無群):

      • 固形癌: 0.0% (0/44例) / 0.7% (23/3,300例)

      • 急性白血病: 0/3例 / 3.6% (24/659例)

      • 骨髄異形成症候群: 0/5例 / 15.7% (19/121例)

    • 結論: 両群に差なし。

    • その他: 骨髄移植、再生不良性貧血において腎障害を有する患者は収集されなかった。

まとめ

  • 小児: 全体的に成人と同程度の安全性であったが、骨髄移植における無効率がやや高かった(理由は不明)。

  • 高齢者: 成人と同程度の安全性・有効性。

  • 妊産婦: 症例数が極めて少なく、安全性・有効性の判断は困難。

  • 肝機能障害者: 安全性・有効性ともに、障害のない患者と差がなかった。

  • 腎機能障害者: 安全性・有効性ともに、障害のない患者と差がなかった。
    👆問106-224-225

  • 結論: 1997年の再審査申請時において特段の対応が必要な問題点はなかったと判断された。

この情報から、フィルグラスチムは小児や高齢者、肝機能障害者、腎機能障害者に対しても、おおむね安全に使用できる可能性が示唆されます。しかし、妊産婦への使用については、十分なデータがないため、慎重な投与が求められます。


出典:

フィルグラスチム(遺伝子組換え)
製造販売元/協和キリン株式会社 インタビューフォーム
F1_グラン注射液75/グラン注射液150/グラン注射液M300/グランシリンジ75/グランシリンジ150/グランシリンジM300


論点およびポイント

■■GPT4o


問 106-224|生物
論点| 好中球減少 / 細菌感染 / G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子) / フィルグラスチム
ポイント|

  • R-CHOP療法の副作用として好中球減少症が生じるリスクが高い。

  • フィルグラスチムはG-CSF製剤であり、骨髄での好中球産生と分化を促進する。

  • 好中球減少症の改善により、細菌感染リスクを低減することが目的である。

  • 貧血や血小板減少など、他の血球分化促進には寄与しない。

  • 好酸球やCRPの産生調節に直接関与しない。


問 106-225|実務
論点| フィルグラスチム / 投与タイミング / 投与方法 / 骨痛対策
ポイント|

  • フィルグラスチムは、化学療法施行の翌日以降から1日1回皮下注で投与を開始するのが標準的。

  • 24時間持続静注は一般的な方法ではなく、推奨されていない。

  • 副作用として骨痛や腰痛が発現することがあり、非麻薬性鎮痛薬で管理するのが推奨される。

  • 腎機能低下があっても、フィルグラスチムの用量調整は通常必要ない。

  • 化学療法施行前の投与は適切ではないため、実施すべきでない。


薬剤師国家試験 出題基準

出典: 薬剤師国家試験のページ |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

出題基準 000573951.pdf (mhlw.go.jp) 


論点を整理します。

■■GPT4o


総合的な論点


問 106-225(実務)

本問題は、65歳男性が悪性リンパ腫に対してR-CHOP療法を受けた後に発熱や血球減少などの副作用が発現し、次回の治療にフィルグラスチムを併用するか検討するケースです。
この状況には、以下の重要な論点が含まれます。

  1. 悪性リンパ腫とR-CHOP療法
    R-CHOP療法はリツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロンから成る化学療法で、悪性リンパ腫の治療に広く使用されています。しかし、この治療は血球数減少(特に白血球)などの副作用を引き起こすことがあります。
    患者の白血球数が480/µLと非常に低く、特に好中球が減少している可能性があります。
    この場合、好中球減少症により細菌感染のリスクが高まります。

  2. フィルグラスチムの使用目的
    フィルグラスチムは、顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)で、骨髄での好中球の産生を促進する薬剤です。
    化学療法によって引き起こされる好中球減少症を予防・改善するために使用されます。
    この薬剤は、細菌感染のリスクを軽減するために重要です。

  3. 腎機能と薬剤の使用
    患者はeGFRが42mL/min/1.73m²で、腎機能が低下しています。
    フィルグラスチムは腎排泄が主な薬物ですが、腎機能低下がある場合、投与量の調整が必要な場合もあります。
    腎機能低下による薬剤の蓄積を避けるため、慎重な投与が求められます。


