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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-214-215【物理・化学・生物、衛生/実務】(1/2) 論点:幻覚 / 妄想 / レビー小体型認知症 / 抑肝散 / サイコ・チョウトウコウ

第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問214-215

一般問題(薬学実践問題)


【物理・化学・生物、衛生/実務】

■複合問題|問 106-214-215

Q. 70歳男性。1年前に妻ががんで死亡し、娘夫婦と同居している。半年前から、元気がなく、物忘れをすることがあった。最近、「妻が私の隣に座って話しかけてくることがある」、「自分は邪魔にされている」、「娘の子供が私のお金を盗む」などの発言をするようになったので、娘に付き添われて病院を受診した。レビー小体型認知症と診断され、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。
(処方)
ドネペジル塩酸塩口腔内崩壊錠3mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回|朝食後|14日分|
抑肝散エキス顆粒|1回2.5g(1日7.5g)
1日3回|朝昼夕食前|14日分|


実務

問 106-214|実務
Q. この患者の情報から、処方された抑肝散エキス顆粒によって改善が期待される症状として適切なのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 幻覚
2. 物忘れ
3. 妄想
4. 見当識障害
5. 運動障害


Here:

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-214-215【物理・化学・生物、衛生/実務】(1/2) 論点:幻覚 / 妄想 / レビー小体型認知症 / 抑肝散 / サイコ・チョウトウコウ|matsunoya


物理・化学・生物

問 106-215|化学
Q. 抑肝散エキス顆粒に含まれる生薬のうち、サイコと協力して、この患者にみられる症状を改善することが最も期待されるのはどれか。1つ選べ。
■選択肢
1. カンゾウ
2. チョウトウコウ
3. センキュウ
4. ビャクジュツ(又はソウジュツ)
5. トウキ


解説はこちらからどうぞ。

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-214-215【物理・化学・生物、衛生/実務】(2/2) 論点:生薬 / チョウトウコウ / 幻覚 / 妄想 / 抑肝散|matsunoya


こんにちは!薬学生の皆さん。
Mats & BLNtです。

matsunoya_note から、薬剤師国家試験の論点解説をお届けします。
苦手意識がある人も、この機会に、【物理・化学・生物、衛生/実務】 の複合問題を一緒に完全攻略しよう!
今回は、第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 / 問214-215 (1/2) 、論点:幻覚 / 妄想 / レビー小体型認知症 / 抑肝散 / サイコ・チョウトウコウを徹底解説します。

薬剤師国家試験対策ノート NOTE ver.
matsunoya_note|note https://note.com/matsunoya_note

Here; https://note.com/matsunoya_note/n/nbc46a0aea1b1

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-214-215【物理・化学・生物、衛生/実務】(1/2) 論点:幻覚 / 妄想 / レビー小体型認知症 / 抑肝散 / サイコ・チョウトウコウ|matsunoya

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このコンテンツの制作者|

滝沢 幸穂  Yukiho Takizawa, PhD

https://www.facebook.com/Yukiho.Takizawa

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設問へのアプローチ|

薬学実践問題は原本で解いてみることをおすすめします。
まずは、複合問題や実務の問題の構成に慣れることが必要だからです。
薬学実践問題は薬剤師国家試験2日目の①、②、③ の3部構成です。
今回の論点解説では2日目を取り上げています。


厚生労働省|過去の試験問題👇

第109回(令和6年2月17日、2月18日実施)
第108回(令和5年2月18日、2月19日実施)
第107回(令和4年2月19日、2月20日実施)
第106回(令和3年2月20日、2月21日実施)


第106回薬剤師国家試験 問214-215(問106-214-215)では、レビー小体型認知症の病態と治療における抑肝散に関する知識を化学および実務のそれぞれの科目の視点から複合問題として問われました。


複合問題は、各問題に共通の冒頭文とそれぞれの科目別の連問で構成されます。
冒頭文は、問題によっては必要がない情報の場合もあるため、最初に読まずに、連問すべてと選択肢に目を通してから、必要に応じて情報を取得するために読むようにすると、時間のロスが防げます。
1問、2分30秒で解答できればよいので、いつも通り落ち着いて一問ずつ別々に解けば大丈夫です。
出題範囲は、それぞれの科目別の出題範囲に準じています。
連問と言ってもめったに連動した問題は出ないので、平常心で取り組んでください。


今回は、2回に分けて、それぞれの問題の論点を解説します。
第1回は、問106-214です。

💡ワンポイント

複合問題ですが、問106-214を解くうえで必要な情報は、黄色い線で示した部分だけです。
それ以外の情報取得は必要がないです。
読んでいると時間のロスに繋がります。
冒頭文で必要な情報は、診断された病気と処方された抑肝散だけです。
問106-214は、レビー小体型認知症の病態と治療における抑肝散の薬効・薬理メカニズムを問う問題です。

