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NHK『新八犬伝』 辻村寿三郎の人形

2025年10月13日

1974年NHK「新八犬伝」の人形制作を担当し、舞台衣装のデザインや人形芝居の上演等で世界的に活躍した辻村寿三郎。
そして、一番弟子で糸締人形を継承する清水英寿の人形を集めた展示が開催。

八犬伝プロジェクト「南総里見八犬伝~宮田雅之と辻村寿三郎 ふたつの八犬伝~」

前期 後期と分かれて、千葉南房総で開催されているので、いざ!安房国へ。


南総里見八犬伝 前期 鋸山美術館

前日に鋸山に登って、鋸山山麓の温泉旅館「かぢや旅館」に宿泊。

鋸山に染まり尽くして、満を持して「鋸山美術館」へ。

鋸山美術館 入り口のもののけがかわゆい

辻村寿三郎の一番弟子で、糸締人形を継承する清水英寿の人形がずら〜りと壮観。

清水英寿 作 左 犬川額蔵(壮助) 右 犬山道節
清水英寿 作 八房

【仁】犬江親兵衛

「里見八犬伝」後半で大活躍する後半の主人公。
神童っぽく、ちょりっとドヤってて、かわういです。

清水英寿 作 犬江親兵衛

【礼】犬村大角(角太郎)

礼儀正しく、和漢の書に通じた犬士随一のインテリ。
化け猫になりすました父との対決は、ちょりっと魔界転生ぽい?
父や妻を亡くした悲しみを背負ってるような、物憂げな表情が素敵。

清水英寿 作 犬村角太郎(大角)

山田風太郎作『八犬伝』の挿絵を制作した宮田雅之の刀勢画も、とっても素敵です。

NHK「新八犬伝」の人形

そして別室には、実際にNHKの人形劇で使用されていた、辻村寿三郎の伏姫と信乃様がぁ〜😻

辻村寿三郎 作 伏姫

もしや信乃様がお持ちの刀は「村雨」では⁉️ きゃ〜〜😆

辻村寿三郎 作 犬塚信乃

美術館の方に聞いたところによると、八犬伝の寿三郎の人形はかつて、館山城に二つしかなかったけど、山形で展示されてる情報があったり、色々なところからひとつずつ集まり…、

まるで「南総里見八犬伝」のお話のように、八犬士たちが集まったそう。

そして後期の展示は、寿三郎の八犬士が勢揃いしているという情報を聞く。オラ…ワクワクすっぞ‼️😆

後期が展示されている「館山城」へ。里見八犬伝の梯子しに行きま〜す❣️


後期 館山城 八犬伝博物館 2階 特別展示場

城山公園に到着。まずは「館山市立博物館本館」へ。

リアル謎解きゲーム×里見八犬伝「館山城を救え!第四章犬田小文吾の巻」にエントリー。謎を解きながら、じりじりと館山城に登城🏯

館山城入口横の看板

館山城に登城し、2階 特別展示場に上がる。
ずら〜りと並ぶ、寿三郎の人形。
ひゃ〜っ、もう圧巻‼️
素晴らしすぎぃ〜😻

玉梓

ひときわ目を引くのは、ポスターでも主役になっている「玉梓」。

辻村寿三郎 作 玉梓

怨霊っぽく、上の方から見下ろすように展示されている。
めっちゃ怖い。しかも一番デカい。

しかも館山城の2階ではいつも、NHK 人形劇 「新八犬伝」の第1話と20話、そして第464回(最終回)が、繰り返しテレビで映されている。
それは物語の中でも、玉梓大活躍の回。

テレビで動いてる玉梓を見ながら、その人形を実際に見ることができる。
なんかすっごい感動〜〜😭

玉梓に見下ろされるように、おなじみ「新八犬伝」に出てきた人形たちが。

八房

伏姫に恋しちゃう、玉梓の怨念が宿ったわんこ(犬)。
現存してるテレビ放映の映像に、八房が動いてるシーンはない。
確か顎下の毛が、ゆ〜らゆ〜らして、かわゆかった記憶が。

辻村寿三郎 作 八房

伏姫

玉梓の祟りを受け、犬の八房と山に籠る、里見の姫。
これは、第20話、富山の洞窟で息だえる伏姫様のご衣装では😹
お首にかかっていた八つの数珠が飛びちる場面は、名場面ですよね。

