里見八犬伝聖地巡礼【下総六】国府台の陸戦 小岩・柴又・亀有
2026年6月6日
里見八犬伝の後半のクライマックス。
我らが犬塚信乃さまと、芳流閣コンビの犬飼現八が里見軍を率いて
関東管領連合軍と激突する「国府台の陸戦」。
この決戦の舞台であり、里見軍の拠点となる「国府台城」には、
2025年の桜の季節に一度、聖地巡礼しているんだけど……。
実は「国府台の陸戦」において
「国府台城」は、ほんの始まりにすぎないんですぅぅ〜。
八犬伝聖地巡礼の参考にしているサイトは色々あるけど
旅情を爆アゲしてくれるのが、八犬伝ファンサイト「白龍亭」さんの
🔗 白龍亭:国府台の陸戦図 🔗
なんと、日付ごとに両軍の進軍が地図上で動くんです。
(説明が難しいけど、見たら絶対テンション上がるやつ)
この“進軍経路”を眺めていたら……
歩きたい! 巡礼したい! 止まらなぁ〜い!
とはいえ、現代の戦地は宅地化され、
当時の地形をそのままたどるのは、むずかしい…。
そこで、今回は
小岩の信乃・現八軍の陣地→激戦地・金町→敵本陣・亀有
を結ぶルートを
江戸川区・葛飾区のウォーキングマップを参考にして設定してみました。
さぁ…菖蒲(しょうぶ)が美しく咲き誇るこの季節。
勝負(しょうぶ)に出陣じゃ〜〜❣️
ぷろぽ〜〜〜🐚(法螺貝の音)
菖蒲咲く河原で、里見軍出陣!
京成電鉄 国府台駅に降り立つと、ホームには「里見公園」の看板が。

下総国・国府台城から、いざ出陣!って感じで、改札を出る前からテンションぶち上がりぃ。
佐倉道を武蔵国(東京)方面にてくてく、見えてくるのが「市川関所跡」。

国府台の陸戦では、この親兵衛が後に戦場へ駆けつけ、
物語は一気にクライマックスへ向かう。
関所を抜け、江戸川を越えると、ここからは東京都……なんだけど、
八犬伝の時代ではこの一帯ぜんぶ“下総国”だったんですぅ!
「小岩市川の渡し跡」に到着。

江戸川を背に歩くと、史跡「御番所町跡」が。

そう、この辺りは「五十四田(いよた)」!
八犬伝の物語の中で、信乃と現八が国府台城を出て、最初に「五十四田の陣(その1)」を築く場所。
河川敷に戻り、北へ歩けば「小岩菖蒲園」。


ここは、里見軍が陣を敷いた“五十四田河原”の雰囲気をリアルに感じられる貴重な場所。
信乃さまたちが戦った河原に咲く花を見ながら歩く贅沢……!
河川敷をさらに北に行けば、子供たちが野球の練習をしている後ろに江戸川が流れている。

物語では、ここで信乃と現八がいろんな作戦を考えたり、
敵軍の秘密兵器「駢馬三連車」に囲まれて大ピンチに陥ったり。
現代ではこんなにのどかな河川敷だけど、ここを数万の軍勢が移動し、
推したちが死闘を繰り広げたと思うと、妄想のシャッターが止まらな〜い。
河原から街道へ、戦場の気配をたどる散歩道
真光寺のあたりから、江戸川区のウォーキングコースを歩いてみる。
上小岩には、猫が大活躍の児童書『ルドルフとイッパイアッテナ』のモデルになった神社や学校も。
遺跡から親水緑道を行けば、見頃の紫陽花と人工の滝が癒やしてくれる。


旧佐倉街道の石碑あたりからは、いよいよ葛飾区!
「さくらみち」は、東京都内なのに車がほとんど通らない、すごく歩きやすいウォーキングルート。
でも、この辺りも当時は里見軍vs管領軍がバチバチにやり合ってたんだろうなぁ〜。
北総線の線路をくぐる。
線路が江戸川を越えるあたりは、
犬飼現八さんが三国志さながらのド派手な活躍をする「長阪橋」あたりかな!?
なんて、脳内補正が止まらない。
柴又に入ると「葛飾柴又寅さん記念館」。
昭和レトロな展示は「男はつらいよ」をよく知らなくても楽しめる。
そして、ついに辿り着いたのは「矢切の渡し」。

対岸の矢切の河原……。
肉眼ではただの美しい緑なんだけど、オタクの脳内では完全再現できる。
そう、あそこは「摩利支天河原」。
対岸には、アイツらがいる……!🐗
火猪の計! イノシシくん大活躍
そう!里見八犬伝の物語では、矢切の渡し(矢切側)にイノシシの群れがいて、三国志の「火牛の計」ならぬ「火猪の計」作戦で、敵軍に大勝利を収めるんですぅ〜〜❣️
イノシシくん、マジで有能、えらい❣️
寅さんが産湯に浸かった「柴又帝釈天」に行けば、なんと干支の彫刻が!