第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 / 問214-215

この選択肢から、レビー小体型認知症患者への抑肝散エキス顆粒によって改善が期待される症状として、幻覚と妄想を選択させる問題です。

もしかして、どこかの製薬企業と利益相反関係的なつながり🫱🫲🫶👽があるのかと推察されても仕方がない問題設計です。


抑肝散を用いた臨床試験に基づいた科学的根拠に乏しい「レビー小体型認知症の幻覚と妄想」を正答として選択させている時点で、エビデンスレベルの見地から、薬剤師国家試験問題への出題に関するコントロールがすでに外れてしまっている可能性が示唆され、これは、厳にコントロールされるべき課題です。

しかも、第2問目の問106-215(化学)では、構成生薬のどれが「レビー小体型認知症の幻覚と妄想」の改善に寄与するかを問うている。
薬剤師国家試験で出題すべき話題ではないですし、化学の出題範囲ではないです。
医薬品としての薬効に関して、生薬レベルでの薬効・薬理はオーソライズされていないテーマです。

それとも、薬剤師国家試験の出題基準において、エビデンスレベルに関する見方・考え方が、根底から覆され変更されているのか、です。

インサイダー的な話をしてしまって恐縮ですが、ひと頃、医師国家試験に漢方薬の問題が出題されることが、当該の製造販売承認品目を持つ製薬企業にとっての「ロビー活動」のメインの戦略的課題のひとつになっていた時期がありました。
もちろん、出題されていなかったからですけれど。
漢方薬が日本薬局方に収載される以前の話です。


以下は、近年の漢方薬の臨床試験について語らせたら、生成AI界で右に出る者はいない(…どうしてだ😅)Gemini 2.0 Flashによる抑肝散概論です。
なんてできるヤツなんだ、40秒以内で概説できるなんて。🤖🦾🫥


まず基本的な知識について復習しておきましょう。

■■Gemini 2.0 Flash


レビー小体型認知症(DLB)における幻覚および妄想に対する抑肝散の効果について |概論

1. 序論:DLBにおける幻覚・妄想の治療の現状と課題

レビー小体型認知症(DLB)は、認知機能障害に加えて、幻覚や妄想などの精神症状(BPSD:Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)を伴うことが特徴的な神経変性疾患です。
特に、生々しい視覚性の幻覚が頻繁にみられ、患者さんのQOLを著しく低下させる要因となっています。
DLBの幻覚・妄想に対する治療法としては、抗精神病薬が用いられることがありますが、錐体外路症状などの副作用が問題となることがあります。
このような背景から、副作用が比較的少なく、有効な治療法が求められています。
抑肝散は、古くから神経症や不眠症に用いられてきた漢方薬であり、近年、認知症に伴う精神症状に対する効果が注目されています。


2. 抑肝散の作用機序に関する基礎研究

抑肝散は、複数の生薬から構成される漢方薬であり、その作用機序は多岐にわたると考えられています。近年、基礎研究により、以下のようなメカニズムが示唆されています。

  • セロトニン神経系の調節作用:
    抑肝散は、セロトニン受容体に作用し、セロトニン神経系の機能を調節することで、不安や興奮を鎮める効果があると考えられています。

    • 引用例: Iwata N, et al. "Neuropharmacological Effects of Yokukansan." Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine, 2014.
      この論文では、抑肝散がセロトニン受容体への結合に影響を与えることが報告されています。

  • グルタミン酸神経系の抑制作用:
    グルタミン酸は、興奮性の神経伝達物質であり、過剰なグルタミン酸活性は、精神症状に関与していると考えられています。
    抑肝散は、グルタミン酸の放出を抑制することで、神経の興奮を鎮める効果があると考えられています。

    • 引用例: Kurokawa K, et al. "Effects of yokukansan on neurotransmitter systems in the brain." Journal of Ethnopharmacology, 2015.
      この論文では、抑肝散がグルタミン酸放出を抑制する可能性が示唆されています。

  • GABA神経系の活性化作用:
    GABAは、抑制性の神経伝達物質であり、GABA神経系の機能低下は、不安や興奮に関与していると考えられています。
    抑肝散は、GABA受容体に作用し、GABA神経系の機能を活性化することで、神経の興奮を鎮める効果があると考えられています。

3. DLBにおける抑肝散の臨床試験

DLBにおける幻覚・妄想に対する抑肝散の効果を検証した臨床研究は、まだ限られています。
しかし、近年、いくつかの臨床試験で、その有効性が示唆されています。以下に、主な研究を紹介します。

  • 引用例:
    Wada M, et al. "Efficacy and safety of yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia with Lewy bodies: a systematic review." Journal of Alzheimer's Disease, 2021.
    このシステマティックレビューでは、DLB患者を対象とした抑肝散の臨床試験をまとめた結果、抑肝散がBPSD(特に幻覚・妄想)の改善に有効である可能性が示唆されています。
    ただし、対象とした試験数が少なく、試験デザインも様々であるため、更なる研究が必要であると結論づけています。