辻村寿三郎 作 伏姫

里見義実

伏姫の父。そしてヽ大に八犬士を探すように命じる安房里見城のお殿様。
眉毛が上下に動く里見義実は、20話と最終話で確認できます。

辻村寿三郎 作 里見義実

金碗大輔

里見義実の命で八犬士を探す。20話で坊主になり「ヽ大法師」となる。
これは、まだ八犬士を探す前の、金碗大輔のお人形ですね。
このお人形も眉毛が上下に動いて、映像ではとても表情豊かです。

辻村寿三郎 作 金碗大輔(ヽ大法師)

そして、凛々しい八犬士の人形も勢揃いで展示してありました。感激ぃぃ

【義】犬川壮助(額蔵)

母が死に、使用人としてこき使われていた。その後、信乃にめぐり合い自分の宿命に気づく苦労人。義理がたい八犬士のひとり。

辻村寿三郎 作 犬川額蔵(壮助)

【悌】犬田小文吾

武芸を好み、相撲が強くて力持ち。頭脳派よりは筋肉と愛嬌で勝負?
踊り子時代の毛野ちゃんに結婚を申し込んだり。毛野ちゃんと仲良し?

辻村寿三郎 作 犬田小文吾

【信】犬飼現八

滸我公方の家臣で、捕り物と拳法の名人で見せ場も多い。
信乃との因縁「芳流閣の戦い」や、「庚申山の化猫退治」でも大活躍。

辻村寿三郎 作 犬飼現八

【智】犬阪毛野

対牛楼では美しい踊り子になり敵討ち。さらに仇討を果たし、八犬士に。
対管領戦でも軍師として大活躍な、頭脳明晰、変幻自在、美貌の犬士。

辻村寿三郎 作 犬阪毛野

【忠】犬山道節

主君の仇をひたすら狙う、忠義の犬士(でも最後まで仇は打てない)。
割と冷静な人が多い八犬士の中で、とにかく突進タイプで場を掻き回す。
前半は火遁の術を使って、ドロンしたりと、ものすごく個性的な犬士。

そしてこの表情、最高じゃないですか〜!
江戸当時の錦絵もそうだけど、ちょっと石川五右衛門ぽい?
めちゃくちゃキャラが立ってるぅ❣️ 人形劇で道節の活躍を見てみたい😻

辻村寿三郎 作 犬山道節

【孝】犬塚信乃

八犬士でいちばんはじめに登場する、八犬士物語前半の主人公。
亡き父の遺言を守り、名刀「村雨丸」を主君の弟、滸我公方に返上する。それはすり替えられたニセモノであり、滸我公方から追われる身に…。

子供の頃は、女のコとして育てられたので、美形として描かれることが多い、麗しき信乃さま。お人形もやっぱりカッコいい〜😻

辻村寿三郎 作 犬塚信乃

八犬士の行方

館山城に展示されている、辻村寿三郎の八犬士は、
いちにさんし、ご、ろく…六犬士⁉️
新兵衛と角太郎が見当たらない…😭

南総里見八犬伝のお話でも、まず犬塚信乃登場から始まり、犬川額蔵(壮助)、犬山道節、犬田小文吾、新兵衛の赤ちゃん時代(すぐに神隠しで行方不明)、犬飼現八、犬阪毛野と八犬士が登場する。

大人になった新兵衛と角太郎がまだ八犬士と認識されていないのは、まさに物語の順番どおり!

荒芽山で毛野ちゃん以外の五犬士が散り散りになった後に、対牛楼で毛野ちゃんが登場するあたりの時系列かな?

そのころ、現八は庚申山に向かっていて、まだ角太郎に出会う前…。

なんだか、物語の中にいるような気分になってきちゃいます。

これから足尾で角太郎が、化猫退治をして八犬士の仲間になる。
成長した、神童・新兵衛も、きっと仲間いりしてくれるでしょう😊

こうして50年以上前にNHKの人形劇で使用された実物が、綺麗に保管・展示されているのが、本当に貴重で嬉しくて…

この先も、ずっとずっと語り継がれていくんだろうなぁ…。

そんな伝説なお人形を、間近に見ることができて、里見八犬伝がますます好きになってしまいました😻

また、新兵衛か角太郎が仲間になったら、八犬士?に会いに行きたいです。

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