里見八犬伝聖地巡礼【武蔵四】穂北
2025年12月6日
里見八犬伝の物語の中で穂北の荘とは、管領 扇谷定正の領地でありながら、穂北・梅田・柳原の三郷の自治を行う穂北の荘は、以降八犬士たちの力強い後ろだてとなり、親兵衛を除く七犬士が穂北に会同した。
先日の八犬伝聖地巡礼で、千住の南東のハズレにある穂北の三郷のひとつ「柳原」は「千住宿」の時に巡った。
自然豊かであり、北斎の躍動する浮世絵もありで、とても印象的だったので、今回は千住宿からさらに旧日光街道を北上し、「梅田」そして、「穂北」の地に比定される保木間に向かって、聖地巡礼を開始します。
千住氷川神社
早朝のJR北千住から、宿場町商店街へ。
前回は「宿場町スタンプラリー」で足早に駆け抜けてしまった「千住氷川神社」へ。真黄色な銀杏がとっても綺麗✨
かわいい雪だるまの冬限定御朱印をいただきました。

千住ほんちょう公園
千住宿史跡・旧跡案内図もある「千住ほんちょう公園」。
前回も夕暮れの中、おやつ休憩をした憩いの場。
たこさんすべり台がお子様たちに大人気で、なかなか撮影できなかったんだけど、ついに誰もいないたこさんを撮影。

撮影終わってすぐに、お子様を連れたお父様が来て、早速遊んでいました。
大人気なたこさんは、千住宿のアイドル⁉️
八犬伝の時代の千住宿
宿場町の中は、里見八犬伝が書かれた江戸時代には、たくさんの旅人たちで賑わっていたと思われるけど、室町時代末期はどうなのかな?
荒川(現・隅田川)北岸部の足立郡千住村は、古くから水上交通の要所とされていた室町時代、幕府方、山内・扇谷上杉方、鎌倉公方(古河公方)が争い戦国時代の遠因の一つとなった享徳の乱(1455年 - 1483年)で下総千葉氏により下総国を追われた武蔵千葉氏は武蔵石浜城から拠点を移し、この地を支配していたという。
まさに里見八犬伝の序盤の話ではないですか⁉️
しかも石浜城を納めていた千葉氏といえば、八犬伝では管領派。里見八犬伝においては敵方の領地だったとは⁉️
前回の聖地巡礼では、千住宿であんなにはしゃいでいたのに、知らぬが仏。今回は足早に荒川放水路に向かいます。
敵地千住を抜け、いざ穂北へ‼️
荒川放水路
八犬伝の時代には陸続きだったと思われる「荒川放水路」。
千住新橋を歩いて渡ると、現在では、めっちゃ長ぁ〜い。

開ける視界、真っ青な空に荒川も青く澄んで見える。
西方面には秩父の山々も見えて爽快。
そして何よりも荒川を渡ったその地は、穂北の三郷のひとつ「梅田」。
同志が集う町まで来たので、なんだかホッとします☺️
梅田の地
旧日光街道から梅田神明宮通りに入ると商店街が立ち並び、千住の宿町商店街にも似た雰囲気。
しばらく歩くと、梅田神明宮。イチョウは終わってしまったけど地面はまだもふもふの銀杏の絨毯。茅の輪があったのでヒョイっと潜ってみました。

梅田稲荷神社に行くと、散りかかった紅葉がいい感じ🍁

はぁ…なんだか気も休まる梅田の地
しかし、この先穂北を目指すには、管領 扇谷定正の領地を通り過ぎて行かねばいけぬ…。
気を引き締めて、旧日光街道を北に向かいます。
梅島…そして島根
荒川から北の旧日光街道は、お店が少なめだったけど、梅島駅に近づくと色々なお店がある。冬で寒いしお店で何か食べようとマグロのお店に行くと、
ランチ営業中にも関わらず「準備中」の札が
お店を覗いてみたら、食べてるお客さん越しに「きょうの分は終わりました」とのつれないお言葉。
もちかちて、管領の土地では、ご飯を食べさせてもらえないのかぴら😭
恐る恐る餃子のお店に行ってみたら、快く迎えてくれて暖かい餃子を食することができた。
かつて一里塚があったとされる六月を越え、島根に入ると鷲神社。
このあたりは無人な神社が多いなか、素敵な御朱印をいただきました。