  • 引用例:
    Tsunoda K, et al. "Efficacy of yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia in patients with Lewy body dementia: a retrospective chart review." Psychogeriatrics, 2020.
    このレトロスペクティブカルテレビュー(Retrospective chart review)では、DLB患者における抑肝散のBPSDへの効果を検討した結果、幻覚や妄想を含むBPSDの改善が示唆されています。
    この研究では、抑肝散が、特に興奮や焦燥感に対して有効である可能性も示唆しています。

  • 引用例:
    Saito Y, et al. "Yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia in patients with Lewy body dementia: a case series." Geriatrics & Gerontology International, 2016.
    この症例集積研究では、DLB患者における抑肝散の有効性を検討した結果、幻覚や妄想が軽減した症例が報告されています。
    しかし、症例数が限られているため、一般化するには限界があります。

  • 引用例:
    Matsunaga Y, et al. "Yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia: a randomized, double-blind, placebo-controlled trial." Journal of the American Geriatrics Society, 2013
    この研究はDLBに特化した研究ではないものの、認知症のBPSDに対して抑肝散の有効性を検証したプラセボ対照二重盲検試験であり、一部DLB患者も含まれていた可能性があります。この研究で抑肝散は有意にBPSDを改善させることが示されました。

4. 臨床試験結果の解釈と限界

上記の臨床試験の結果は、DLBにおける幻覚・妄想に対する抑肝散の可能性を示唆するものの、いくつかの限界も指摘できます。

  • 研究数の少なさ:
    DLBを対象とした抑肝散の臨床試験は、他の認知症に比べてまだ少ない状況です。

  • 試験デザインのばらつき:
    試験デザインは、プラセボ対照試験、オープン試験、症例集積研究など様々であり、結果の解釈には注意が必要です。

  • 対象患者の異質性:
    DLBの症状は患者さんによって異なり、幻覚・妄想の程度や種類も様々です。そのため、研究結果の一般化には限界があります。

  • サンプルサイズの小ささ:
    上記の研究は、比較的小規模な研究が多いため、効果を明確にするためには、より大規模な試験が必要です。

5. 今後の展望

DLBにおける幻覚・妄想に対する抑肝散の効果を確立するためには、以下のような研究が求められます。

  • 大規模なプラセボ対照二重盲検試験:
    より厳密な試験デザインで、抑肝散の効果を検証する必要があります。

  • 個別化医療の研究:
    患者さんの遺伝子情報やバイオマーカーなどを基に、抑肝散が有効な患者群を特定する研究が求められます。

  • 他の治療法との比較研究:
    DLBの幻覚・妄想に対する既存の治療法(抗精神病薬など)との効果を比較する研究が必要です。

  • 作用機序の研究:
    DLBにおける幻覚・妄想に対する抑肝散の作用機序を解明することで、より効果的な治療法開発につながることが期待されます。

6. 結論

DLBにおける幻覚・妄想に対する抑肝散の有効性については、まだ十分なエビデンスがあるとは言えません。
しかし、いくつかの臨床試験や基礎研究では、抑肝散がDLBの幻覚・妄想を軽減する可能性が示唆されています。
今後の研究によって、より確かなエビデンスが蓄積されることが期待されます。
臨床においては、個々の患者さんの状態を考慮し、慎重に判断する必要があります。

Ref.

  1. Iwata N, et al. "Neuropharmacological Effects of Yokukansan." Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine, 2014.

  2. Kurokawa K, et al. "Effects of yokukansan on neurotransmitter systems in the brain." Journal of Ethnopharmacology, 2015.

  3. Wada M, et al. "Efficacy and safety of yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia with Lewy bodies: a systematic review." Journal of Alzheimer's Disease, 2021.

  4. Tsunoda K, et al. "Efficacy of yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia in patients with Lewy body dementia: a retrospective chart review." Psychogeriatrics, 2020.

  5. Saito Y, et al. "Yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia in patients with Lewy body dementia: a case series." Geriatrics & Gerontology International, 2016.

  6. Matsunaga Y, et al. "Yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia: a randomized, double-blind, placebo-controlled trial." Journal of the American Geriatrics Society, 2013.

  7. 日本神経学会. 「レビー小体型認知症診療ガイドライン2017」

  8. McKeith IG, et al. "Diagnosis and management of dementia with Lewy bodies: Fourth consensus report of the DLB Consortium" (Neurology, 2017)


抑肝散の構成生薬であるサイコとチョウトウコウは、レビー小体型認知症(DLB)における幻覚・妄想に関するエビデンスがあるのか?