各選択肢の論点および解法へのアプローチ方法


選択肢1: R-CHOP療法施行の前日に、1日1回皮下注する。

  • 論点:
    フィルグラスチムの使用タイミングは、化学療法後の好中球減少に対する対応であり、化学療法前ではありません。治療前の投与は不適切です。

  • アプローチ方法:
    フィルグラスチムの適切な使用タイミングに基づいて判断し、この選択肢は誤りです。

選択肢2: R-CHOP療法施行の翌日以降、1回24時間の持続静注を開始する。

  • 論点:
    フィルグラスチムは通常、1日1回皮下注または短時間の静注で使用されます。24時間の持続静注は一般的な投与法ではありません。

  • アプローチ方法:
    フィルグラスチムの標準的な投与法に基づき、この選択肢は誤りです。

選択肢3: R-CHOP療法施行の翌日以降、1日1回皮下注を開始する。

  • 論点:
    フィルグラスチムは、化学療法後の好中球減少症を予防するために、化学療法の翌日以降に投与を開始するのが適切です。1日1回皮下注という方法は、標準的な推奨投与法に該当します。

  • アプローチ方法:
    この投与タイミングおよび方法が適切であるため、この選択肢は正しいです。

選択肢4: 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非麻薬性鎮痛薬を投与する。

  • 論点:
    フィルグラスチムの一般的な副作用として骨痛や腰痛が知られています。これらは非麻薬性鎮痛薬で管理可能であり、適切な対策の一つです。

  • アプローチ方法:
    骨痛への対応として非麻薬性鎮痛薬を使用するのは標準的な方法であり、この選択肢は正しいです。

選択肢5: 本症例は腎機能が低下しているため、投与量を減量する必要がある。

  • 論点:
    フィルグラスチムは腎排泄が主ですが、腎機能低下が投与量調整を必要とするケースは少なく、通常は標準投与量で問題ありません。

  • アプローチ方法:
    腎機能低下による投与量調整は通常不要なため、この選択肢は誤りです。


結論

正しい選択肢は選択肢3選択肢4です。
フィルグラスチムの投与タイミングと方法(選択肢3)および骨痛への対策(選択肢4)は、臨床実務において適切な対応です。


Ref.

以下に、本問題に関連する論点および解法へのアプローチに基づいたエビデンスとして利用可能な文献を挙げます。

  1. Chemotherapy-induced neutropenia and filgrastim usage
    Crawford, J., et al. (2004). "Myeloid growth factors." Journal of Clinical Oncology, 22(16), 3158-3167.

    • 化学療法後の好中球減少症に対するフィルグラスチムの有効性と投与方法について詳述。

  2. National Comprehensive Cancer Network (NCCN) Guidelines
    NCCN Guidelines for Myeloid Growth Factors (最新版).

    • 化学療法後の好中球減少症に対する予防的使用および投与タイミングについて記載。

  3. Filgrastim pharmacokinetics and safety
    Molineux, G., et al. (1999). "Design and development of G-CSF for clinical use." Experimental Hematology, 27(9), 1247-1254.

    • フィルグラスチムの作用機序、安全性プロファイル、腎機能に基づく調整の必要性について記載。

  4. Filgrastim-induced bone pain management
    Kuderer, N. M., et al. (2007). "Comparison of oral analgesics for management of filgrastim-induced bone pain." Cancer, 110(5), 1036-1041.

    • 骨痛に対する非麻薬性鎮痛薬の使用が推奨される理由を示した研究。

  5. 日本癌治療学会治療ガイドライン
    日本癌治療学会 (2022). 化学療法関連ガイドライン.

    • 日本国内における化学療法後のG-CSF使用の推奨事項。


必要に応じて、上記の文献を参照して理解を深めることが推奨されます。


以上で、論点整理を終わります。
理解できたでしょうか?


大丈夫です。
完全攻略を目指せ!


はじめましょう。

薬剤師国家試験の薬学実践問題【複合問題】からフィルグラスチム / 投与タイミング / 投与方法 / 骨痛対策を論点とした問題です。


なお、以下の解説は、著者(Yukiho Takizawa, PhD)がプロンプトを作成して、その対話に応答する形で GPT4o & Copilot 、Gemini 2、または Grok 2 が出力した文章であって、著者がすべての出力を校閲しています。

生成AIの製造元がはっきりと宣言しているように、生成AIは、その自然言語能力および取得している情報の現在の限界やプラットフォーム上のインターフェースのレイト制限などに起因して、間違った文章を作成してしまう場合があります。
疑問点に関しては、必要に応じて、ご自身でご確認をするようにしてください。

Here we go.