八犬士の後ろ盾になってくれる保木間の地へ
梅田から歩いて2時間あまりで、ついに穂北に比定される「保木間」の地へ。
保木間、梅田、柳原の穂北の荘を構成する三郷は、歩けない距離ではないといえ、それなりに離れていることが歩いて実感できた。
穂北の荘の外では管領の役人に見つからないように、目配せしつつも密かにすれ違っていたりして。
兎にも角にもここ「保木間」は穂北の荘の中心地にして、今回の目的地。
しっかりと聖地巡礼したいと思います。
流山道
日光道中から東に分岐すると、流山方面への主要なルート「流山道」の解説版。
「流山道 」は、保木間を東西に走る歴史的な古道(旧街道)のことで、信仰の道。道の成立は戦国時代以前に遡るとの解説があるから、八犬伝の物語の時代にも存在したと思われる。

このような古道も現在も残されてることで、聖地巡礼の気分もめっちゃ上がります。さっすが穂北の荘❣️
保木間氷川神社
この地域の旧「保木間村」の鎮守で、〈村の中心・拠点〉とされていた「保木間氷川神社」。
松の生える参道を進むと本殿が。
八犬士の後ろ盾になってくれたことに、感謝しつつ手をあわせる。

隣に榛名神社の鳥居があり、登山禁止の富士塚が。
せっかくなので八犬伝の時代に遡った気分で、富士塚の麓に立ってみた。
風が吹くたび、散り残った銀杏がひらひら舞って、まじで時間の境目がゆるむ感じ。ここを八犬士たちが通ったとしても全然不思議じゃない。
保木間氷川神社の静けさって、ただの住宅地の一角の神社の空気じゃない。しん…としてるのに、耳が勝手に“何かの足音”を探そうとするあの感じ。
もしかしたら、信乃たちがここを本拠にして、里見家再興の作戦をこっそり練ってたのかな、とか。
梅田からの街道、柳原との距離感、そして扇谷方の領地が近い緊張感。全部が地形と繋がって見えてくる。

そして、旧日光街道をさらに北へ行けば、物語の大きな転換点、古河芳流閣のエリアにつながっていく。
自分の足で歩くこのルートが、ただの“昔の街道”じゃなくて、八犬士それぞれの運命を動かした道筋だったと思うと、不思議と身体がシャキッとした。

歴史の地図と物語の地図と現代の地図が、三重になって重なってくる感覚。
穂北の荘を構成する三郷のうちのひとつ、ここ保木間に立っている今が、ちょっと誇らしい。
昔ながらの古道「流山道」を少し歩いてみた。

しばらく歩くと「流山道プチテラス」という史跡があり、「成田山まで是より十六里」という道標が。
もう陽も暮れかかっているので、成田山までは辿り着けそうもない(笑)
それに今日は穂北の公園でお祭りがあるというので、寄ってみることにした。
元渕江公園
保木間の中心にある、自然が豊かな大きな公園。
夕暮れの、池に映る夕焼けがとても美しい。

周りに高い建物も少なく、とてもいい雰囲気で、「穂北の荘」ってこんな雰囲気だったのかな? なんて妄想が膨らむ。
ここでまず信乃、道節、現八、大角の四犬士が受け入れられ、今後武蔵国での八犬士の拠点になっていくのかなぁ。
(仁)・義・礼・智・忠・信・孝・悌……新兵衛を除く七つの珠がついにここで揃う…5、4、3、2、1ピッカーン⭐️(17:00)
ADACHI Christmas Illuminations 光の祭典2025
いきなり池に光る珠が浮かび上がったぁぁ❣️
と思ったら、そう、きょうの17時からは、クリスマスイルミネーションな光の祭典。

今まで静まり返っていた夕暮れの公園にクリスマスの陽気な音楽が鳴り響き、あたり一帯が綺麗なイルミネーションに包まれ、時代は一気に令和。
いろんな動物のイルミネーションが可愛くて、気分も上がる😆

でも、ちょっと寒くなってきたかな?
暖かいテントに暖かい食べ物、穂北の衆のおもてなしはすごい。

そして最後は、併設されている足立区生物園での蛍鑑賞。
かつて足立区にもホタルが自生していたという歴史があり、その光を後世に伝えるためにイベントが行われているそう。
穂北の荘でホッと一休みする七犬士も、蛍を眺めたりしたのかな…。
冬の夜空に浮かぶ光の祭典と、幽玄な蛍の舞。
その美しい光景は、戦乱の世を駆け抜けた彼らが見たかった『平和な未来』の姿だったのかもしれない。
七つの珠と現代の光が交錯する保木間の地で、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌……心に灯して、これにて里見八犬伝 穂北の荘 巡礼完了。
👆聖地巡礼で移動したルートの、3Dアニメーション動画です。
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