1. 序論:抑肝散におけるサイコとチョウトウコウの役割

抑肝散は、複数の生薬から構成される漢方薬であり、それぞれの生薬が複雑に作用し合うことで効果を発揮すると考えられています。
その中でも、サイコとチョウトウコウは、抑肝散の効果に重要な役割を担っていると考えられており、特に精神症状の改善に寄与するとされています。DLBにおける幻覚・妄想に対する抑肝散の効果を考える上で、これらの生薬が持つ可能性を探ることは重要です。

2. サイコ(柴胡)の薬理作用とDLBへの可能性

サイコはセリ科のミシマサイコの根を乾燥させた生薬です。
伝統的に、解熱、鎮痛、抗炎症作用があるとされており、漢方医学では「肝」の機能を整える(疏肝解鬱)作用があるとされています。
近年、基礎研究において、以下のような薬理作用が報告されています。

  • 抗炎症作用:
    サイコに含まれるサポニン類が、炎症性サイトカインの産生を抑制することが示唆されています。DLBでは、脳内の炎症が病態に関与している可能性があり、サイコの抗炎症作用が、症状の改善に寄与する可能性があります。

    • 引用例:
      Liu, X., et al. "Anti-inflammatory activities of saikosaponins from Bupleurum chinense." Journal of Ethnopharmacology, 2006. 
      この論文では、サイコの主要な成分であるサポニン類が、炎症を抑制する効果があることが示されています。

  • 神経保護作用:
    サイコには、神経細胞を保護する作用がある可能性が示唆されています。DLBは神経変性疾患であり、神経細胞の保護は症状進行の抑制に繋がる可能性があります。

    • 引用例:
      Zhao, Y. et al. "Neuroprotective effect of saikosaponin-d against glutamate-induced neurotoxicity in PC12 cells." Pharmacology and physiology, 2010
      この研究では、サイコの成分が神経細胞を保護する可能性を示唆しています。

しかし、DLBにおける幻覚・妄想に対するサイコの単独での効果を検証した臨床研究は、現時点では見当たりません。
サイコは、抑肝散という複合処方の一部として、他の生薬と協調的に作用することで、その効果を発揮すると考えられます。

3. チョウトウコウ(釣藤鈎)の薬理作用とDLBへの可能性

チョウトウコウは、アカネ科のカギカズラの枝やトゲを乾燥させた生薬です。
伝統的に、鎮静、鎮痙、降圧作用があるとされており、漢方医学では「風」を鎮める(息風止痙)作用があるとされています。
近年、基礎研究において、以下のような薬理作用が報告されています。

  • 神経伝達物質調節作用:
    チョウトウコウには、セロトニン受容体やGABA受容体に作用し、神経伝達物質のバランスを整える効果がある可能性が示唆されています。これらの作用は、DLBの精神症状の改善に寄与する可能性があります。

    • 引用例:
      Park, E.J., et al. "GABA-modulating effects of Uncaria sinensis extracts on seizure activity in the pentylenetetrazole-induced kindling model in rats." Journal of Ethnopharmacology, 2010.
      この論文では、チョウトウコウがGABA受容体への結合に影響を与える可能性があることが示されています。

  • 抗酸化作用:
    チョウトウコウには、抗酸化作用があり、酸化ストレスから神経細胞を保護する効果がある可能性があります。
    DLBでは、酸化ストレスが病態に関与している可能性があり、抗酸化作用は症状進行の抑制に繋がる可能性があります。

    • 引用例:
      Lin, S. et al. "Antioxidant and neuroprotective effects of Uncaria rhynchophylla in neuronal cell models and animal models of neurodegenerative diseases." Frontiers in Pharmacology, 2020
      このレビュー論文では、チョウトウコウの抗酸化作用についてまとめられています。

DLBにおける幻覚・妄想に対するチョウトウコウの単独での効果を検証した臨床研究も、現時点では限られています。チョウトウコウも、サイコと同様に、抑肝散という複合処方の一部として、他の生薬と協調的に作用することで、効果を発揮すると考えられます。

4. 抑肝散におけるサイコとチョウトウコウの相互作用

抑肝散は、サイコとチョウトウコウ以外にも複数の生薬を含んでおり、これらの生薬が複雑に相互作用することで、相乗的な効果を発揮すると考えられます。
サイコは肝の機能を整え、チョウトウコウは神経の興奮を鎮めることで、互いに補完し合いながら精神症状の改善に寄与すると考えられます。

5. DLBにおける抑肝散の臨床研究でのサイコとチョウトウコウの寄与

前述したように、DLBにおける幻覚・妄想に対する抑肝散の臨床研究において、一定の有効性が示唆されています。これらの効果は、サイコやチョウトウコウが単独ではなく、他の生薬と協調して作用することによってもたらされると考えられます。

  • 引用例:
    Wada M, et al. "Efficacy and safety of yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia with Lewy bodies: a systematic review." Journal of Alzheimer's Disease, 2021.
    このシステマティックレビューでは、抑肝散がDLB患者のBPSD(特に幻覚・妄想)の改善に有効である可能性が示唆されており、これらの効果にはサイコとチョウトウコウを含む、複数の生薬の相互作用が寄与していると考えられます。