第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問224-225

一般問題(薬学実践問題)


【物理・化学・生物、衛生/実務】

■複合問題|問 106-224-225

Q. 65歳男性。身長170cm、体重65kg。eGFRは42mL/min/1.73m2である。悪性リンパ腫のため、R-CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)の1コース目を施行したところ、7日後に38℃の発熱がみられた。その際の検査値は次のとおりであった。
赤血球数350×10^4/µL、Hb11.2g/dL、Ht32%、白血球数480/µL(好中球63%、好酸球6%、好塩基球2%、単球14%、リンパ球15%)、血小板数9.8×10^4/µL、CRP5.0mg/dL|
そこで、主治医は2コース目のR-CHOP療法を施行するにあたり、1コース目と同じ症状が現れた際に、フィルグラスチムを併用することを検討している。


物理・化学・生物

問 106-224|生物
Q. フィルグラスチムを検討する理由として、正しいのはどれか。1つ選べ。
■選択肢
1. 骨髄での赤血球への分化を促し、R-CHOP療法の副作用である貧血を防ぐ。
2. 血液中の血小板の破壊を抑制し、打撲等による出血を防ぐ。
3. 骨髄での好中球への分化を促し、細菌感染を防ぐ。
4. 骨髄での好酸球への分化を抑制し、アレルギーの発症を防ぐ。
5. 肝臓でのCRPの産生を抑制し、過剰な炎症を抑える。


Here:

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-224-225【物理・化学・生物、衛生/実務】(1/2) 論点:好中球減少 / 細菌感染 / G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子) / フィルグラスチム|matsunoya


実務

問 106-225|実務
Q. 本症例にフィルグラスチムが処方された際の注意点として正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. R-CHOP療法施行の前日に、1日1回皮下注する。
2. R-CHOP療法施行の翌日以降、1回24時間の持続静注を開始する。
3. R-CHOP療法施行の翌日以降、1日1回皮下注を開始する。
4. 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非麻薬性鎮痛薬を投与する。
5. 本症例は腎機能が低下しているため、投与量を減量する必要がある。


解説はこちらからどうぞ。

第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問224-225

一般問題(薬学実践問題)


【物理・化学・生物、衛生/実務】

■複合問題|問 106-224-225

Q. 65歳男性。身長170cm、体重65kg。eGFRは42mL/min/1.73m2である。悪性リンパ腫のため、R-CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)の1コース目を施行したところ、7日後に38℃の発熱がみられた。その際の検査値は次のとおりであった。
赤血球数350×10^4/µL、Hb11.2g/dL、Ht32%、白血球数480/µL(好中球63%、好酸球6%、好塩基球2%、単球14%、リンパ球15%)、血小板数9.8×10^4/µL、CRP5.0mg/dL|
そこで、主治医は2コース目のR-CHOP療法を施行するにあたり、1コース目と同じ症状が現れた際に、フィルグラスチムを併用することを検討している。


物理・化学・生物

問 106-224|生物
Q. フィルグラスチムを検討する理由として、正しいのはどれか。1つ選べ。
■選択肢
1. 骨髄での赤血球への分化を促し、R-CHOP療法の副作用である貧血を防ぐ。
2. 血液中の血小板の破壊を抑制し、打撲等による出血を防ぐ。
3. 骨髄での好中球への分化を促し、細菌感染を防ぐ。
4. 骨髄での好酸球への分化を抑制し、アレルギーの発症を防ぐ。
5. 肝臓でのCRPの産生を抑制し、過剰な炎症を抑える。


解説はこちらからどうぞ。

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-224-225【物理・化学・生物、衛生/実務】(1/2) 論点:好中球減少 / 細菌感染 / G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子) / フィルグラスチム|matsunoya


実務

問 106-225|実務
Q. 本症例にフィルグラスチムが処方された際の注意点として正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. R-CHOP療法施行の前日に、1日1回皮下注する。
2. R-CHOP療法施行の翌日以降、1回24時間の持続静注を開始する。
3. R-CHOP療法施行の翌日以降、1日1回皮下注を開始する。
4. 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非麻薬性鎮痛薬を投与する。
5. 本症例は腎機能が低下しているため、投与量を減量する必要がある。


Here:

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-224-225【物理・化学・生物、衛生/実務】(2/2) 論点:フィルグラスチム / 投与タイミング / 投与方法 / 骨痛対策|matsunoya


■■GPT4o


■問 106-225|実務

■論点|

この問題の論点は、フィルグラスチムの投与タイミング・方法および副作用対策を特定することです。

■解説1|

R-CHOP療法施行の翌日以降、1日1回皮下注を開始する。(選択肢3)[正しい]