近くには「柴又八幡神社」。

何やら視線を感じる……生き物の気配?
もしや、八犬伝で大活躍したイノシシくんの末裔!?

……イノシシではなく、なんか、まぁるくてかわゆ〜いにゃんこ😻
でも柴又なのに、トラ猫(寅さん)じゃないんだぁ〜〜(笑)。
里見八犬伝之内葛飾合戦
帝釈天から北に行けば、かつての「仮名町」、現在の「金町公園」。

この辺りは、あの有名な浮世絵『里見八犬伝之内葛飾合戦』の舞台にもなった大激戦地。

信乃・現八をはじめとする里見軍が、管領軍と真っ向から対決するシーン。
背景には国府台城、利根川(江戸川)、葛飾八幡神社、行徳……。
描かれた浮世絵の構図と、今まで自分が聖地巡礼してきた空気感が脳内で総動員され、
目の前でリアル「葛飾合戦」のホログラムが繰り広げられているような興奮が……!
うぉ〜〜熱い!熱い戦いだぁ〜〜!!
なんて大興奮しつつ、ふと目を開けると。

やばっ、くまさん遭遇イベント!?野生のLv高そう〜〜
ビビった瞬間、脳内に鳴り響くぷろぽ〜〜〜 🐚(法螺貝の音)。
里見軍の勝鬨じゃ〜〜!
というわけで、今回は勘弁してやりますよ、くま氏😅
さて、ここからはいよいよ敵の本陣「瓶蟻(かめあり)」へ。
せっかくなので、敵陣の様子を偵察しに行ってみましょお!
聖地と歴史が交差する「葛西城跡」
西に向かい、中川の手前でまたしてもモゾモゾと生物の気配。


中川を渡ると、ビュンビュン車が飛び交う幹線道路・環状7号線(環七)。
ここを南に少し行くと、なんと環七によって真っ二つに分断された「葛西城跡」が現れた。


関東管領上杉氏といえば、八犬伝でいうところのラスボス「扇谷定正(おうぎがやつさだまさ)」の陣営じゃないですか!
物語の「対関東管領戦」では、定正は「洲崎沖の水戦」で戦っているので、この国府台の陸戦には直接出てこないんだけど……(ちょっとややこしい?笑)。
環七を渡って、西側の御殿山公園にも行ってみる。

この葛西城、実は物語を飛び出して「史実」に目を向けると、
国府台合戦における「北条氏のリアルな拠点」だった場所。
物語(フィクション)と史実(リアル)が激しく交錯するこの土地で、
八犬伝の「国府台の陸戦」に想いを馳せる。
かつて里見氏が敗れた城が、物語では敵本陣に。
勝者が入れ替わる戦国の無常を、一番強く感じた場所でした。
敵の本陣は「瓶蟻」だけど、城址としての浪漫を感じるなら、
間違いなくここがベストスポット。
さあ、朝から歩き続けてもう夕暮れ時。
ラストは、いよいよ本当の本陣「瓶蟻」へGO!
こち亀の聖地、そして敵の本陣「亀有」へ
水戸街道を行けば「亀有一里塚」。
この辺りはかつての「亀有宿」で、水戸黄門御一行の石像が。
ここは水戸黄門の聖地でもあるのかな?
そして駅前に出ると、一気ににぎやかな商店街へ!
いたるところに「こち亀」の像が。
お城というよりは、完全に活気ある宿場町の雰囲気。

ともあれ、敵陣「瓶蟻」の地までたどり着けて、ものすごい達成感!
現代の亀有は両さんたちが迎えてくれるにぎやかな街だけど—
この瓶蟻から攻め上がる管領連合軍に立ち向かう信乃さまと現八の姿…。
そして千住河原から五十四田へ、ピンチの里見義通を救うために颯爽と駆けつける、最強にかわいいチート親兵衛の雄姿が、脳内でフルHD再生!
小岩の菖蒲から柴又の火猪の計、そして敵本陣・亀有まで。
信乃さまたちの進軍ルートを現代の街に重ねながら歩いた一日は、
感慨もひとしお。
宅地化されても、川は流れ、地名は残り、
物語の息吹は確かにそこにある―。
国府台の戦いの熱気を肌でガッツリ感じることができた、
大満足の1日でした。
次は白龍亭さんの「行徳口の陸戦」の地図をじっくり眺めながら、
桜の季節に、また出陣じゃ〜〜❣️
ぷろぽ〜〜〜🐚
👇 聖地巡礼で移動したルートの、3Dアニメーション動画です。
南総里見八犬伝のあらすじと、聖地巡礼の時系列まとめはこちらです⬇️
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