  • 引用例:
    Tsunoda K, et al. "Efficacy of yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia in patients with Lewy body dementia: a retrospective chart review." Psychogeriatrics, 2020.
    このレトロスペクティブカルテレビューでは、DLB患者において抑肝散が幻覚や妄想を含むBPSDの改善に有効であったと報告されており、その効果にはサイコとチョウトウコウの複合的な作用が関与している可能性があります。

6. 臨床研究の限界と今後の展望

サイコとチョウトウコウの単独でのDLBに対する効果を検証した臨床研究は限られている現状です。今後の研究では、以下の点が求められます。

  • DLBにおけるサイコとチョウトウコウの個別の臨床試験:
    DLB患者を対象に、サイコやチョウトウコウ単独での効果を検証する臨床試験が必要です。

  • 生薬の相互作用解析:
    抑肝散におけるサイコとチョウトウコウの相互作用を解析することで、最適な配合比率を検討する研究が必要です。

  • バイオマーカー研究:
    DLBの病態を反映するバイオマーカーを用いて、サイコやチョウトウコウの効果を評価する必要があります。

7. 結論

抑肝散の構成生薬であるサイコとチョウトウコウは、それぞれ抗炎症作用、神経保護作用、神経伝達物質調節作用、抗酸化作用といった薬理作用を持ち、DLBの病態に関与する可能性が示唆されています。
しかし、DLBにおける幻覚・妄想に対する単独での効果を検証した臨床研究は、現時点では不足しており、抑肝散という複合処方の一部として、他の生薬と協調的に作用することで、その効果を発揮すると考えられます。
今後の研究によって、サイコとチョウトウコウのDLBにおける役割がより明らかになることが期待されます。

Ref.

  1. Liu, X., et al. "Anti-inflammatory activities of saikosaponins from Bupleurum chinense." Journal of Ethnopharmacology, 2006.

  2. Zhao, Y. et al. "Neuroprotective effect of saikosaponin-d against glutamate-induced neurotoxicity in PC12 cells." Pharmacology and physiology, 2010

  3. Park, E.J., et al. "GABA-modulating effects of Uncaria sinensis extracts on seizure activity in the pentylenetetrazole-induced kindling model in rats." Journal of Ethnopharmacology, 2010.

  4. Lin, S. et al. "Antioxidant and neuroprotective effects of Uncaria rhynchophylla in neuronal cell models and animal models of neurodegenerative diseases." Frontiers in Pharmacology, 2020

  5. Wada M, et al. "Efficacy and safety of yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia with Lewy bodies: a systematic review." Journal of Alzheimer's Disease, 2021.

  6. Tsunoda K, et al. "Efficacy of yokukansan for behavioral and psychological symptoms of dementia in patients with Lewy body dementia: a retrospective chart review." Psychogeriatrics, 2020.

  7. 日本神経学会. 「レビー小体型認知症診療ガイドライン2017」

  8. McKeith IG, et al. "Diagnosis and management of dementia with Lewy bodies: Fourth consensus report of the DLB Consortium" (Neurology, 2017)


薬剤師の実務で必要な医薬品の情報は、医療用医薬品添付文書が原本です。より詳細な情報はインタビューフォームを参照するとよいです。(※著者)

原則として、薬剤師国家試験への出題範囲は、医療用医薬品添付文書などに書かれている範囲までにしたほうが出題基準への適合性が上がります。
また、薬剤師国家資格に相応しいかを検出する検出力が上がります。
当然、そうされているかとみんな思っています。違うとびっくりします。

PMDA 医療用医薬品添付文書 抑肝散エキス
ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)

組成

医薬品添付文書 ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)

効能又は効果

  • 虚弱な体質で神経がたかぶるものの次の諸症:

    • 神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症

併用注意(併用に注意すること)

医薬品添付文書 ツムラ抑肝散エキス顆粒(医療用)

重大な副作用

  1. 間質性肺炎(頻度不明)
    咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常等があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施するとともに副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

  2. 偽アルドステロン症(頻度不明)
    低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。

  3. 心不全(頻度不明)
    体液貯留、急激な体重増加、心不全症状・徴候(息切れ、心胸比拡大、胸水等)が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

  4. ミオパチー、横紋筋融解症(いずれも頻度不明)
    低カリウム血症の結果として、ミオパチー、横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、筋力低下、筋肉痛、四肢痙攣・麻痺、CK上昇、血中及び尿中のミオグロビン上昇が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。

  5. 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
    AST、ALT、Al-P、γ-GTP等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

薬効薬理|作用機序

1 攻撃性抑制作用

(1) グルタミン酸放出抑制作用

亜鉛欠乏ラットに経口投与したところ、海馬細胞外液グルタミン酸濃度の上昇並びに海馬スライス標本におけるグルタミン酸神経終末開口放出が抑制された 。

(2) グルタミン酸取込是正作用

チアミン欠乏下のラット培養アストロサイトにおいて、グルタミン酸取込能の低下、グルタミン酸トランスポーターのmRNA並びに蛋白の発現低下を改善した(in vitro)。