  • 化学療法後の骨髄抑制が進行するタイミングを考慮し、フィルグラスチムは治療翌日以降に投与を開始します。

  • 皮下注が一般的な投与法であり、患者の好中球数回復を迅速に促します。

  • 本症例では好中球が著しく低下しており(白血球数480/µL)、適切なタイミングでの投与が感染予防の観点から重要です。

副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非麻薬性鎮痛薬を投与する。(選択肢4)[正しい]

  • フィルグラスチムによる副作用として、骨髄の活性化に伴う骨痛や腰痛が生じることがあります。

  • 非麻薬性鎮痛薬(例:アセトアミノフェン、NSAIDs)は、安全かつ有効な管理手段として推奨されています。

  • 骨痛は患者のQOLに影響を与える可能性があるため、早期の対処が求められます。


■解説2|

  • 投与開始タイミング

    • 好中球の最低値(nadir)は化学療法施行後約7~10日で到達するため、投与は化学療法翌日から早期に開始し、適切な期間継続する必要があります。

    • R-CHOP療法の影響で重篤な好中球減少症を引き起こすリスクが高いため、規定のタイミングでの開始が推奨されます。

  • 副作用対策

    • 骨痛はフィルグラスチムの一般的な副作用であり、鎮痛薬の適切な使用により軽減可能です。

    • 麻薬性鎮痛薬を回避する理由は、依存性のリスクを最小限にするためです。


■結論|

選択肢3および選択肢4は、患者の安全性および治療効果を最大化するために正しい選択肢です。


■補足|

R-CHOP療法施行の前日に、1日1回皮下注する。(選択肢1)[誤り]

フィルグラスチムは骨髄抑制が発現してから使用されるため、前日投与は不適切です。

R-CHOP療法施行の翌日以降、1回24時間の持続静注を開始する。(選択肢2)[誤り]

静注より皮下注が一般的であり、24時間持続静注は通常の投与方法ではありません。

本症例は腎機能が低下しているため、投与量を減量する必要がある。(選択肢5)[誤り]

フィルグラスチムは腎機能障害患者において特別な減量の必要はありません。


必須問題の解説は、こちらからどうぞ。

薬剤師国家試験対策ノート|論点解説 必須問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, Google AI Studio & GPT4, Copilot|matsunoya (note.com)


薬学理論問題の解説は、こちらからどうぞ。

薬剤師国家試験対策ノート|論点解説 薬学理論問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, GPT4o, Copilot, and Grok 2|matsunoya


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では、問題を解いてみましょう!
すっきり、はっきりわかったら、合格です。


第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問224-225

一般問題(薬学実践問題)


【物理・化学・生物、衛生/実務】

■複合問題|問 106-224-225

Q. 65歳男性。身長170cm、体重65kg。eGFRは42mL/min/1.73m2である。悪性リンパ腫のため、R-CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)の1コース目を施行したところ、7日後に38℃の発熱がみられた。その際の検査値は次のとおりであった。
赤血球数350×10^4/µL、Hb11.2g/dL、Ht32%、白血球数480/µL(好中球63%、好酸球6%、好塩基球2%、単球14%、リンパ球15%)、血小板数9.8×10^4/µL、CRP5.0mg/dL|
そこで、主治医は2コース目のR-CHOP療法を施行するにあたり、1コース目と同じ症状が現れた際に、フィルグラスチムを併用することを検討している。


物理・化学・生物

問 106-224|生物
Q. フィルグラスチムを検討する理由として、正しいのはどれか。1つ選べ。
■選択肢
1. 骨髄での赤血球への分化を促し、R-CHOP療法の副作用である貧血を防ぐ。
2. 血液中の血小板の破壊を抑制し、打撲等による出血を防ぐ。
3. 骨髄での好中球への分化を促し、細菌感染を防ぐ。
4. 骨髄での好酸球への分化を抑制し、アレルギーの発症を防ぐ。
5. 肝臓でのCRPの産生を抑制し、過剰な炎症を抑える。


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実務

問 106-225|実務
Q. 本症例にフィルグラスチムが処方された際の注意点として正しいのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. R-CHOP療法施行の前日に、1日1回皮下注する。
2. R-CHOP療法施行の翌日以降、1回24時間の持続静注を開始する。
3. R-CHOP療法施行の翌日以降、1日1回皮下注を開始する。
4. 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非麻薬性鎮痛薬を投与する。
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薬学実践問題 第107回薬剤師国家試験 全50問

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