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里見八犬伝聖地巡礼【上野二】妙義神社・妙義山石門めぐり

2025年4月27日・28日

奇岩と怪石がそびえる群馬の名峰・妙義山みょうぎさん

険しい岩山として知られるこの山を、『南総里見八犬伝』では犬塚信乃いぬづかしの犬川荘助いぬかわそうすけ犬飼現八いぬかいげんぱち犬田小文吾いぬたこぶんごの四犬士が「隈なく遊観」していた。

今回は妙義神社から石門めぐり、中之嶽神社まで、四犬士の足跡をたどる聖地巡礼へ。

岩をよじ登り、鎖場に悲鳴を上げながら、八犬士気分で妙義山を歩いてみました。

信乃、荘助、現八、小文吾の四犬士は、荒芽山あらめやまに向かうが、急ぐ旅ではないので、名所を訪ねた。妙義神社に参拝し妙義山を登り降りして、隈なく遊観した。中嶽なかのたけの辺にある茶店で、遠眼鏡とおめがねを覗いた荘助は道節どうせつの姿を発見する。早速四犬士は道節のいた場所へと向かった。

南総里見八犬伝 あらすじ

馬琴先生の妙義神社や妙義山の描写がすごく熱がこもっていて、読むほどに「妙義山行きたい…!」となってしまい、ついに聖地巡礼へ😊

1日目は、表妙義 妙義山の東にある妙義神社を聖地巡礼。
そして翌日に、表妙義西側の石門めぐりと、中之嶽神社に聖地巡礼してきました。



四犬士も訪れた妙義神社へ

妙義山の主峰・白雲山はくうんさんの東山麓に鎮座する、妙義神社。
神社が位置する妙義山自体が、古くから神聖な場所とされてきた。

風鈴が静かに揺れる階段を上がり、鮮やかな朱色の「総門」を抜けると、岩山に囲まれた大自然のエネルギーを肌で感じる。

朱色の総門の向こうには、奇岩の山がそびえる。
八犬伝にも登場する総門の仁王様。迫力満点。

国指定重要文化財にもなっている、権現造りの豪華絢爛な本社に参拝。

金ピカな本社に参拝。岩山の神域らしい空気。

妙義山が描かれた御朱印帳に御朱印をいただき、
白雲山の天狗さんのクリアファイルもゲット。かっこいい😻

妙義山の御朱印と白雲山の天狗さん。

本社の脇には、上級者向けの「大の字」や白雲山山頂への登山口も。
八犬伝に「奥の院」のこと書いてあるから、四犬士は登ったのかな?

妙義山の険しい岩肌やその形状は、古代から多くの伝説や神話と結びつき、その神秘性が八犬伝でも熱く描かれている。

妙義山の全体像がわかる案内板。 右側の⛩️が妙義神社

物語に出てくる神社が今もなお実在して、参拝できる——これは先日、湯島天満宮に行った時にも感じたことだけど、やっぱり感慨深い。
妙義神社は江戸時代、霊験あらたかながらも旅人が参拝できるような、開かれたパワースポットだったのかも。

四犬士が隈なく遊観した妙義山。
翌日は表妙義の西側「石門めぐり」に挑戦しま~す😆


四犬士ごっこ、はじめます

翌朝、表妙義西側の妙義公園駐車場に到着。
北側に妙義山がど~ん! ギザギザの岩峰がカッコイイ!

標高700mの駐車場は山桜が満開で、春のご褒美みたいな景色🌸

あたしとうさぎ号。桜と妙義山の前で。

そして、駐車場の南側に目を向けると、八犬伝で妙義山と南北に向かい合っている荒芽山あらめやまこと、現在の「荒船山あらふねやま」が見えたぁ。

桜の海の向こうに、まるで船のような形の荒船山

原作通りの位置関係を現実の景色として確認できる、このシチュエーションだけでも胸熱ぅ❣️
里見八犬伝の聖地巡礼をしたいなら、この妙義公園駐車場だけでも満足度高いですぅ。

せっかくなので、石門行ってみましょうかぁ〜。

石門は第一から第四まであって、ぐるっと周回できるコースに。

第一石門 見えてきたぁ。いよいよ石門めぐりスタート。

第一石門を抜けると、第二石門あたりは鎖場ラッシュ。
岩をよじよじ、カニの横ばい、よいしょよいしょ。

第二石門につながる カニの横ばいへ よいしょ よいしょ

ほぼ垂直に見える鎖場「つるべさがり」を登ります💦

第二石門からのつるべさがり ひ〜〜〜〜

なんとかクリアして、第三石門へ。
ここはちょっと落ち着ける癒しの石門。

第三石門でピース✌️ 先は断崖絶壁のため通り抜け不可。

分岐点に戻り、いよいよ巨大な第四石門へ。

かつては四阿あずまやがある休憩広場だったけど、落石で崩壊😱
現在は「立ち止まり禁止⚠️ゾーン」。
大自然の美しさと恐ろしさは常に隣り合わせ。

第四石門の向こうに奇岩「大砲岩」

妙義山が一望できる岩場でおやつをもぐもぐして元気回復。
そのまま周回して中之嶽なかのたけ神社へ。

中之嶽神社社殿と、いただいた御朱印(名前入り)

中之嶽神社は轟岩とどろきいわをご神体とする珍しい様式で、本殿を持たない。
見開きの「運気上昇」御朱印も豪華で素敵。

そして里見八犬伝では、
中嶽(なかのたけ)の辺にある茶店に、しばらく腰を降ろして、疲れた足を休めた」
という描写があるので、現代の茶屋である「中之岳ドライブイン」で再現してみた。

聖地巡礼の重要スポット、中之岳ドライブイン

物語の中では、この茶店に置いてあった「遠眼鏡」を荘助が何気なく覗いたことで、麓の街道を歩く犬山道節を発見。
あたしも名物「味噌おでん」をいただきつつ、荘助気分で麓をじーっと観察。

中之岳ドライブインから眺めた 山の麓

道節は見つからなかったけど、下の道が見えましたぁ😆
ここから四犬士は犬山道節を追って、白井城へ。
このあと四犬士はいったん散り散りになるものの、道節も含めて、さきほど見えた「荒芽山」に再び集結する。

物語が一気に加速する、まさにターニングポイントとなった場所。

四犬士気分で景色を眺めながら味噌おでんを食べると、疲れた足に染み渡る〜。
妄想が止まらない、最高の時間。

四犬士や馬琴先生も夢中になった岩山

妙義山は、馬琴先生が

「その奇その妙、面(まの)あたり、目に見て、耳に聞く物から、夢ににて、夢ではない。」
(その奇妙で素晴らしい絶景は、実際に目にして耳で聞いても、まるで夢のようで、しかし夢ではない現実の絶景だ)
とまで書いた、馬琴先生もすごい熱量の聖地。

信乃・現八・荘助は身軽にぴょんぴょん行けそうだけど、
巨体で相撲が得意な小文吾は大変だったんじゃ…?
そんな妄想をしながら歩くのも楽しい。

四犬士たちが遊観した妙義山を実際に歩いてみると、
馬琴先生があれほど熱く描いた理由がよくわかる。

岩山に圧倒され、鎖場に悲鳴を上げ、
遠くの山を眺めながら八犬士たちの姿を妄想する。

八犬伝の世界を体感したいなら、妙義山は間違いなく外せない聖地でした。

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