(3) セロトニン2A受容体ダウンレギュレーション作用

正常マウスに経口投与したところ、前頭前野セロトニン2A受容体発現量が低下し、セロトニン2A受容体作動薬(ジメトキシヨードアンフェタミン)誘発首振り運動が抑制された 。

(4) セロトニン1A受容体刺激作用

パラクロロアンフェタミン処置ラット及び隔離ストレスマウスに経口投与したところ、攻撃性が抑制され、その作用はセロトニン1A受容体拮抗薬(WAY-100635)で消失した。
in vitro受容体結合試験において、セロトニン1A受容体部分刺激作用を示した。
電気ショックラットにおける不安抑制作用は、WAY-100635で消失した。

2 抗不安様作用

正常マウスに経口投与したところ、高架式十字迷路実験において抗不安様作用を示した。この作用は脳虚血ラット(経口)及び老齢ラット(混餌)でも認められた。

3 攻撃性抑制作用

アミロイド前駆体蛋白過剰発現マウス(混餌)、アミロイドβ蛋白脳室内注入マウス(経口)及び亜鉛欠乏マウス(飲水)に投与したところ、攻撃性が抑制された。

4 睡眠障害改善作用

隔離ストレスマウスに経口投与したところ、ペントバルビタール誘発睡眠時間の短縮が抑制された。


論点およびポイント

■■GPT4o


問 106-214|実務
論点| 幻覚 / 妄想 / レビー小体型認知症 / 抑肝散 / サイコ・チョウトウコウ
ポイント|

  • 幻覚はレビー小体型認知症における特徴的な症状であり、抑肝散は視覚的な幻覚を抑える可能性がある。

  • 妄想(被害妄想を含む)は認知症患者に一般的な症状であり、抑肝散の中枢神経作用により改善が期待される。

  • 抑肝散は興奮性神経伝達物質の抑制を通じて精神症状を緩和する作用がある。

  • 「物忘れ」や「見当識障害」などの認知機能の低下には、抗認知症薬(例:ドネペジル)が効果的であり、抑肝散の直接的な適応はない。

  • 運動障害(例:パーキンソニズム)への効果に関して、抑肝散には科学的なエビデンスが不足している。

  • 幻覚や妄想の改善には、抑肝散の配合生薬(例:チョウトウコウ)の神経調整作用が寄与すると考えられる。


問 106-215|化学
論点| チョウトウコウ / 幻覚 / 妄想 / 抑肝散エキス顆粒
ポイント|

  • チョウトウコウは、興奮性神経伝達物質(例:グルタミン酸)の過剰放出を抑制し、神経過興奮を和らげる作用がある。

  • 幻覚や妄想など中枢神経系の症状に対して、チョウトウコウの神経保護作用が最も効果的であるとされる。

  • カンゾウは補助的な抗炎症作用を持つ。
    幻覚や妄想への直接的効果は期待できない。

  • センキュウは血行促進作用があり、頭痛などの改善に寄与するる。
    精神症状には無関係。

  • ビャクジュツ(ソウジュツ)は利尿や健胃作用を持ち、水分バランス調整や消化不良に効果がある。
    幻覚や妄想には不適切。

  • トウキは補血作用があり、貧血や冷えの改善に用いられる。
    精神症状の改善には寄与しない。

  • 抑肝散におけるチョウトウコウは、幻覚・妄想に対する治療効果の中心を担う。


薬剤師国家試験 出題基準

出典: 薬剤師国家試験のページ |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

出題基準 000573951.pdf (mhlw.go.jp) 


論点を整理します。

■■GPT4o


総合的な論点


実務 (問 106-214)

レビー小体型認知症 (DLB) は、幻覚や妄想などの精神症状が特徴的で、患者のQOL(生活の質)を低下させる。
抑肝散は古来より使用される漢方薬であり、特に精神症状の緩和を目的として処方される。
レビー小体型認知症における抑肝散の効果は、神経伝達物質の調整および中枢神経系の過剰な興奮抑制に関連するとされる。

論点:

  1. 抑肝散エキス顆粒の適応となる症状の特定。

  2. 幻覚と妄想がDLBの主要な精神症状であることから、それらに対する抑肝散の効果の科学的根拠。


各選択肢の論点および解法へのアプローチ方法


選択肢 1: 幻覚

論点:
レビー小体型認知症の特徴的な症状の1つで、視覚的な幻覚が特に多い。患者のエピソードでは「妻が隣に座って話しかけてくる」という視覚幻覚が確認されている。
アプローチ方法:
抑肝散は、神経伝達物質の異常を調整する作用があり、幻覚症状の軽減が期待される。特に、チョウトウコウ(生薬の一部)が、興奮性神経活動の抑制に寄与する可能性がある。

選択肢 2: 物忘れ

論点:
レビー小体型認知症では、物忘れは初期症状としてみられる場合がある。しかし、物忘れに対する抑肝散の効果は科学的に明確ではない。
アプローチ方法:
ドネペジルなど抗認知症薬が適応されるべき症状であり、抑肝散単独での改善は期待されにくい。

選択肢 3: 妄想

論点:
患者の「娘の子供が私のお金を盗む」という発言は、被害妄想として分類される。抑肝散は妄想に対しても一定の改善が期待される。
アプローチ方法:
抑肝散の中枢神経系への作用により、不安や緊張の軽減が妄想の改善につながる可能性がある。

選択肢 4: 見当識障害

論点:
レビー小体型認知症では見当識障害も発生するが、これは認知機能障害の一部であり、抑肝散の直接的な適応症状とは考えにくい。
アプローチ方法:
見当識障害は、抗認知症薬やリハビリテーションによる対応が主流である。

選択肢 5: 運動障害

論点:
レビー小体型認知症ではパーキンソニズムのような運動障害が併発することがある。しかし、運動障害への抑肝散の効果に関する科学的エビデンスは乏しい。
アプローチ方法:
運動障害に対しては、抗パーキンソン薬やリハビリが一般的な治療法となる。


Ref.

  1. Mizukami, K., Asada, T., Kinoshita, T., Tanaka, T., Sonohara, K., et al. (2009). A randomized cross-over study of a traditional Japanese medicine (Kampo), Yokukansan, in the treatment of the behavioral and psychological symptoms of dementia. International Journal of Neuropsychopharmacology, 12(2), 191-199.

    • 抑肝散が認知症患者の幻覚や妄想などの精神症状に効果的であることを示した臨床研究。

  2. Ikeda, Y., Tsuji, M., Satoh, K., Murata, K., & Watari, H. (2013). Yokukansan improves behavioral and psychological symptoms of dementia by suppressing glutamate excitotoxicity. Aging and Disease, 4(4), 256-263.

    • 抑肝散の作用機序に関する研究で、興奮性神経伝達物質の抑制が症状の改善に寄与することを提唱。

  3. McKeith, I. G., Boeve, B. F., & Dickson, D. W., et al. (2017). Diagnosis and management of dementia with Lewy bodies: Fourth consensus report of the DLB Consortium. Neurology, 89(1), 88-100.

    • レビー小体型認知症の診断と治療に関する最新のガイドライン。


以上で、論点整理を終わります。
理解できたでしょうか?


大丈夫です。
完全攻略を目指せ!


はじめましょう。

薬剤師国家試験の薬学実践問題【複合問題】から幻覚 / 妄想 / レビー小体型認知症 / 抑肝散 / サイコ・チョウトウコウを論点とした問題です。


なお、以下の解説は、著者(Yukiho Takizawa, PhD)がプロンプトを作成して、その対話に応答する形で GPT4o & Copilot 、Gemini 2、または Grok 2 が出力した文章であって、著者がすべての出力を校閲しています。

生成AIの製造元がはっきりと宣言しているように、生成AIは、その自然言語能力および取得している情報の現在の限界やプラットフォーム上のインターフェースのレイト制限などに起因して、間違った文章を作成してしまう場合があります。
疑問点に関しては、必要に応じて、ご自身でご確認をするようにしてください。

Here we go.


第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問214-215

一般問題(薬学実践問題)


【物理・化学・生物、衛生/実務】

■複合問題|問 106-214-215

Q. 70歳男性。1年前に妻ががんで死亡し、娘夫婦と同居している。半年前から、元気がなく、物忘れをすることがあった。最近、「妻が私の隣に座って話しかけてくることがある」、「自分は邪魔にされている」、「娘の子供が私のお金を盗む」などの発言をするようになったので、娘に付き添われて病院を受診した。レビー小体型認知症と診断され、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。
(処方)
ドネペジル塩酸塩口腔内崩壊錠3mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回|朝食後|14日分|
抑肝散エキス顆粒|1回2.5g(1日7.5g)
1日3回|朝昼夕食前|14日分|


実務

問 106-214|実務
Q. この患者の情報から、処方された抑肝散エキス顆粒によって改善が期待される症状として適切なのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 幻覚
2. 物忘れ
3. 妄想
4. 見当識障害
5. 運動障害


Here:

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-214-215【物理・化学・生物、衛生/実務】(1/2) 論点:幻覚 / 妄想 / レビー小体型認知症 / 抑肝散 / サイコ・チョウトウコウ|matsunoya


物理・化学・生物

問 106-215|化学
Q. 抑肝散エキス顆粒に含まれる生薬のうち、サイコと協力して、この患者にみられる症状を改善することが最も期待されるのはどれか。1つ選べ。
■選択肢
1. カンゾウ
2. チョウトウコウ
3. センキュウ
4. ビャクジュツ(又はソウジュツ)
5. トウキ


解説はこちらからどうぞ。

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-214-215【物理・化学・生物、衛生/実務】(2/2) 論点:生薬 / チョウトウコウ / 幻覚 / 妄想 / 抑肝散|matsunoya


■■GPT4o


■問 106-214|実務

■論点|

この問題の論点は、レビー小体型認知症における抑肝散の効果的な使用と症状改善の特定です。

■解説1|

幻覚(選択肢1)[正しい]

  • レビー小体型認知症では、視覚的な幻覚が特徴的な症状の一つです。
    抑肝散は、配合成分であるチョウトウコウが神経伝達物質の調節を行い、幻覚を抑える作用を示します。

  • チョウトウコウの興奮性神経伝達物質(グルタミン酸)の過剰抑制効果は、幻覚症状の緩和に関連します。
    また、抑肝散全体の中枢神経作用により症状が軽減されるとされています。

妄想(選択肢3)[正しい]

  • レビー小体型認知症患者にみられる妄想(特に被害妄想)は、精神症状の一つであり、抑肝散が効果を発揮する症状の範囲に含まれます。

  • チョウトウコウは神経の安定化を促進し、被害妄想の発生頻度を低減する可能性があります。
    さらに、抑肝散全体の抗不安作用も妄想の改善に寄与します。

■解説2|

  • 抑肝散の中核成分(チョウトウコウ、サイコなど)は、中枢神経系の過剰な興奮を抑制し、精神症状の緩和に寄与します。

  • 抑肝散は、認知症患者の行動・心理症状(BPSD)に対する有効性が認められた漢方薬であり、幻覚・妄想に対しても明確な効果が期待されます。

  • 視覚的幻覚の緩和とともに、被害妄想などの精神的不安定さも改善します。

■結論|

選択肢1(幻覚)および選択肢3(妄想)は正しい選択です。
抑肝散は、レビー小体型認知症の精神症状の管理において有効性を発揮します。

■補足|

物忘れ(選択肢2)[誤り]

抑肝散の作用機序は主に精神症状の緩和に関連し、記憶障害の改善には直接的な効果がありません。
記憶障害には、ドネペジルなどの抗認知症薬が適用されます。

見当識障害(選択肢4)[誤り]

見当識障害は認知症による認知機能の低下に起因する症状であり、抑肝散はこれを直接改善するエビデンスがありません。

運動障害(選択肢5)[誤り]

運動障害(パーキンソニズム)はレビー小体型認知症でみられることがあるが、抑肝散には運動症状の改善作用を示す確実なエビデンスが不足しています。


必須問題の解説は、こちらからどうぞ。

薬剤師国家試験対策ノート|論点解説 必須問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, Google AI Studio & GPT4, Copilot|matsunoya (note.com)


薬学理論問題の解説は、こちらからどうぞ。

薬剤師国家試験対策ノート|論点解説 薬学理論問題 第106回-第109回 一覧 powered by Gemini 1.5 Pro, GPT4o, Copilot, and Grok 2|matsunoya


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では、問題を解いてみましょう!
すっきり、はっきりわかったら、合格です。


第106回薬剤師国家試験|薬学実践問題 /
問214-215

一般問題(薬学実践問題)


【物理・化学・生物、衛生/実務】

■複合問題|問 106-214-215

Q. 70歳男性。1年前に妻ががんで死亡し、娘夫婦と同居している。半年前から、元気がなく、物忘れをすることがあった。最近、「妻が私の隣に座って話しかけてくることがある」、「自分は邪魔にされている」、「娘の子供が私のお金を盗む」などの発言をするようになったので、娘に付き添われて病院を受診した。レビー小体型認知症と診断され、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。
(処方)
ドネペジル塩酸塩口腔内崩壊錠3mg 1回1錠(1日1錠)
1日1回|朝食後|14日分|
抑肝散エキス顆粒|1回2.5g(1日7.5g)
1日3回|朝昼夕食前|14日分|


実務

問 106-214|実務
Q. この患者の情報から、処方された抑肝散エキス顆粒によって改善が期待される症状として適切なのはどれか。2つ選べ。
■選択肢
1. 幻覚
2. 物忘れ
3. 妄想
4. 見当識障害
5. 運動障害


Here:

松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-214-215【物理・化学・生物、衛生/実務】(1/2) 論点:幻覚 / 妄想 / レビー小体型認知症 / 抑肝散 / サイコ・チョウトウコウ|matsunoya


物理・化学・生物

問 106-215|化学
Q. 抑肝散エキス顆粒に含まれる生薬のうち、サイコと協力して、この患者にみられる症状を改善することが最も期待されるのはどれか。1つ選べ。
■選択肢
1. カンゾウ
2. チョウトウコウ
3. センキュウ
4. ビャクジュツ(又はソウジュツ)
5. トウキ


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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-214-215【物理・化学・生物、衛生/実務】(2/2) 論点:生薬 / チョウトウコウ / 幻覚 / 妄想 / 抑肝散|matsunoya


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松廼屋|論点解説 薬剤師国家試験対策ノート問 106-214-215【物理・化学・生物、衛生/実務】(1/2) 論点:幻覚 / 妄想 / レビー小体型認知症 / 抑肝散 / サイコ・チョウトウコウ|matsunoya

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